モンブラン 「スターレガシー ニコラ・リューセック クロノグラフ」~ マイスターシュテュック 100周年記念モデル

 From : MONTBLANC (モンブラン )



「モンブラン スターレガシー ニコラ・リューセック クロノグラフ」~マイスターシュテュック 100周年を記念する限定モデル

有名な筆記具マイスターシュテュックの100周年を祝福して、モンブランは、アイコニックな万年筆からのデザイン要素を組み込んだ、リミテッド エディションのスター レガシー ニコラ・リューセック クロノグラフを発表します




マイスターシュテュックのストーリー
ブラックの葉巻型のデザイン、3つのゴールドリング、そしてハンドクラフトによって仕上げられたゴールドのペン先が特徴のマイスターシュテュックは、メゾンの最も有名な筆記具として、モンブランの代名詞になりました。

この筆記具は当初、モンブランの職人らが自分たちの技術に対する情熱の証として、また長年かけて磨き上げたサヴォアフェール(匠の技)を実証するために、個人的に作っていたものでした。メゾンのお客様から “日常使いではない” 特別な万年筆を依頼されたことから、この万年筆は一般に発売されることになりました。それが、今から100年前の1924年のことです。今日、このアイコニックな筆記具は、モンブラン最高のクラフツマンシップの象徴であり、最も有名な筆記具であり続けています。

この筆記具の名前である”マイスターシュテュック”とは、ドイツ語でマスターピースという意味です。最初、この名前はフランスでは「chef d’oeuvre」、イタリアでは「capolavoro」というように、各市場に合わせて翻訳されていました。現在、ドイツ語の名前の”マイスターシュテュック”のみが世界中で使用されており、この筆記具のドイツのルーツを思い出させてくれます。


筆記具と腕時計との出会い
時間を「書く」ことは、固定されたペン先とインクを使用して経過時間を記録する初の時計アイテムとしての、ニコラ・リューセックのタイムピースの背景にあるオリジナルのアイデアでした。今年、モンブランの有名な筆記具とその節目となる100周年に敬意を表して、メゾンは、この万年筆のデザインコードにインスパイアされた、リミテッドエディションのスターレガシーニコラ・リューセッククロノグラフマイスターシュテュック100 周年を発表します。



モンブランスターレガシーニコラ・リューセッククロノグラフマイスターシュテュック100周年500本限定のこのタイムピースは、43mmステンレススティールケースに収められており、交換可能なアリゲータープリントのブラックカーフレザーストラップが組み合わせられています。マイスターシュテュックとの結び付きが、このタイムピースのダイヤルとケースバックの多数の美しいディテールに表されています。

ブラックのダイヤルには、1920年の筆記具のブループリントがルミネセントプリントで装飾されています。オフセンターに配置された時・分を表示するダイヤルには、マイスターシュテュックのキャップやモンブランタイムピースのリューズに必ず見られるモンブランエンブレムの寸法表がデザインされています。



当初から、モンブラン山の標高の4810メートルは、マイスターシュテュックと密接に関係しており、“4810” という数字は、パッケージとキャップに、そして1930年から現在に至るまではペン先にも表現されています。この重要な数字は、モンブランスターレガシーニコラ・リューセッククロノグラフマイスターシュテュック100 周年のダイヤルにも見られ、“48” と“10” の数字が2つの回転式ドーム型のクロノグラフディスク上に配置されています。

マイスターシュテュックは特に、ゴールドのアクセントで強調されたブラックとホワイトの外観で有名です。同様に、モンブランスターレガシーニコラ・リューセッククロノグラフマイスターシュテュック100 周年も、2つの回転式ドーム型ディスクの間のゴールドカラーのブリッジ、ローズゴールドコーティングのドルフィン型の時針と分針、そしてローズゴールドコーティングのアラビア数字など、数多くのゴールドのアクセントが特徴です。これらのゴールドのアクセントが、ステンレススティールケースと組み合わせられることで、マイスターシュテュックのペン先に見られるバイカラーデザインを想起させます。


タイムピースを裏返すと、ケースバックを通してローターを観察することができ、カリグラフィーの動きにインスパイアされた繊細な“8”のシンボルを使用した、手書きの世界に敬意を表する特別な装飾が現れます。


タイムピースの選択
モンブラン スターレガシー ニコラ・リューセック クロノグラフは、固定されたペン先とインクを使用して経過時間を記録したオリジナルの時計機構として、筆記の世界と密接な関係があります。

このストーリーは、1821年9月1日(土)パリのシャン・ド・マルス競馬場から始まりました。そこでニコラ・リューセック (1781-1866) は、各馬がゴールラインを通過した瞬間を正確に記録するように設計した、彼の最新の発明品であるタイムキーパーをテストしたのです。ニコラ・リューセックは、フランス国王付きの第6代目の時計職人であったばかりでなく、機会を見極めることに長けたビジネスマンでもありました。当時のパリの競馬は一大事業であり、勝ち馬を科学的に記録できたことは、競馬スポーツに大革命をもたらすことになりました。


ニコラ・リューセックの装置の仕組み
ニコラ・リューセックの装置は、馬がゴールラインを通過するたびに、2つの回転カウンター上(1つは分、もう1つは秒を計測)にインクを一滴落とす固定ペン先を使用したものでした。彼の発明は成功を収め、その数週間後、彼はパリの科学アカデミーでこれを紹介しました。アカデミーのメンバーは、この時を計測する装置に魅せられ、この発明を、ギリシャ語で時間を意味する “クロノス” と、書くことを意味する “グラフイン” を組み合わせて、“クロノグラフ” と名付けました。クロノグラフという言葉が誕生し、二コラ・リューセックは世界初のインククロノグラフの発明者となり、高級時計史に足跡を残しました。


最初のモンブラン スターレガシー ニコラ・リューセック コレクション
現代までに話を進めると、2007年、モンブランは、ニコラ・リューセックの技術を応用し、初の自社製ムーブメントが特徴の魅力的な腕時計を発表しました。リューセックのデザイン構造は、60秒の経過時間と30分を表示する、水平に並ぶ2つのクロノグラフカウンターへと形を変えました。回転する針を持つ固定されたカウンターの代わりに、カウンター自体が回転し、2つのカウンターの間の単一のインデックスマーカーが経過時間を表示します。


自社製ムーブメント
モンブラン スターレガシー クロノグラフ ニコラ・リューセックは、モンブランメゾン初の自社製ムーブメントである、自動巻きマニュファクチュール モノプッシャー クロノグラフ ムーブメント MB R200 を搭載しています。



マニュファクチュール クロノグラフに期待される、モノプッシャーメカニズムを制御するコラムホイールを採用しています。輪列とクロノグラフのホイール間の接続は、垂直ディスククラッチによって交互に接続および切断され、ほとんど摩耗することなく機能して、クロノグラフの始動を改善します。このメカニズムは、クロノグラフ作動中に経過時間ディスクがジャンプするのを防ぎます。8時位置には人間工学に基づき配置されたモノプッシャーを備えており、右手の親指で簡単に操作することができます。



また、時間と日付の迅速なリセットメカニズムは、あるタイムゾーンから別のタイムゾーンへと移動する旅行者にとって実用的な機能です。これらのインジケーターは、分針の位置に影響を与えることなく、時計回りまたは反時計回りのどちらかにリセットすることが可能です。レートは、ネジ付きの直径 10 mm の大型テン輪で調整され、高慣性モーメント(12 mgcm²)および 28,800 A/h(4 Hz)の振動数で定期的に振動します。安定したレートは、約72時間のパワーリザーブを提供するツインバレルにより、さらに高められています。さらに、テンプ受けがオープンワークのため、振動子の正確な位置合わせが可能になり、最適な耐衝撃性を実現します。

新作モンブラン スターレガシー ニコラ・リューセック クロノグラフ マイスターシュテュック 100 周年 は、モンブランの2つの貴重なラグジュアリーアイテムを組み合わせた特別なタイムピースです。500本限定のこのスペシャルエディションは、時計と筆記具のクラフツマンシップを愛する方のために、モンブランの最高のヘリテイジを非常にコンテンポラリーなクロノグラフに取り入れています。


【仕様】
モンブラン スター レガシー ニコラ・リューセック クロノグラフ
マイスターシュテュック 100 周年 - リミテッド エディション 500本限定
ID番号 133232
リミテッド エディション:500 本
モンブラン:ラボラトリーテスト合格済

ムーブメント:モンブラン マニュファクチュール キャリバー MB R200(自動巻き機械式ムーブメント)
機能:モノプッシャー クロノグラフ、デュアルタイム
・クロノグラフ コラムホールと垂直ディスククラッチを備えたモノプッシャー
・サイズ: 直径 = 31mm/高さ = 8.46mm
・部品数:319
・石数: 40
・パワーリザーブ:約 72時間
・テンプ:チラネジ
・振動数 28,800 A/h (4 Hz)
・ヒゲゼンマイ:フラット
・ローター:カリグラフィーパターンとオープンワークのモンブラン エンブレムが施されたブラックローター
・プレート: ロジウム仕上げとマイクロブラスト プレート
・ブリッジ: ロジウム仕上げ、“コート・ド・ジュネーブ” 装飾
・輪列 より効率的に力を伝達するゴールド仕上げの特殊な歯
・表示:オフセンターの時針と分針、時針と分針と同軸上にセカンドタイムゾーン、デイ&ナイト表示
・6時位置に日付窓
・回転ディスク上の 60 秒および 30 分カウンターと中央のインデックス

ケース:ポリッシュ仕上げ、ステンレススティール製ケース
ケースサイズ: 直径 = 43mm/高さ = 15.01mm
・リューズ:モンブラン エンブレムの入ったステンレススティール製
・プッシャー: 8時位置にステンレススティール製モノプッシャー クロノグラフ
クリスタル: 耐傷性、ドーム型サファイアクリスタル、反射防止二層コーティング
ケースバック:ステンレススティール製、内側に反射防止コーティングが施されたサファイアクリスタルのはめ込みパネル
防水性:5 気圧 (約50m)

ダイヤル:マイスターシュテュックを表現するルミネセントモチーフ入りのブラックダイヤル
・ローズゴールドコーティングのアラビア数字
・ブルールミネセントのドーフィン型の時針と分針
・ブラックロジウムコーティングのスケルトン加工のデュアルタイム針
・マイスターシュテュックを表現した “48” と “10” が表示された2つの回転式ドーム型ディスクの60秒と30分カウンター
・針として使用されているローズゴールドコーティングのアプライドブリッジ
・12時位置のフランジに Chronographe Nicolas Rieussec の文字
・6時位置に Académie des Sciences de Paris - 1821 の文字

リストバンド:交換可能なアリゲータープリントのブラック カーフストラップ
・ステンレススティール製トリプルフォールディングクラスプ

※Super-LumiNova®はモンブランが所有する商標ではありません。



【お問い合わせ】
モンブランお客様サポート
0800-333-0102
www.montblanc.com


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実機画像



W&Wで実機を拝見しました。



ミネルヴァと並ぶ、「モンブランのクロノグラフ」してのニコラ・リューセッククロノグラフ。
特徴的なディスク表示の秒と分のグラフカウンターは唯一無二だと思います。
デュアルタイム表示がついているのも個人的には好みです。


蓄光状態




オリジンのニコラ・リューセックの計時装置がペンを使っていた…と言う事から今回は筆記具としてのモンブランのアイコン、万年筆のマイスターシュテュックとコラボレーション。繊細なスケッチで仕上げられています。



[モンブラン]
優れたクラフツマンシップとデザインの代名詞であるモンブランは、1906年に創業し、瞬く間に筆記文化に革命をもたらして以来、その革新性の境界線を押し広げて来ました。創意工夫とイマジネーションを原動力として、ラグジュアリーな筆記具や時計をはじめ、レザーグッズ、ニューテクノロジーやアクセサリーに至るまで、いずれのカテゴリーにおいても優れたクラフツマンシップの表現を進歩させています。大胆なアイデアとアルチザンのスキルから生み出されるラグジュアリーな‘ビジネスライフスタイルパートナー’を作るという、果てしない使命を反映したモンブランの白い星形のエンブレムは、パフォーマンス、品質、洗練されたスタイルの象徴となっています。世界に足跡(そくせき)を残そうとする人々をサポートするという継続的な取り組みの一環として、モンブランは世界中の教育プログラムへの協賛と、人々に潜在能力を最大限に発揮させることを目的としたイニシアチブを継続的に実施しています。