H.モーザーからアルピーヌ・モータースポーツとのコラボレーション第一弾「ストリームライナー・シリンドリカル トゥールビヨン スケルトン アルピーヌ限定エディション」発表~精度、エレガンス、機械的性能の融合

 From : H. Moser & Cie. (H. モーザー)




精度、エレガンス、機械的性能の融合

この度、アルピーヌ・モータースポーツとのコラボレーション第一弾として、ストリームライナー・シリンドリカル トゥールビヨン スケルトン アルピーヌ限定エディションが発売されます。



H. モーザーは、2 つのブランドの融合を象徴するこのモデルのために、あらゆる角度から精緻な技術を堪能でき、大胆な個性、魅力的なカラー、そしてどんな手首にも快適にフィットする耐久性に優れたラバー製ストラップを備えた、すなわち F1 ドライバーと耐久レースチームならではの美的センスを取り入れたデザインを生み出したいと考えました。その結果、バランスのとれたプロポーションと 12 気圧防水により日常使いにも最適な、彫刻のように立体的で華やかなデザインのモデルが誕生しました。



H. モーザーは、アルピーヌ・モータースポーツとのパートナーシップ締結後初めてのモデルとして、フラッグシップ コレクション「ストリームライナー」を選びました。このラインの名前と特徴的な曲線のインスピレーションの源となった高速列車を思えば、これ以上ないほどふさわしい選択です。そしてこれを機に H. モーザーは、あらゆる角度からムーブメントを鑑賞できるよう、可能な限り素材をそぎ落とした完全なスケルトン バージョンを作り上げました。精度と卓越した技術を具現化したこのストリームライナー・シリンドリカル トゥールビヨン スケルトン アルピーヌ限定エディションは、透明度と立体感あふれるモデルです。
その中心となるのが円筒形のヘアスプリングを組み込んだ 6 時位置のミニッツ フライング トゥールビヨンで、H. モーザーの系列会社であるプレシジョン・エンジニアリング社の優れた専門技術を示すものとなっています。円筒形ヘアスプリングそのものは 18 世紀に発明され、テンプ軸の上部に沿って垂直に立ち上がる仕組みです。当時はしばしばマリンクロノメーターに用いられており、同心円状に伸縮するというメリットがあります。円筒形ヘアスプリングは、2 つの箇所にブレゲカーブを設けることで軸の摩擦が軽減され、等時性が向上されます。今回のモデルのように、このヘアスプリングとトゥールビヨンが組み合わされている場合、その効果はさらに高まります。しかし、円筒形ヘアスプリングの製造には非常に特殊なノウハウやツールが必要であるため、現在では製造が特に難しくなっています。手作業で1 つの円筒形ヘアスプリングを仕上げるには従来のヘアスプリングの 10 倍の時間がかかるためです。



H. モーザーはコントラストの妙手でもあり、今回は伝統的な専門技術と超モダンな時計の融合を実現させました。



12時位置のスケルトン加工のメインダイアルは、半透明の小さなドーム型のダイアルで、透明度の高い合成スピネルにより、H. モーザーとアルピーヌ・モータースポーツを象徴するブルーが明るく印象的な色合いをもたらしています。極めて上質で加工の難しいこの合成スピネルは、時計に強度と付加価値をもたらします。目の肥えた愛好家のためにデザインされたストリームライナー・シリンドリカル トゥールビヨン スケルトン アルピーヌ限定エディションは、時代を超越するエレガンスと控えめな洗練により際立つ存在感を放ちます。

ロゴは一切なく、裏面にさり気なくブランド名が刻印されているのみで、他にはないミニマリスト スタイルがさらに引き立ちます。インデックスにはスーパルミノヴァ® が塗布され、時針と分針にはグロボライト® のインサートが配されており、夜間でも優れた視認性を確保します。ストラップにはファブリック調のブルーの成型ラバーを採用し、洗練されたスタイルを損なうことなく快適な着け心地を追求しました。



自動巻きキャリバー HMC 811 は両面ともにフルスケルトン デザインで、透かし細工が施された大型のゴールド製ローターが振動するのを表からも裏からも眺めることができます。サファイアガラスの下で優雅に回転するフライング トゥールビヨンの軽やかさがこのムーブメントの美しさをいっそう引き立てます。



華やかでありながら、コンパクトなデザインで快適な着け心地のパワフルで洗練されたモデルに仕上がりました。12 気圧防水で、フォーマル シーンのみならずスポーツにも最適です。100 本限定製造。



まさに、疑う余地のない H. モーザースタイルの高級時計です。




【技術仕様】
ストリームライナー・シリンドリカル トゥールビヨン スケルトン アルピーヌ限定エディション

リファレンス: 6811-1200
100 本限定製造
[特長]
ステンレススチール製フルスケルトン モデル、小さな合成スピネル製ドーム型ダイアル、ブルーのラバーストラップ、

[ケース]
ステンレススチール製、わずかにドーム型になったサファイアガラス
直径:42.3 mm
サファイアガラスを除いた厚さ:11.0 mm
サファイアガラスを含む厚さ:14.0 mm
「M」の刻印で装飾されたねじ込み式リュウズ
シースルー ケースバック
12 気圧防水

[ダイアル]
鮮やかなブルーをあしらった 12 時位置の合成スピネルの小さなドーム型ダイアル
スケルトン加工のメインダイアル
スーパルミノヴァ® を塗布したインデックス
グロボライト® インサート付きの時針および分針

[ムーブメント]
フルスケルトン HMC 811、自動巻き、三次元構造の自社製キャリバー
直径:34.0 mm(15 リーニュ)/厚さ:5.5 mm(針またはトゥールビヨンを除く)
振動数:21,600 振動/時
28 石
171 個の部品
ラチェット式両方向自動巻きシステム
ゴールド、フルスケルトン ローター
パワーリザーブ:74 時間
2 つのブレゲカーブを設けた円筒形ヘアスプリング
6 時位置のミニッツ フライング トゥールビヨン
スケルトンブリッジ、手作業で面取を施した輪列ブリッジ
ダイヤモンド面取り
アンスラサイトPVD仕上げのメインプレートおよびブリッジ

[機能]
時針および分針

[ストラップ/ブレスレット]
ブルーのラバーストラップ
ステンレススチールのフォールディング・クラスプ、Moser ロゴのエングレービング


予定価格:15,917,000円(税込)
入荷時期:今夏日本入荷予定


[H. MOSER & CIE.(H. モーザー)]
H. モーザーは Heinrich Moser により 1828 年に創設されました。ノイハウゼン アム ラインファルを拠点とするこのブランドは現在約 90 名の従業員を擁し、18 個の自社製キャリバーを開発、年間に 3,000 個以上の時計を製造しています。H.モーザーは、その姉妹会社であるPrecision Engineering AG(PEAG)を通じて、調速機構やヒゲゼンマイなどの部品を製造しており、これらは自社の生産に使用されるほか、パートナー企業にも供給されています。 Precision Engineering AGは、2012年にモーザーウォッチホールディングスに設立された独立企業であり、エスケープメント用の部品製造を専門としています。H. モーザーはモーザー家の人間を名誉会長とし、Heinrich and Henri Moser 基金の代表に迎えるという栄誉に浴しています。Heinrich Moser の子孫たちに設立された Moser 基金は、一族の歴史を維持するために機能しており、Heinrich Moser 家が住まうシャルロッテンフェル城に併設の Moser 博物館に収蔵すべき昔のモデルの収集といった役目も担っています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされた MELB Holding はH. モーザー、Hautlence、Agenhor SA という企業を擁するに至っています。MELB Holding は伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。