ジャガー・ルクルト、第22回上海国際映画祭とのパートナーシップを祝福～映画とランデヴー

映画とランデヴー

ジャガー・ルクルト、第22回上海国際映画祭との

パートナーシップを祝福

2019年6月15日、スイスの高級時計ブランド、ジャガー・ルクルトは上海のウエストバンド・ アート・センター（West Bund Art Centre）でチャリティ・ディナーを開催し、今年で9年目となる上海国際映画祭とのパートナーシップを祝福しました。
本イベントで、ジャガー・ルクルトは 「監督・ばんざい！賞」を発表し、映画界に大きく貢献した中国人監督を讃えました。



続いて、 ジャガー・ルクルトと上海国際映画祭とのコラボレーションによる中国古典映画の修復と、その遺産保護によって次世代への継承を目的としたチャリティ・オークションを開催しました。



満開の花が 咲き誇る自然にインスパイアされた美しい会場には、フレンド・オブ・メゾンであるアマンダ・ セイフライドやジン・ボーラン、ティエン・チュアンチュアン（田壮壮）監督をはじめとする錚々 たるゲストを世界中から迎え、素晴らしい映画と「時」という芸術を讃えました。



自然の美と時という芸術
ジャガー・ルクルトは186年前にスイスのジュウ渓谷に誕生し、熟練時計職人や名匠たちはその場所の静寂と自然の美しさから、尽きることのないインスピレーションを得ています。彼らは時の鼓動に耳を傾け、自然によるダンスに着想を得て、技術的・芸術的限界を押し上げながら、世代を超えて引き継がれるべき技術に磨きをかけ、傑作と呼ばれるに相応しい作品を作り続けています。
ジャガー・ルクルトは今年のチャリティ・オークションのために、特別にカスタマイズされた世界でたった一つの腕時計、ランデヴー・ムーン・ミディアム・トリビュート・トゥ・シネマ・ユニークピース SIFF 2019を出品しました。この腕時計はピンクゴールド製のケースとギョーシェ仕上げを施したシルバーのダイヤルが特徴で、107個のブリリアントカット ダイヤモンドがあしらわれています。さらに、 6時位置にはムーンフェイズが設けられ、月と星、雲がレッドラッカーの空に浮かび上がります。
オークションの売り上げは、サン・フー監督による1956年公開の作品、『New Year Sacrifice』の 修復に役立てられます。また、修復された作品は、同作の主演女優パイ・ヤン（白楊）の誕生から100年目となる2020年の上海国際映画祭でプレミア上映される予定です。


世代を超えて受け継がれる輝きを讃える
創造と精度に対するジャガー・ルクルトの情熱は映画の世界にもおよび、芸術的価値観を同じく する映画文化を支援しています。ジャガー・ルクルトの「監督・ばんざい！賞」は2007年の ヴェネツィア国際映画祭で創設され、中国人監督の素晴らしい功績を讃えるため、2018年に上海国際映画祭でもスタートしました。
今年の受賞者は、優れた映画監督として名高い、ティエン・チュアンチュアン（田壮壮）氏で、人気女優のアマンダ・セイフライドと上海国際映画祭センター責任者で 上海国際影視節有限公司の共同代表も務めるフー・ウェンシア氏、またジャガー・ルクルトCEOのカトリーヌ・レニエから賞が授与されました。


●チャリティーオークションにて。左からジャガー・ルクルト東南アジア・オセアニア地区マネージングディレクターMaxence Kinget, ジャガー・ルクルトCEOのカトリーヌ・レニエ、オークション落札者の方、俳優のジン・ボーラン
 


●左から、アマンダ・セイフライド、ジャガー・ルクルトCEOのカトリーヌ・レニエ、上海国際映画祭センター責任者で上海国際影視節有限公司の共同代表も務めるフー・ウェンシア氏、ステラ・トン。

中国における“第五世代”監督をけん引する ティエン・チュアンチュアン氏は影響力も大きく、人間や社会、自分たちが生きている時代に対する認識や考察を作品の中で表現しています。映画『The Horse Thief』（1986年）は、2019年の カンヌ・クラシックスの一環としてチベット語の4Kバージョンに修復されました。


30年以上にわたって、監督、プロデューサー、俳優としても活躍するティエン・チュアンチュアン氏は、中国語で 製作された映画の発展と普及に尽力し、中国の才能ある次世代のメンター的な存在となっています。映画という芸術に対する同監督の揺るぎない情熱は、時という芸術において絶えず革新を追求する ジャガー・ルクルトの情熱にも共鳴しています。



『フラワーズ・オブ・シャンハイ』とランデヴー
上海国際映画祭とのパートナーシップにより、ジャガー・ルクルトは中国古典映画の修復を支援し、2011年以降、中国を代表する10本以上の映画作品が最新の4Kテクノロジーを駆使して修復されました。対象となった映画は時代やジャンル、テーマ、地域が異なるものの、中国史や古き良き時代の思い出を保存するという共通点があります。
今年は、1998年に公開されたホウ・シャオシェン （侯 孝賢）監督の傑作『フラワーズ・オブ・シャンハイ』の修復に成功し、今回の上海国際映画祭にて再上映されました。本作はカン・ホウケイ（韓邦慶）氏が執筆した中国初の白話小説『海上花列伝』で、後にアイリーン・チャン（張愛玲）氏によって翻訳された『Flowers of Shanghai』を原作としています。19世紀末の上海を舞台に、ホウ・シャオシェン監督ならではの芸術性と長回しのテイクに よって感情的葛藤が描写されています。上海語による緊迫した会話と緻密に作られた衣装、セットを彩るアンティークの小道具を巧みに融合し、清朝末期の上海のスタイルが美しく再現されました。
ジャガー・ルクルトは、映画の文化的遺産の保護を支援することで、映画史に新たな一章を記す一助となれることを誇りに思います。光陰矢の如し、しかし、芸術における伝説は不朽なのです。




●上海でのアマンダ・セイフライドとジン・ボーラン






ジャガー・ルクルト
創設以来、ジャガー・ルクルトは正確さを完全な芸術へと昇華させ、高度なサヴォアフェール（ノウハウ）と 芸術的センス、精密化と精巧な外観美の完璧な均衡を見出しました。1833年より培われた発明精神に忠実に、 マニュファクチュールの職人たちは最先端の高級時計コレクションを創造しています。レベルソ、マスター、 ジャガー・ルクルト ポラリス、ランデヴー、アトモス。グランドメゾンが時の流れとともに築き上げた豊かな 遺産は、絶え間ないインスピレーションの源となり、前例のないタイムピースを生みだすことで、時計製造の 限界を押し広げていきます。
www.jaeger-lecoultre.com