RJ WATCHES (ロマン・ジェローム)が破産申請へ～大株主の投資会社からの出資停止で

RJからの直接のメールで伝えられたところによると、RJ(ロマン・ジェロームの名前でより有名な)が2020年2月27日付で破産申請を行うことを発表しました。

その内容を抄訳しますと、

『大株主の投資会社からの投資停止が決定され、この通知は予測不可能かつ即時に発動されたため、新たなる買い手(投資者)を探すことも不可能であり、会社の破産と全従業員を解雇する以外の選択肢はありませんでした。
CEO マルコ・テデツキとRJチームはこの決定をしなければならないことを深く悔いていますが、33人の雇用を停止しRJの偉大なる旅は終わりました』

以上のような内容でした。


この決定に、ウォッチーズ&ワンダーズ ジュネーブ2020の開催中止が関連するかどうかは不明ですが、RJはW&WGの独立系が集まるCARRÉ DES HORLOGERS(カレ・ド・オロロジ：時計の広間)に出展し、もともとはロマン・ジェローム(Romain Jerome)というブランド名でしたが、ブランドの再出発とコレクションを統合し、強化するためにRJと改名していました。



●最新作としてプロモーションされていた限定モデル 「ARRAW SPIDER-MAN TOURBILLON」。



取り急ぎ、速報でした。



RJ
2004年ジュネーブで創業。スイス高級機械式時計の伝統と文化が持つクリエイティビティーや技術を体現するRJ は、自然そのままの美しさに洗練された魅力を加え、新たな価値観を生み出す時計ブランドです。
RJは、バットマン、スパイダーマンといったスーパーヒーローやスーパーマリオ、スペースインベーダー、パックマンなど人気のあるゲームキャラクター等、ポップカルチャーのアイコンからインスピレーションを引き出すコラボレーションコレクションで現代の時計デザインにおいて独自の世界観を実現しました。
RJは、2018年に新たなCEOマルコ・テデスキを迎え、彼の創造的な指揮の下で再スタートしました。 以来RJは、本社のあるスイス・ジュネーブにRJ STUDIOを新設、自社ムーブメントを製造していました。
https://rjwatches.jp/ より抜粋