ブルーインパルスとプロマスターと…

 By : KITAMURA(a-ls)

5月29日、航空自衛隊の飛行チーム「ブルーインパルス」が、新型コロナウイルスの感染拡大防止ならびに感染患者の治療に命懸けで奮闘努力されている医療従事者の方々への敬意と感謝を表すため、東京都心上空を飛行した。

今回のパンデミックに対してとられた一連の国の施策の中でも、最も素晴らしいもののひとつと感じたこの飛行には、2月以降、不自由でどこか鬱々としていた日常に、解放感とか希望とか光とか感謝とか、とにかくポジティヴなものを強く思い起こさせてくれた。
光の中を飛ぶブルーインパルスとそれを見上げる表情、この光景にはとても感情を揺さぶられた。


画像は https://www.jiji.com/jc/p?id=20200529130625-0034834323 ©時事ドットコムより
●自衛隊中央病院(東京都世田谷区)で飛行するブルーインパルスに手を振る医療従事関係者(2020年05月29日)


太古から、人は天を見上げて生きてきた。
昼は太陽、夜は星、それらの移ろいから"時"という概念を獲得し、日食や月蝕からは吉凶を感じてきた。
時を経て、やがて人はその天空を自由に飛翔できるようになった。
空にあるもの、見上げられるもの、それは古くから特別なもので、だから人はそれを畏怖したりそれに惹かれたりもしてきたのだが、だから…もしかしたらパイロット・ウォッチというのは、他の時計よりも何か特別な神々しいものを、そこに内包しているのかもしれないとか、ふと思った。


そういえば、
まだ危機感も希薄だった2月の上旬にこんなニュースをUPしていたことを思い出す。




『シチズン プロマスター』
本格パイロットウオッチ「ブルーインパルス」限定モデル発売


シチズン時計株式会社は、プロフェッショナルスポーツウオッチとしての高い性能に加え、「想像力」という価値を提案する『シチズン プロマスター』から、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」限定モデル2 モデルを2020 年7月に発売します。


シチズンがブルーインパルスモデルを1999年に初めて発売して以来、今回で4 回目となります。
ブルーインパルス創設60周年となる2020年は、光発電エコ・ドライブGPS 衛星電波時計※1 CC7015-63Eとエコ・ドライブ電波時計※1 CB5001-65Aの2モデルを発売します。
※発売時期、限定数量ともに予定です。


ブルーインパルスとは
航空自衛隊の存在を多くの人々に知ってもらうために、航空自衛隊の航空祭や国⺠的な大きな行事などで、華麗なアクロバット飛行(これを展示飛行と呼びます)を披露する専門のチーム、それがブルーインパルスです。正式名称は、宮城県松島基地の第4航空団に所属する「第11 飛行隊」。青と白にカラーリングされた6 機の機体が、大空で展開する一糸乱れぬフォーメーション、そしてダイナミックなソロ演技――次から次へ繰り広げられる驚異のパフォーマンスは、初めて観る⼈にとっては驚きの連続に違いありません。地上は大きな感動と歓喜の声に包まれます。その美しく雄大、華麗にして精密なフライトは、内外から高い評価を得てきました。

1960 年の創設より、1964 年第18 回オリンピック競技大会開会式、1970 年日本万博博覧会開会式、1990 年国際花と緑の博覧会開会式、2002 FIFA ワールドカップ開会式などで飛行し、2020 年創設60 周年を迎えました。これからもブルーインパルスは、「創造への挑戦」を合言葉に、より多くの⼈に「夢・感動」を感じていただける展示飛行を求め続けていきます。
ブルーインパルス公式サイト https://www.mod.go.jp/asdf/pr̲report/blueimpulse/index.html






シチズン プロマスター
エコ・ドライブGPS 衛星電波時計 F990
ブルーインパルス エディション
CC7015-63E



ブルーインパルスのエンブレムが入った裏ぶた。


■プロマスター SKY シリーズの最上位モデル、GPS 衛星電波時計F990 の「ブルーインパルス」限定数量モデル
2020 年に創設60 周年を迎えたブルーインパルスの機体カラーを差し色に、大胆に5層のパーツを重ねた多層構造のフェイスデザインが特長です。コックピットやヘッドアップディスプレイをイメージし、透明の板とベースの板で時針を挟んだサンドイッチ構造の文字板を採用しています。本格パイロットウオッチとして航空計算尺やビジュアルシグナルコード※2 も備えています。
裏ぶたにはブルーインパルスのエンブレムと、シリアルナンバー刻印が入った限定モデルならではの特別仕様です。本モデルは、定期的な電池交換が不要なエコ・ドライブで、時刻情報のみであれば、GPS 衛星電波を世界最速レベル「最短3 秒」※3 で受信し、高速でホームタイムの時刻修正が可能です。りゅうずのみの簡単操作で、39 タイムゾーンの時刻とカレンダーを表示するダイレクトフライト機能(ワールドタイム機能)やホームとローカル、二つの時刻を同時に表示し、それらを1 ステップで入れ替え可能なダイレクトチェンジ機能などプロマスター スカイシリーズの最上位モデルとして充実したスペックです。ケースとバンドには軽く、耐傷性に優れたスーパーチタニウムTM※4を採用しています。


CITIZEN PROMASTER /
エコ・ドライブGPS 衛星電波時計 F990 ブルーインパルス エディション
商品番号 :CC7015-63E
発売時期 :2020 年7 月
希望小売価格 :250,000 円 税
限定数量 :500 本予定

ケース/バンド :スーパーチタニウムTM(デュラテクトMRK DLC※5、MRK)/スーパーチタニウムTM(デュラテクトMRK)
ガラス :サファイアガラス(無反射コーティング)
サイズ :ケース径47.2mm / 厚み16.7mm(設計値)
[主な機能]
Cal. F990/ 光発電エコ・ドライブGPS 衛星電波時計 /月差±5 秒(非受信時)/ フル充電時約5 年可動(パワーセーブ作動時)/衛星電波受信機能・位置情報取得機能・自動時刻受信機能/ワールドタイム機能(39 タイムゾーン)/デュアルタイム表示/サマータイム機能/アラーム/パーペチュアルカレンダー※6/ライトレベル インディケーター※7/クロノグラフ機能(1/1 秒, 24 時間計)
■20 気圧防水 ■JIS1 種耐磁 ■耐ニッケル■夜光(針・インデックス)■ビジュアルシグナルコード■航空計算尺■限定BOX 付




■ワールドタイム電波時計を搭載するパイロットウオッチ 「ブルーインパルス」限定数量モデル
ラージサイズの時分針と夜光付きインデックスで高い視認性を実現しながら、ブルーインパルスをイメージしたカラーリングや文字板と裏ぶたに配したブルーインパルスのエンブレムが特長の限定モデルです。
エコ・ドライブ電波時計ムーブメントCal.E660 を搭載する本モデルは、標準電波を世界4 エリアで受信し、時刻・カレンダーを定期的に自動修正します。りゅうずのみの簡単操作で世界24 都市の時刻・カレンダーに素早く切り替えるダイレクトフライト機能(ワールドタイム機能)や、プロフェッショナルな使用にも耐える航空計算尺を装備。また、アラーム機能の他、2100 年2 月28 日まで日付修正不要のパーペチュアルカレンダーを装備しています。



シチズン プロマスター
エコ・ドライブ 電波時計 E660
ブルーインパルス エディション
CB5001-65A


ブルーインパルスのエンブレムが入った裏ぶた。


CITIZEN PROMASTER / エコ・ドライブ電波時計 E660 ブルーインパルス エディション
商品番号 :CB5001-65A
発売時期 :2020 年7 月
希望小売価格 :65,000 円 税
限定数量 :800 本予定

ケース / バンド :ステンレス
ガラス :サファイアガラス(無反射コーティング)
サイズ :45.9mm/14.1mm(設計値)
[主な機能]
Cal. E660 / 月差±15秒(非受信時)/ 光発電エコ・ドライブ / フル充電時約3年可動(パワーセーブ作動時)/ダイレクトフライト搭載 /日中米欧電波受信 / 1/1秒クロノグラフ(60分計)/ アラーム / ワールドタイム機能(24都市)/ パーペチュアルカレンダー
■20 気圧防水 ■夜光(針・インデックス)■航空計算尺■限定BOX 付



オリジナル記事
https://watch-media-online.com/news/2930/
註釈の[※1]~[※6]までは上記オリジナル記事でご確認ください。


【お問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
フリーダイヤル 0120-78-4807 (受付時間 9:30〜17:30 祝日除く月〜金)


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私事だが、先月から個人名のKITAMURAで記事を書いている。
2010年に、主にA.Lange & Söhne のことを書く個人ブログを始めたときに、そのブランド・イニシャルからa-lsというブログネームにしたのだけれど、その時はまさかこんなに長くそして深く時計業界に関わることになるとも思ってもいなかったわけで、『えーと、「a-ls」と「Lange Ichiro」、どっちかにしようかな』とか迷った程度の、まぁそんな結構イイ加減なネーミングだった。
今となっては「Lange Ichiro」を選ばなかった自分を褒めてあげたいが(笑)、WATCH MEDIA ONLINEを作ってからは(サイト創設時からABOUT USページには個人名のクレジットは記してあったのだが、あまり気づかれていないようなので)、名刺をお渡しする際に、『記事はエー・セス・エルという名で書いてまして…』とか説明するのも面倒くさく、また、編集人という立場からも発信する側の責任としても、こちらの身元をある程度明らかにする必要性も感じていたので、先月ひっそり変更した次第。

思うに、個人ブログの頃は、かなり気軽にその日に感じたよもやま話なども投稿していたが、WATCH MEDIA ONLINEを始めてからは、ある程度ちゃんとした時計記事にしなくてはという気負いもあってか、ひと言感想のような短くフランクな記事は控え気味になったという反省点はあるものの、WATCH MEDIA ONLINEも開設から3年を超えて、当初考えていたような時計ニュースを扱う日本語サイトの先駆けとしての役割は微力ながら果たせたのかなとは感じている。
単なる時計好きのアマチュアが無料でプロのサイトよりも早くニュースや情報を掲載するということを始めて3年、既存サイトのニュースの掲載スピードは格段に速くなったし、特性を持った後続のサイトもいくつか誕生したし、時計愛好家の方々がデイリーに受け取るニュースの量も質も、WATCH MEDIA ONLINEをはじめた2016年当時とは比較にならないほど充実していると思える。
そこでそろそろWATCH MEDIA ONLINEも次なるステップ、たとえばユーザー間のスタンスや互いの距離感をその嗜好別により緊密化できたり、共有できたりするエリアを作っていけたらと考えている。
まず緊急的には、この新型コロナ禍によって生業でダメージを受けている、特に飲食業界、エンタテインメント業界という自分がこれまでお世話になってきた友人たちにWATCH MEDIA ONLINEを通じて出来る支援の形を模索することを、ある程度のスピード感を持ってやっていかなければと感じているが、そのための人手も必要で、WATCH MEDIA ONLINEと一緒に何かやることに興味を感じる方がいらっしゃったら、是非コンタクトをよろしく。

ま、それもこれも、冒頭に書いたブルーインパルスが飛ぶ空を見上げて、2ヶ月ほど続いていた鬱々とした状態から何か動き出さなくてはと感じ、シチズンさんのニュースにかこつけて、久々に思うままにブログを書いてみているわけだが、今後はこういう投稿も増やしていければと思う。
というのも、WATCH MEDIA ONLINEという時計ニュースサイトをゼロから始めるにあたって、どのブランドに対してもある程度フラットなスタンスをとることを意識してきた。でもこれからの自分の投稿においては、個人ブログ時代には顕著だったドイツ時計(=我が陣営)ズブズブなタッチも、たまにはアリかなとか(笑)、あまり自分で自分を縛らない自由なWATCH MEDIA ONLINEの投稿者のひとりでありたいと、今は思いはじめている。
同好の方々、共感してくれる方々、特に時計に関するブログを書きたい方や、愛好家に向けて自分の想いを広く発信したい方は、もちろん常に募集中なので、info@watch-media-online.com まで、まずはご連絡を!