オメガが新作、「スピードマスター クロノスコープ」を発表

 By : KITAMURA(a-ls)

【※9/29追記:オメガからの公式の日本語プレスリリースが出ましたので追記のうえ再投稿しました】


お待たせしました。
取り急ぎ英文の抄訳などで速報をお届けしていましたが、オメガさんより仕様や価格情報などを含んだ日本語の公式プレスリリースが出されましたので、記事頭に追記しました。





2021年新作「スピードマスター クロノスコープ」を発表~1940年代から続くオメガ クロノグラフ ウォッチへのオマージュ、10月1日より発売開始


オメガは2021年新作として「スピードマスター クロノスコープ」を発表し、10月1日より全国のオメガブティック、および正規販売店で順次発売を開始します。


スピードマスター クロノスコープ(SS、手巻き、レザーストラップ)
979,000円


オメガ スピードマスター クロノスコープについて

このコレクションは、1940年代から続くオメガのクロノグラフ リストウォッチの歴史からインスピレーションを得て誕生しました。クロノスコープという言葉は、ギリシャ語の伝統的な2つの表現を 組み合わせたものです。時間を意味する "Chronos:クロノス "、そして観察することを意味する"Scope:スコープ "からなり、ある事象の持続時間を正確に把握するための装置を意味します。今回、新たに発表した43mmサイズの「スピードマスター クロノスコープ」は、この機能を見事に、しかも多様性を持って実現しており、精巧な文字盤に以下の3つのスケールがプリントされています。



タキメーター:距離をもとに速度を計測
走行距離をもとに走行速度を計測します。スケールは特定の2地点間の平均移動時間を測定する ため、移動距離がマイルでもキロメートルでも関係ありません。

テレメーター:音速をもとに距離を計測
シンプルな2つのステップを踏むだけで、現地点と対象物との間の距離を正確に計測できます。 例えば雷など、目に見えて音も聞こえる物からの距離です。

パルスメーター:心拍数を計測
遅すぎるのか、速すぎるのか、またはちょうどいいのか?30回の脈拍の計測で 1分間の心拍数が わかります。自分の心拍数だけでなく、他人の心拍数も測れます。





歴史にインスパイアされて
クロノスコープのデザインには、オメガの歴史に対するオマージュが表れています。1940年代の オメガのクロノグラフ腕時計に採用されていた“スネイル”デザインがダイアルに施されているほか、20世紀の特徴であるリーフ型の針や、ダイアルのアラビア数字の下をエレガントに流れる“スパイラル”トラックパターンも取り入れています。




ムーブメント
ケースバックのサファイアクリスタル越しに見えるのは、美しい仕上げが施された新しい手巻きのコーアクシャル マスター クロノ メーター キャリバー 9908です。特に目を見張る特徴は、ブリッジのデザインです。アラベスク模様のジュネーブ装飾仕上げが、ムーブメントの中心からではなく、てん輪から始まっていますが、これはオメガにとって初めての試みとなります。


またこの時計のパワーリザーブを向上させるため(60時間)、 オメガは耐摩耗性のあるダイヤモンドライク カーボンコーティングを施したツインバレルを導入しています。オメガのコラムホイール機構により、クロノスコープの複数の機能を正確に作動させているのです。

マスター クロノメーター認定を受けたこのムーブメントと時計は、スイス連邦計量・認定局(METAS)が定めた業界で最も厳しいテストをクリアしており、最も過酷な環境下でもその価値が証明されています。


バリエーション
今回は、ポリッシュ&ブラッシュ仕上げのステンレススティール製のモデル6種類と、オメガ独自のブロンズゴールドを使用したモデルの計7種類が揃います。


スピードマスター クロノスコープ(SS、手巻き)
ブレスレット 各1,023,000円

ステンレススティールには、シルバーダイアルにブルーの針、ブルーダイアルにロジウム加工の針、シルバーダイアルにブラックのサブダイアルを配した“パンダ”ダイアルがあり、それぞれにブレスレットとレザーストラップがラインナップされています。


スピードマスター クロノスコープ(SS、手巻き)
レザーストラップ 各979,000円

ラグ間21mm/バックル部分16mmとテーパーをかけたデザインのブレスレットは、特許取得のコンフォートリリースシステムによって、2.3mmまで 2段階の調整が可能です。ベゼルリングは、ブルーまたはブラックの陽極酸化アルミニウム製です。


スピードマスター クロノスコープ(ブロンズゴールド、手巻き、レザーストラップ)
1,661,000円 <11月発売予定>

* ブロンズゴールドはオメガが開発した唯一無二のブロンズ合金です。50%の銅のほか、37.5%のゴールド、パラジウムや銀など不活性な成分を豊富に含んでいます。美しいソフトピンクの色合いが特徴的で比類のない耐腐食性を備えており、緑青を発する ことなく、ブロンズならではの経年変化も楽しめます。



【仕様】
スピードマスター クロノスコープ
[Movement]
Cal.9908(新キャリバー)
・手巻き、44 石、毎時 28,800振動(4Hz) 、パワーリザーブ 60 時間。
・コラムホイール式クロノグラフ機構、コーアクシャル脱進機、COSC 認定クロノメーター取得。
・スイス連邦計量・認定局(METAS )によるマスター クロノメーター取得。
・15,000ガウス の超耐磁性能、耐摩耗DLC(ダイヤモンドライクコーティング)を施したツインバレル。
・てん輪を起点としたアラベスク模様のジュネーブ装飾仕上げ。
*5 年間の国際保証

[Case]
径:43.00mm、厚さ:12.8mm
防水性:50m
素材:ポリッシュ&ブラッシュ仕上げのステンレススティール製、またはブロンズゴールド製
ベゼル:
・【SSモデル】ブルーもしくはブラックの陽極酸化アルミニウム製ベゼルリング
・【ブロンズゴールドモデル】ブラウンセラミック製のベゼルリングに“ビンテージ”エナメルのタキメータースケール
両面に無反射加工を施したボックス型強化サファイアクリスタル風防
シースルーケースバック(内側に無反射加工を施したフラットなサファイアクリスタル)

[Display]
センター時・分・クロノグラフ秒針
9時位置にスモールセコンド、3時位置に12時間と60分の積算計

[Dial]
【SSモデル】
・ブルー、シルバー、もしくはブラックサブダイアル付のシルバーダイアル
・ブルー、ロジウム仕上げ、もしくはブラック仕上げのアラビア数字のアプライドインデックス
【ブロンズゴールドモデル】
・エイジング加工の酸化銅 [CuSn8]のダイアル
・ブロンズゴールドのPVDコーティングを施したアラビア数字のアプライドインデックス
【両モデル共通】
・“スネイル”装飾、3種のスケール(タキメーター/テレメーター/パルスメーター)

[Hands]
【SSモデル】
・ブルー、ロジウム仕上げ、もしくはブラック仕上げのリーフ針
【ブロンズゴールドモデル】
・ブロンズゴールドのPVDコーティングを施したリーフ針

[Bracelet/Strap]
ブレスレット:ポリッシュ&ブラッシュ仕上げのスクリュー&ピン式ブレスレット、特許取得のコンフォートリリースシステムにより2.3mmまで2段階の調節可能


ストラップ:
【SSモデル】
・ブルー、ブラウン、またはブラックレザー
・ブラックのストラップは内側にレッドラバーライニングを施し、パンチング加工
【ブロンズゴールドモデル】
・ブラウンレザー
・ポリッシュ&サンドブラスト仕上げのブロンズゴールド製バックル付

[Price]
【SSモデル】
・ブレスレット 各1,023,000円(税込)
・ストラップモデル 各979,000円(税込)
【ブロンズゴールドモデル】
・1,661,000円(税込)

発売日
SSモデルは10月1日より、ブロンズゴールドモデルは11月より、オメガブティックおよび正規販売店にて順次発売予定



【お問合わせ】
オメガお客様センター
TEL:03-5952-4400


※追記部分は以上です。



オメガが新作、「スピードマスター クロノスコープ」を発表した。

日本語のプレスリリースが配信される前だが、非常に興味深い作品なので、英文資料の抄訳(記事中の太字部分)と印象で速報的な記事をお届けしようと思う。



一見してわかる特徴的なことは、計測機能を重視している点だ。
「タキメーター」、「テレメーター」、そして「パルスメーター」を表示しており、これがデザイン的にも非常に印象的(古典的)で、つまりはまぁカッコ良く仕上がってる。



『クロノスコープという言葉は、ギリシャ語の2つの伝統的な表現を組み合わせたものです。時間を意味する "Chronos "と、観察することを意味する "Scope "です。このツールは通常、2つの地点または事象の間の時間を測定します。オメガの驚異的な新しい43mmのクロノスコープは、この機能を見事に、しかも複数のレベルで実現しています。』



ケースサイズは43mmと少し大きめではあるが、この計測機能と視認性を考えると、最前の選択と言えるのかもしれない。

このモデルには過去のモデルへの敬意が払われている。
飛行機や電車など、人間が徒歩以上の高速な移動手段を手にする科学技術の発明、そして医学・化学の進歩は、それまでに用いられていなかった新しい計測を必要とすることになる。そして、それらが時計という計測機械において開花した1940年代のオメガがそれである。


●1949年代のスネイルデザインのクロノグラフ

『今日のクロノスコープモデルは、オメガの過去への敬意を表しています。ダイヤルには、1940年にオメガのクロノグラフ腕時計に採用された詳細な「スネイル(カタツムリ)」デザインが採用されています。ダイヤルは、1940年代のオメガのクロノグラフ腕時計に採用されていた詳細な「カタツムリ」のデザインです。20世紀 20世紀は、各モデルのリーフ型の針や、「スパイラル」と呼ばれる針にもその名を刻んでいます。また、アラビア数字の下を優雅に走る "スパイラル "トラックパターンにも20世紀の息吹が感じられます。文字盤のアラビア数字の下にエレガントに配された "スパイラル "トラックパターンにも、20世紀の息吹が感じられます。』

心臓部分は、新キャリバー9908・自動巻き。ナンバーから推察するに、Cal.9900からの進化バージョンで2万8800振動/時、
マスタークロノメータ認定(METAS)を取得している。



『ケースバックのサファイアクリスタル越しに見えるのは、美しい仕上げが施された自動巻きのオメガ コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー9908です。傑出した特徴は、クロノスコープのブリッジのデザインです。唐草模様のジュネーブウェーブは、ムーブメントの中心ではなく、バランスホイールから始まっていますが、これはオメガにとって初めての試みです。この時計のパワーリザーブを向上させるために、オメガは耐摩耗性のあるダイヤモンドライクカーボンコーティングを施したツインバレルを採用しました。
ムーブメント オメガのコラムホイール機構は、「クロノスコープ」の複数の機能の正確な動作を保証します。マスター・クロノメーターの認定を受けているため、ムーブメントと ムーブメントと 厳しい環境下でその価値を証明しています。スイス連邦計量研究所(METRO)が定めた業界で最も厳しいテストをクリアし、マスタークロノメーターとして認定されました。』



モデルとしては、ステンレス6モデル(ポリッシュ仕上げのステンレススチールを使用)、ブロンズゴールド1モデル、という計7モデルが発表されている。

『ステンレス・モデルは
・シルバー文字盤にブルーの針を配した2モデル。
・ブルー文字盤とロジウムメッキの針を持つ2つのモデル
・シルバーのダイアルとブラックのサブダイアルを持つ2つのモデル

インデックスはアラビア数字で、ブルーまたはブラックの陽極酸化アルミニウム製ベゼルリングが採用されている。
新しいスティール製バックル付きのレザーストラップ、または魅力的なステンレススティール製ブレスレットからお選びいただけます。魅力的なステンレススティール製ブレスレットからお選びいただけます。』



オメガのエクスクルーシブな素材であるブロンズゴールドの1モデルには、

酸化処理を施したブロンズダイヤルには特別なパティーナ仕上げが施され、サブダイヤルはオパリンシルバー。
ポリッシュ仕上げのブラウンセラミック製ベゼルリングには、"ヴィンテージ "エナメルのタキメータースケール。
ブロンズゴールドPVDコーティングを施したリーフ型の針とアラビア数字。
ポリッシュ仕上げとサンドブラスト仕上げのブロンズゴールドPVDコーティングを施したブラウンのレザーストラップ。




取り急ぎ、本稿は取り急ぎの速報記事ということでご勘弁いただきたい。
※正式リリースが出た段階で、「仕様」や価格情報などの詳細を、記事の先頭に加筆しました。

あとは気になるのは、"スヌーピー"なんかもそうだけど、入荷が無くて全然手に入りにくいとか、そういうモデルになるのかどうかなどだが。。。なにはともあれ話題の作品には違いない!!