吉祥寺「江口時計店」からカルティエなど盗んだ窃盗の容疑で 栃木の男を逮捕

【※9/30日付・続報を追記しました】

去る5月、東京・吉祥寺の「江口時計店」からカルティエのヴィンテージ腕時計など二十数点（計約1230万円相当）が盗まれるという窃盗事件が発生しましたが、29日、警視庁は栃木県高根沢町の無職中田秀平容疑者（26）を窃盗と建造物侵入の容疑で逮捕したと発表しました。中田容疑者は容疑を認め、「金が欲しかった」などと供述しています。

捜査3課によりますと、中田容疑者は5月18日午前0時半過ぎ、東京都武蔵野市のビンテージやアンティークの時計を扱う「江口洋品店・江口時計店」に、トイレの腰高窓を打ち破って店内に侵入、腕時計の入ったショーケースをバールでたたき割り、「カルティエ」「オメガ」などの腕時計24点（販売価格計1234万円）を盗んだ疑いがあります。
防犯カメラの映像などから、同課は侵入から逃走まで1分ほどだったとみています。

中田容疑者は闇サイトを通じて犯行に加わったと述べており、別に指示役と腕時計の転売役の共犯者がいるとみられています。
持ち去られた被害時計のうち13点は、都内と愛知県の買い取り店で見つかったとのことですが、中田容疑者は「受け取った報酬は交通費の5千円だけだ」と供述しているということです。



以下、朝日新聞から引用します。


東京・吉祥寺の時計店で5月、高級時計が盗まれる事件があり、容疑者として栃木の男を逮捕

この店は、1980年以前のビンテージやアンティークを専門に扱っている有名店。被害が報じられた際には、全国のファンから励ましの声が届いていた。

捜査関係者によると、男は5月18日午前0時半過ぎ、東京都武蔵野市の「江口洋品店・江口時計店」に窓ガラスを割って侵入。「カルティエ」などの腕時計二十数点（計約1230万円相当）を盗んだ疑いがある。おおむね容疑を認めているという。
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© 朝日新聞社 事件が起きる前のショーケース=東京都武蔵野市、江口大介さん提供

警視庁は防犯カメラの映像などから男を特定した。事件後、別の詐欺事件に関与したとして同庁に逮捕されていたという。同庁は共犯者がいるとみて調べている。





以下に、事件発生時の報道も貼っておきます。

事件発生時の報道、NHK。

発生時の事件の報道、朝日新聞。




事件後、全国のお客さんたちや時計愛好家の方々から励ましのメッセージやメールが多数寄せられたと報じられていることからもわかるように、江口時計店さんは、ヴィンテージ時計の世界では全国でも屈指のお店として知られています。

現時点の報道では、持ち去られた被害時計のうち13点は、都内と愛知県の買い取り店で見つかったとのことですが、何はともあれ、解決へ向けて大きく前進したことは喜ばしいことです。



江口時計店
東京都武蔵野市吉祥寺本町１丁目３４−１１
Tel：0422-27-2900
営業時間：11:00-19:00(火曜定休)