Watches and Wonders Genevaからのメッセージ~ジュネーヴが中心舞台を担う 7日間

 By : KITAMURA(a-ls)


先日、バーゼルワールドが来春の開催を断念という記事を書いたが、時計の大規模展示会においてバーセルワールドと双璧を成す存在である Watches and Wonders Genevaから、18日付で、バーセルワールドとはまったく正反対の超ポジティブなメッセージが発信された。

メッセージは英語、フランス語、2種の中文のみなので、またまた抄訳とはなるが、その内容を転記しておこう。



ジュネーヴが中心舞台を担う 7日間!

2022年3月30日から4月5日まで、この街は時計産業の中心地となり、「Watches and Wonders Geneva」という初の物理的イベントが開催されます。あたかも再結成のようにも感じられるこのイベントでは、出展するメゾンにスポットライトを当てた巧みなプログラムが組まれています。

2022年のWatches and Wonders Genevaは、時計業界の専門家、世界のメディア、小売店、出展ブランドのゲストが一堂に会するサロンへの回帰を意味し、そして待ち望まれています。2年間、完全にデジタル化されたイベントを行ってきましたが、対面式のフォーマットに戻ることは不可欠でした。
この2年間イベントを継続できたことで、時計業界の集まりが、ビジネスや対話を促進する上でいかに重要であるかを確認することができました。
そこで、2022年のWatches and Wonders Genevaは、ジュネーブで開催される物理的なイベントと、watchesandwonders.comのプラットフォームを介したデジタルバージョンの両方を含む、ハイブリッドな形式で開催されます。新製品のプレゼンテーション、新製品の発表、基調講演、パネルディスカッション、講演などを、会場で見ることができるだけでなく、オンラインプラットフォームを介して遠隔地からライブまたはリプレイで見ることができます。

「Watches and Wonders」という新しい名義の下では、初めてパレクスポ(註:会場の名前=Palexpo)で開かれるイベントとなる今回のサロンには、非常に多くの出展者が参集します。
業界の主要企業を代表する約40の時計・宝飾メゾンが出展し、これら一流ブランドや一流メゾンに加え、Carré des Horlogers セクションが、15の独立した職人・クリエーターのホスト役を務めます。お客様は、展示されている優れた作品に文字通り初めて指を触れていただくことで、それぞれのブランドを発見したり、再発見していただくことができます。
出品ブランドおよびメゾンは、情報を提供し、意見を聞き、視点を比較することができます。Watch and Wonders Genevaでは、このような共有に焦点を当てた再会を奨励し、増幅させることを目的として、より多くの相互交流を可能にするため、よりオープンなブースに構造を変更しました。
 
また、今回のジュネーブでのこのイベントでは、全面的に見直された豊富でエキサイティングなプログラムに出会い、それを楽しむことができます。過去2年間、時計業界の主要なこのイベントの継続に成功したことで、Watch and Wonders は進化し、より多くのお客様に適応し、明日の課題に対応することができました。 

今週いくつかのハイライトがあります。中でもオーディトリアムは、各ブランド、特にそのリーダーが発表やプレゼンテーションのための特別なステージを用意するでしょう。また、カンファレンス、パネル、基調講演などは、watchesandwonders.comのプラットフォームとソーシャルメディアの両方で、一般の方々にも向けてライブストリーミングされます。



革新的でダイナミックなフォーマットのもう一つの特徴であるテレビ番組「Morning Show」は、展示会の中心部に設置されたスタジオから主要なニュースをストリーミングで配信します。 毎朝の生放送で、その日に発表された製品についてのコメントや分析を提供するとともに、ビジネスリーダーへのインタビューや業界の専門家によるディスカッションを通じて、新たな視点を提供します。

Watches and Wonders Genevaは、世界の業界関係者が集まり、出展企業の最新製品を発見し、新しいトレンドを嗅ぎ分け、今日の時計製造界の有力者と出会うことができる「ファッション・ウィーク」として設計されており、ジュネーブで開催される史上最大の時計製造サミットの準備を進めています。




以上である。
先日のバーセルワールドからの声明とは、明暗くっきりと分かれたような内容となっているように感じるだろう。
最後に、参加予定ブランド/メゾンを列記しておこう。
日本からはグランドセイコーが参加を表明しているのも非常に興味深い。

【EXHIBITING BRANDS】
A. LANGE & SÖHNE |
BAUME & MERCIER |
CARTIER |
CHANEL |
CHOPARD |
GRAND SEIKO |
HERMÈS |
HUBLOT |
IWC SCHAFFHAUSEN |
JAEGER-LECOULTRE |
MONTBLANC |
ORIS |
PANERAI |
PARMIGIANI FLEURIER |
PATEK PHILIPPE |
PIAGET |
ROGER DUBUIS |
ROLEX |
TAG HEUER |
TUDOR |
ULYSSE NARDIN |
VACHERON CONSTANTIN |
VAN CLEEF & ARPELS |
ZENITH | 


【CARRÉ DES HORLOGERS】
ANGELUS |
ARMIN STROM |
ARNOLD & SON |
CYRUS |
CZAPEK |
FERDINAND BERTHOUD |
GRÖNEFELD |
H. MOSER & CIE. |
LAURENT FERRIER |
LOUIS MOINET |
REBELLION TIMEPIECES |
RESSENCE |
RUDIS SYLVA |
SPEAKE-MARIN |
TRILOBE | 



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