オメガ、平昌オリンピック2018 計時のハイライト

 From : OMEGA (オメガ )


平昌オリンピック2018 オメガ計時のハイライト



●スピードスケート女子500mで、日本代表の小平奈緒選手がオリンピック記録でゴールした瞬間のフォトフィニッシュ



2018年2月26日:平昌で開催された2018年冬季オリンピックは期待通り、世界中のオーディエンスを魅了して幕を閉じ、アスリートの最高のパフォーマンスが見られた大会となりました。今大会でもオメガは、オリンピックで28回目となるオフィシャルタイムキーパーとしての責務を見事に果たしました。全ての競技における感動的な瞬間の陰には、オメガの計時技術があったのです。

平昌大会において、オメガは合計80万件に及ぶ計時データを記録しました。このデータの中には、タイム、スコア、統計、そしてその他様々な測定が含まれています。

今大会で、オメガは3つの世界新記録を記録しました。それら全ての記録は、ショートトラック スピードスケートで樹立されました。また、オリンピック新記録は25回計時されました。そのうちの10回は、女子500mで小平奈緒選手が樹立した記録を含むスピードスケートで、15回はショートトラック スピードスケートで記録されました。



【ハイライト】

ショートトラック スピードスケート男子1,000mの準々決勝では、3人の選手が全く同タイムでゴールしました。判定は、オメガの写真判定カメラであるスキャン オー ビジョン ミリアに委ねられ、ハンガリーのシャオリン・サンドル・リュー選手が1分24秒012のタイムで1着、そして、わずか0.03秒差でカナダのチャールズ・ハメリン選手が2着であることが計測され、この2人が準決勝に駒を進めることになったのです。
ハメリン選手のわずか0.07秒後にゴールしたラトビアのロベルト・プキティス選手はここで敗退となりました。


●ショートトラック スピードスケート男子1,000mの準々決勝のフォトフィニッシュ。シャオリン・サンドル・リュー選手が1着、わずかの差でチャールズ・ハメリン選手が2着であることがわかる。



スピードスケート男子5,000mでは、銀メダルと銅メダルの差がわずか0.002秒でした。観客の目には、9組のカナダのテッドヤン・ブルーメン選手とノルウェーのスベレルンデ・ペデシェン選手がデッドヒートを繰り広げ、同時にゴールしたかに見えました。しかし、スキャン オー ビジョン ミリアのお陰で、拡大映像が解析され、ブルーメン選手のスケート靴がわずかに先にゴールしたことが判定したのです。


●スピードスケート男子5,000mのフォトフィニッシュ。ブルーメン選手のスケート靴がわずかに先にゴールしたことがわかる。


バイアスロン男子15kmマススタートにおいて、フランスのマルタン・フォルカード選手は記憶に残る金メダルを獲得しました。オメガのフォトフィニッシュの判定で、フォルカード選手が、後続であるドイツのジモン・シェンプ選手にわずか数ミリの差でゴールしたことが証明されたのです。ゴールの直後、フォルカード選手は自身が負けたと勘違いして、悔しさの表現としてポールで雪面を叩いていたのです。しかし、オメガの計時には寸分の違いもありません。そのお陰で、フォルカード選手は金メダル獲得の夢を叶えられたのです。


●バイアスロン男子15kmマススタートのフォトフィニッシュ。マルタン・フォルカード選手が、ジモン・シェンプ選手にわずか数ミリの差でゴールしている


稀にではありますが、ゴールタイムの差が全くない、ということも起こり得ます。それが起こったのが、ボブスレー男子2人乗り種目でした。カナダチームとドイツチームの両者とも、3分16秒86でゴールしたのです。オリンピック史上最も均衡した両者の戦いは、結果的に両チームが金メダルを獲得し、表彰式はかなり珍しい光景が見られることになりました。



スキャン オー ビジョン ミリア
ゴールの瞬間は1秒間に1万枚の画像を撮影することができる オメガのフォトフィニッシュカメラ「スキャン オー ビジョン ミリア」でとらえられています。スピードスケートのタイムの計測自体は、ゴールライン上に設置されたフォトセルで行い ますが、1/100秒を争う世界をより高い精度で計測するために、同じくゴール地点に このフォトフィニッシュカメラを設置しています。

●スピードスケート会場のゴール地点に設置されたフォトフィニッシュカメラ「スキャン オー ビジョン ミリア」




【問合わせ先】
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