オメガより、バーゼルワールド2018新作~多彩なモデルと新キャリバー!

 From : OMEGA (オメガ )

22日より開幕したバーゼルワールドでは、3階建・面積1560平方メートルのオメガのブースに、2018年新作を含む、200種類以上の時計コレクションや、ジュエリーコレクションが展示されています。
今回、発売25周年を迎える「シーマスター ダイバー 300M マスター クロノメーター」や、70周年をむかえる「シーマスター 1948 マスター クロノメーター」、アポロ8号にインスパイアされたスケルトンケースの「スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号」など、多彩なモデルが発表されます。


また今年のオメガブースには新たな試みとして、オメガのNATOストラップのみにフィーチャーした“ポップアップ ブティック”が設置され、デジタル タッチスクリーンを通して、NATOストラップを検索、選択し、購入することができます。ここでは時計は1つも取り扱っておらず、インタラクティブをコンセプトにしたこのポップアップストアで扱われている全ての商品が、オメガのカラフルでチョイスに富んだNATOストラップなのです。

今回のオープンラインナップの中には、全部で18種類ある国旗デザインにインスパイアされた最新コレクションも含まれています。また現行品として、従来から人気のブラウンレザーや、ナイロンファブリック ストラップなども取り揃えています。
さらにこのポップアップ ブティックの最もユニークな点の1つは、自らのNATOストラップをカスタマイズできることです。
ストラップのレザーキーパーにエンボス加工で好きな名前や言葉を入れることができます(文字数制限があります)。つまり、世界で一つの自分だけのストラップが手に入るということです。
NATOストラップがフィーチャーされた、明るく視覚的にも楽しい“ポップアップ ブティック”では、現在すでに所持しているオメガの時計が、NATOストラップによっていかに簡単に、リーズナブルにアップデートできるかを体験できます。色々なタイプを試したくなること請け合いです。


その先へ
4年にわたるマスター クロノメーター改革・・・そして絶え間ない革新


2018年、オメガが発表する最新モデルは豊富なデザインと進化した外観を持っており、高い評価を得るものと確信しています。フルモデルチェンジした「シーマスター ダイバー 300Mマスター クロノメーター」やオリンピックに着想を得たモデルなど、素材やカラーなどの選択肢が増えたコレクションを自信をもってご紹介します。

それと同時に、オメガのウォッチメイキングは技術革新によって今も進歩していることにも目を向けていただきたいと思います。2015年以来、オメガのマスター クロノメーター ムーブメントは、スイス時計業界でも最高水準の精度と耐磁性、そして性能を提供してきました。

マスター クロノメーターの検定や認定が始まった時、当然のことながら、メディアと消費者の注目を集めました。誰もが、この野心的な取り組みについての将来性と意図が知りたかったのです。

もちろん2018年も、マスター クロノメーターのミッションは、着実に歩を進め飛躍を遂げています。今年発表となるモデルには、マスター クロノメーター の12番目および13番目となる最新キャリバーが搭載されます。今回ご紹介するオメガの新しい機械式モデルは、この進化したムーブメントの利点をいかすべく、そのほとんどに見直しが加えられています。
さらに、昨年からオメガの新工房がオープンしたおかげで、性能の検定や認定の効率性や能力は今後もさらに向上し続けるでしょう。

そんなオメガの姿勢は昔から変わっていません。ウォッチメーカーとして創業した170年前の1848年から、オメガが何よりもこだわってきたのがムーブメントです。これは今もオメガの誇りです。


バーゼルワールドで発表となるコレクションでも、オメガの伝統と革新性の双方が見て取れるでしょう。表には見えなくとも、オメガはマスター クロノメーターでの成功をひたむきに積み重ねており、常に新たなキャリバーの開発に取り組み続けています。それにより、長年にわたる最高の品質が実現できるのです。






シーマスター ダイバー 300M マスター クロノメーター
25年、海とともに

シーマスター ダイバー 300Mは、1993年の発売以来、伝説的な支持を誇っています。デザインと水中での機能性で愛されたこのタイムピースの初代モデルは、ダイバーズウォッチの世界へのオメガの凱旋復活の象徴となりました。また、ジェームズ・ボンドが長年着用していることでも人気を博しました。そして発売から25年を経た今年、新しいモデルを発表します。
フルモデルチェンジを果たしたこの有名なタイムピースは、ステンレススティールモデル 6種、ステンレススティールとゴールドのコンビモデル 8種の独自性あふれる14モデルが揃います。



新しい「シーマスター ダイバー 300M マスター クロノメーター」はいずれもケース径42mmで、精度と性能、耐磁性で瞬く間に評判となったマスター クロノメーター キャリバー 8800を搭載しています。
外観のデザインは細部までこだわり抜きました。そのひとつとして、アイコニックなダイビングベゼルをセラミック製にし、ダイビングスケールは電鋳処理によって18Kゴールドの装飾を施すセラゴールド™技術、もしくは白さと耐久性向上のためにホワイトエナメルを採用しました。
ダイアルにもポリッシュ仕上げのセラミックを採用しており、ブラック、ブルー、PVDコーティングを施したカラーからお選びいただけます。中でも注目すべきは、初代モデルに採用して評価の高かった、レーザー加工の波模様を復活させたことです。
インデックスにはすべてスーパールミノヴァを塗布し、日付窓を6時位置に移動させることで視認性を高めました。ロジウムプレート仕上げ、18Kゴールド製、ブルースティール製のいずれかのスケルトンタイプの針も、ほんの少しデザインを変えました。このモデルの愛好家ならお気づきになるはずです。
ヘリウムエスケープバルブは、旧モデルでもシーマスター ダイバー 300Mの最も重要なディテールのひとつでした。新モデルのバルブは、操作性を高めるために円錐形にしており、この独創的な技術でオメガは特許を取得しました。

ケースバックにはウェーブパターンが施され、サファイアガラス越しにスイス連邦計量・認定局(METAS)認定ムーブメントを見ることができます。
いずれのモデルでも、クラシックなメタルブレスレットもしくはブラックかブルーの一体型ラバーストラップを採用しています。このメタルブレスレットの特徴は、最新の人間工学に基づいたデザインになっており、ケースとぴったり一体化していることです。さらにオメガが特許を取得した、ダイビングの際にサイズ調整しやすい折りたたみ式ラック&プッシャークラスプも 採用しています。



シーマスター ダイバー 300M マスター クロノメーター
チタン タンタリウム
<リミテッドエディション>
25年前にシーマスター ダイバー 300Mを世に送りだす際、オメガはタンタリウムという非常に珍しい金属を採用しました。
タンタリウムのブルーグレーの色合いは、当時の画期的な新モデルのデザインにしっくりとなじみ、ヘリウムエスケープバルブやダイビングの際に調整可能なクラスプなど、プロに求められる機能に使用されていました。

この1993年モデルへのオマージュとして、オメガは今年、タンタリウムを使用した特別モデルを世界限定2,500本で発売します。「シーマスター ダイバー 300M マスター クロノメーター」に新たなラインナップとして加わったこのモデルは、タンタリウムを使用することで独特の風合いを備えたコレクター アイテムにふさわしいタイムピースです。

タンタリウムは、このモデルのベゼルとブレスレット中央の結合部分に用いられています。タンタリウムのブルーグレーの色合いは、ブラッシュ仕上げのケースとブレスレットに採用したグレード2チタンとの絶妙なコントラストを織りなしています。
ケース径は42mmで、最新の「シーマスター ダイバー 300M マスター クロノメーター」と同じくモデルチェンジをしています。その一例が、円錐形のヘリウムエスケープバルブやウェーブパターン デザインのケースバック、一体型ブレスレットです。

またこのモデルのリュウズやベゼルリング、ヘリウムエスケープバルブ、ブレスレットリンク、針には、18K セドナ™ゴールドを用いています。
裏返すと、透明のケースバックにはオメガのシーホースが確認できます。シーホースは、シーマスターコレクションのアイコニックなシンボルです。またサファイアガラス越しには、METAS認定のマスター クロノメーター ムーブメント 8806が見えます。



シーマスター 1948 マスター クロノメーター
<リミテッドエディション>
オメガの戦時技術の平和利用への賛歌
悲惨な結果をともなうものの、戦争はしばしば革新をもたらします。オメガの新しいシーマスター 1948 マスター クロノメーターは、第2次世界大戦という歴史に深く根ざしたモデルです。
1940年から1945年にかけて、オメガは英国空軍やその他の部隊用として英国国防省に11万個以上の時計を提供しました。英国空軍のパイロットや水兵にとって、防水性が高く戦闘中でも精度の高いこれらの時計はきわめて重要でした。その後、戦後の楽観主義的風潮の中、オメガの技術力が高く評価され、オメガは戦時中と同じ耐久性と信頼性の高さを備えながらも、市民生活にふさわしいそれまでより洗練されたデザインの時計を求める声に応えました。
1948年に発表したシーマスターは、オメガ初のウォッチ コレクションです。美しいデザインのこの時計は、オメガ初のOリングガスケットの技術を用いたことで、戦時中のライバル他社のモデルよりも高い防水性を備えていました。この技術はその後、世界中に広く知れ渡り、高く評価されるようになりました。

シーマスターが誕生70周年を迎える2018年の今年、オメガはこの比類なきタイムピースへのオマージュとして、1948年の往年モデルの精神を踏襲した2種類のリミテッドエディション モデルを発表します。
新作の「シーマスター 1948 マスター クロノメーター」は、オリジナルの戦後モデルを忠実に再現しながらも、まさに21世紀の産物といえる高性能のキャリバーを搭載しています。それぞれマスター クロノメーター ムーブメントであるキャリバー 8804および8806を搭載した時計業界最高水準の精度検定をクリアしたモデルです。

ステンレススティールのケース、ポリッシュ加工したベゼル、オパリンシルバーのドーム型ダイアル、ポリッシュ仕上げのリュウズ、エンボス加工したヴィンテージのΩマークは、どちらのモデルにも共通ですが、ダイヤモンドポリッシュ加工を施した18Kホワイトゴールの針をよく見ると、両者にわずかな違いがあることが分かります。
スモールセコンド モデルは、時針と分針がリーフ形で、分針のみダイアルにあわせてドーム状にカーブしています。セントラルセコンド モデルは、ホワイトスーパールミノヴァをコーティングしたドーフィン針で、分針も秒針もどちらもドーム状です。
スモールセコンド モデルでは、スモールセコンドを6時位置に配し、ポリッシュ&ブラッシュ加工のステンレススティールバックル付きブラウンのレザーストラップを採用しました。セントラルセコンド モデルのストラップは、ブルーグレーのレザーを採用しています。オリジナルのストラップと同じく、どちらのバックルにもオメガのヴィンテージロゴをあしらいました。

ケースバックは、どちらもフラットなサファイアガラスが特徴で、オメガが特許取得済みのナイアードロック システムを採用しています。サファイアガラスのまわりのリングには、「SEAMASTER」、「LIMITED EDITION」の文字と限定番号をレーザー刻印しています。さらにオメガのタイムピースに信頼を寄せていた数多くのパイロットや水兵へのオマージュとして、サファイアガラス自体に「70th Anniversary」のロゴに加え、クリスクラフト社の船と英国空軍が最初に投入したジェット戦闘機であるグロスター ミーティアをレーザー刻印し、手作業でラッカー仕上げを施しました。新しいモデルは60mと防水性もアップし、今日の冒険家たちにとっても完全に信頼のおける存在となりました。
どちらのモデルにも、ブラウンのソフトレザー製の特製コレクター ボックスが付属しています。ボックスの中では、ウォッチホルダーの底面にセットされた磁石と、磁石がセットされた底面のおかげで、時計が動くことなく保管できるようになっています。マスター クロノメーター モデルのため、時計が磁石の影響をうけることがありません。また付け替え用のストラップとして、レザーストラップに加え、NATOストラップのオリジナルカラーであるアドミラルティ グレーのNATOストラップが付き、付け替え用ツールも付属しています。どちらのモデルも1,948本の限定発売です。


スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号
“We’ll see you on the other side --- あちら側でまた会おう”

はじめて月軌道を周回したアポロ8号ミッションから50年後、オメガは満を持して、最新のダークサイド オブ ザ ムーン モデルを発表します。これまでのダークサイド モデルと違うのは、今回の新作には特別に装飾された、オメガの有名な手巻きのムーンウォッチ ムーブメントを搭載していることです。

このモデルのダイアルは、内部の動きが見えるように精巧なスケルトン仕上げになっています。内部には、レーザー加工を施したブラックカラーのムーブメントのブリッジやメインプレートを緻密に組み合わせ、リアルな月面を表現しました。また月と同じように、表と裏がそれぞれ独特な様相を見せています。ダイアル面は、明るい色合いで地球から見た月の表側の様子を表し、ケースバックは宇宙飛行士だけが目にすることのできる月の裏側=ダークサイドを表しています。
この新しいコレクションで、オメガはふたたび人気のダークサイド オブ ザ ムーンのモデルチェンジに取り組み、全体に酸化ジルコニウムを原料としたブラックセラミックを用いました。このダークな色調と対をなすために選んだのがイエローです。オメガが視認性を高めるためのカラーをはじめて用いたのは、スピードマスター コレクションからスピードマスター レーシングを発表した1968年のことです。現在、イエローはスピードと密接に関連していることが多いので、この新しいウォッチには理想的なチョイスだといえるでしょう。

クロノグラフ針は光沢加工を施したイエローで、タキメーターの目盛りとリュウズにはスーパールミノヴァをコーティングしています。ブラックとイエローはレザーストラップにも取り入れ、ブラックレザーの間にイエローラバーを配しました。小さな穴を開け、ストラップ内部のイエローラバーがのぞくように仕上げています。

“We’ll see you on the other side --- あちら側でまた会おう”――ケースバックには、アポロ8号の司令船操縦士ジム・ラヴェルの言葉が入っています。これは、乗組員たちが人類で初めて月軌道に乗って月の裏側(ダークサイド)へと向かう時に口にした言葉です。謎に満ちた月の裏側を目にした人類は、それまで誰ひとりとしていませんでした。宇宙船の姿が見えなくなり、無線連絡が届かなくなる間際に、ラヴェルはこの印象的な挨拶を地上管制センターに送ったのです。
これからも謎に満ちた月の裏側を間近で目にできる者はほとんどいないでしょう。しかし、「スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ 8号」を身につければ、宇宙飛行の歴史と真に関わりをもつことができます。このモデルには、ブラック仕上げで、装飾を施したキャリバー 1861--人類初の月面着陸という偉業へのオマージュとして新たにキャリバー1869と命名 --を搭載しています。初代ムーンウォッチのムーブメント、ならびに宇宙では他の追随を許さないオメガの歴史を記念したモデルの誕生です。




【WMO編集部より】
これらのモデルはほんの一部にすぎず、素晴らしく膨大なオメガのさらなる新作続報は、
現地からの実機画像を交えて、順次お届けします、お楽しみに!!