ジャガールクルトの伝統と革新の遺産。 "HOME OF FINE WATCHMAKING"~5ヶ月間にわたる、歴史的な建物の外観修復工事が終了

 From : JAEGER-LECOULTRE (ジャガー・ルクルト )


ジャガールクルトの伝統と革新の遺産
"HOME OF FINE WATCHMAKING"~5ヶ月間にわたる、歴史的な建物の外観修復工事が終了




ジュラ山脈の類まれな景色に着想を得ながら、尽きることのない内なる炎に導かれて、ジャガー・ ルクルトのマニュファクチュールでは、ジュウ渓谷の中心でブランドの真髄を表現しています。
ひとつ屋根の下にジャガー・ルクルトのサヴォアフェール(ノウハウ)が集結し、時計職人、 エンジニア、デザイナー、アート職人が一丸となって働き、卓越した高級時計が誕生します。彼らを突き動かすのは共同体から生まれるエネルギー、そして革新的な精神です。
1833年以来、同じ信念のもとで1,200以上のキャリバーに命が吹き込まれ、グランド・メゾンとして名高い ジャガー・ルクルトが築かれました。



Home of Fine Watchmaking(高級時計製造の“ホーム”)においては、定期的にゲストをご招待し、様々なアトリエのほか、修理工房とヘリテージギャラリーにご案内しています。
1833年に建てられ、1866年に拡張されたマニュファクチュールの歴史ある建物がスポットライトを浴び、現在では新しく生まれ変わったファサードが披露されています。



歴史ある建物のファサード改修
5ヶ月間にわたり、この建物の歴史的な外観を修復する工事が行なわれました。
この改修にあたり、リュック・シャピュイス・メゾンが実質的なデザイン作業を担当し、新しい漆喰、ジュラ山脈産の石を使った窓枠、ビシャン加工などを導入しました。
これはジャガー・ルクルトにとって、過去に オマージュを捧げると同時に、エネルギー消費削減の新基準を満たし、メゾンの中核にある使命を 表現する機会となりました。入口の上には、“MANUFACTURE D’HORLOGERIE”(時計製造の マニュファクチュール)の文字が掲げられています。






アンティークウォッチの修復工房
このファサードの裏には修復工房があります。ここでは、熟達の手腕を持つ約10名の時計職人が アンティークウォッチを取り扱っています。すぐそばにヘリテージギャラリーがあることが、彼らの仕事に大いに役立っています。



職人たちは設計図の原本を直接参照し、今なお残るこれらの記録を 活用して、完全な修理を求めるお客様からお預かりしたアンティークウォッチ、ポケットウォッチ、 その他の貴重なタイムピースのために、修理に不可欠な部品や変更された部品を複製します。


さらに、約6,000点にものぼるスタンプや加締工具も豊富に揃っています。これらはメゾンが独自の ユニークなムーブメントのために製作し、マニュファクチュールに大切に保管しているもので、 こうした精緻な時計製造作業に使用することができます。





ヘリテージギャラリー
2016年から2017年にかけて再設計されたヘリテージギャラリーには、ジャガー・ルクルトの アイコニックなタイムピースとコレクションが展示されています。この施設を訪問すると、それらに関連するユニークな体験ができるほか、メゾンの歴史と芸術的な時計製造の主要工程に 身を浸すことができます。


2つの階にわたり、光に満ち、シンプルな内装が施された広大な空間に、多数のディスプレイウィンドウが設置されています。一部はメゾンのアーカイブとして利用されており、 技術計画、特許、設計図、古書、顧客登録、広告、カタログなどの様々な文書記録が 保管されています。これらは、ジャガー・ルクルトの歴史の中で、それぞれの年代における重要な 出来事を物語るものです。



これらのアーカイブは歴史的な意味を持つだけでなく、果てることのないインスピレーションの源であり続けています。まるで過去への扉を開くかのような、 アントワーヌ・ルクルトが使用していたものと同じ作業台も展示されています。この古い作業台を 見ると、その使い込まれた木材の質感や初期の工具が、まるで数時間前まで使用されていたかのような空想をもたらし、深い感銘を呼び起こします。



アトモス、レベルソ、メモボックス、ポラリス…その名前は、時計愛好家の夢を掻き立てます。 ヘリテージギャラリーの中央では、非常に大きなガラスの壁が目を引きます。雪のように白い階段の周囲に設置されたこの透明の壁には、ジャガー・ルクルトのマニュファクチュールが設計、製作、 組み立てを担当した1,262の機械式ムーブメントのうち、340点が展示されています。 その中の一つが、世界最小のムーブメントであるキャリバー101です。1929年に開発されたこの ムーブメントは、重さがわずか1グラムしかありません。



館内を巡る中で、メゾンが取得した413件の特許や、ミリオノメーターにも心を奪われずには いられないでしょう。
1844年にアントワーヌ・ルクルトが発明したミリオノメーターは極めて 独創的な計器で、当時はまだ存在していなかったミクロンという単位の計測を可能にしました。 上階にはより親密な、あるいは一段と秘密めいた雰囲気が漂い、華麗な傑作や極上の作品が個別の ディスプレイケースに収められ、互いの魅力を損なわないように並べられています。この機会に、 有名なハイブリス・メカニカコレクションもご鑑賞いただけます。



歴史に満ち溢れたこの建物の訪問が終わるまで、グランド・メゾンの真髄に迫るユニークな 時計製造の旅をお楽しみください。過去が現在を照らし、さらに輝かしい未来へと導くこの場所を 訪れ、ジュウ峡谷を後にする時には、どなたの瞳にも輝きが宿っていることでしょう。




ジャガー・ルクルト
創設以来、ジャガー・ルクルトは正確さを完全な芸術へと昇華させ、高度なサヴォアフェール(ノウハウ)と芸術的センス、精密化と精巧な外観美の完璧な均衡を見出しました。1833年より培われた発明精神に忠実に、マニュファクチュールの職人たちは最先端の高級時計コレクションを創造しています。レベルソ、マスター、ランデヴー、そしてアトモス…。グランド・メゾンとして名高いジャガー・ルクルトが時の流れとともに築き上げた豊かな遺産は、絶え間ないインスピレーションの源となり、前例のないタイムピースを生みだすことで、時計製造の限界を押し広げていきます。
www.jaeger-lecoultre.com