ユリス・ナルダンが、早くもPre-Watches & Wonders 2020新作 ３モデルを発表！

ユリス・ナルダンから、早くもPre-SIHH（来年からはWatches & Wondersと改名）の2020新作モデルのニュースが３つ届いた。




１．


世界中の探検家や勇敢な冒険家に通ずる志を持つ、スイス ヌーシャテル近郊ル・ロックルにあるマニュファクチュール、ユリス・ナルダンはヴァンデ・グローブとパートナー契約を結び、世界で最も過酷なヨットレースのスポンサーになりました。
そしてユリス・ナルダンは世界で最も過酷な海に挑むため、「X-factor（未知の要素）」をもたらすウォッチ「ダイバーX ケープホーン」と「ダイバーXポイント・ネモ」を制作しました。この2つのモデルは、あらゆるリスクを顧みず過酷で危険な挑戦に立ち向かう船員たちを讃えるもので、彼らは人々が居住する最も近い陸地から2700キロ以上も離れたポイント・ネモ を通過します。

外洋レースの中でも究極の試練と言えるヴァンデ・グローブのスタートとゴールの地は、フランスのヴァンデ地方にあるレ・サーブル＝ドロンヌです。単独、無支援、無寄港、無補給という条件で競うスキッパーたちは大西洋と南極海を横断し地球上で最も過酷な海を単独周航する間に、凍てつくような低温状態や山のように大きな波、鉛のように重苦しい空、荒れ狂う強風に直面します。
4年に1回開催されるこのレースは「海のエベレスト登頂」とも呼ばれ、フランスの海岸から単胴船で地球を南北方向に40,075キロメートル周回します。氷山への衝突リスクを抑えるためレースの統括は、南極航行禁止区域 （AEZ）と呼ばれる航行を禁止する区域を設定しました。この区域はクローゼー 諸島側の南緯 45°からケープホーン（ホーン岬）沖南緯68°の間の南極圏になります。

2020年11月8日から始まる次回のヴァンデ・グローブは、初レースから30周年を迎え、ユリス・ナルダンが公式タイムキーパーとなります。

ユリス・ナルダンCEOのパトリック・プルニエは、
「このレースは、自分を信じることができる人たちのためにあります。壮大なスケールで長期にわたる冒険を達成するために、自分自身や自分が抱いている恐怖心、そして自然の容赦のない猛威に立ち向かうことができると確信している現代のユリシーズ（冒険家）の挑戦なのです」と述べています。

「私たちは2020～2021年ヴァンデ・グローブの公式タイムキーパーとしてユリス・ナルダンを迎えることができたことを嬉しく思います。この先駆的なスイス高級時計ブランドは、海の世界とのつながりにおいて、世界的に確固たる地位を確立しています。したがって、単独外洋レースとして国際的に有名なヴァンデ・グローブとユリス・ナルダンが次のステージに向けて、このパートナーシップを結んだのは当然の結果と言えるでしょう」と、ヴァンデ・グローブの委員長イヴ・オーヴィネ は述べました。
 
ダイバーX ケープホーン 　44MM


ヴァンデ・グローブの船員たちが世界一周の航海中に通過しなければならないチェックポイントの　ひとつであるケープホーン（ホーン岬）は、地球上で最も危険な水域の一つです。
スキッパー達は　チリの最南端を航行している間、氷山、暴風や危険な潮流に直面します。この有名な世界一周レースの中でも最も過酷な挑戦に立ち向かわなければならない場所の一つで、船員が地球を周航するにあたりホーン岬周辺の航海は最も辛いものになります。この地点は太平洋と大西洋が出会うところであり、自然が容赦のない猛威を振るい、次から次へと危険が迫ります。ウォッチの裏蓋には、ケープホーンの地理座標と、ヴァンデ・グローブレースのルートを刻印しています。

ティエラ・デル・フエゴを周回する過酷な旅路であるスパイスルートを思い起こさせるサフランのような濃いオレンジ色のステッチを施したストラップ、カーボン製ベゼル、一目でわかる「X」のマークをあしらった文字盤。ヴァンデ・グローブの公式ウォッチ、「ダイバーX ケープホーン 」は、世界300本限定生産です。自社製キャリバーUN-118ムーブメントは、南北どちらの半球でも高い精度を発揮します。ファブリックストラップには先端技術のクロージングスクラッチ を採用。調節可能で軽いこの素材は、超軽量のカーボン製文字盤とも調和するデザインです。6時位置から12時位置にわたって大胆に型押ししたサテンブラックの「X」のマークは、文字盤を横断するようにレリーフで表現しています。


ダイバーX ポイント・ネモ　44MM


船員たちの多くが横断する場所の一つが、南太平洋チリ沖にあるポイント・ネモです。この名は作家ジュール・ヴェルヌの小説に登場する船長にちなんだもので、まさに何もない場所です。陸地よりも国際宇宙ステーションの方が近いネモ・ポイントは、南緯48°52.6′、西経123°23.6′に位置し、陸地から最も遠い海にあり、地球上で最も辺境である南太平洋環流の内側に位置しています。
ヴァンデ・グローブに参加する多くの船員たちは、ポイント・ネモを通過する時自分がこの回転する巨大な海流の中にいることに気づきます。向心力が徹底的に彼らを試すのです。各ウォッチの裏蓋には、ポイント・ネモの地理座標とヴァンデ・グローブのルートを刻印しています。
赤い裏張りを施したブルーのファブリックストラップは、サーフボードのリーシュコードをイメージさせます。製作には先端技術のクロージングスクラッチを採用しました。ブルーのラバーベゼル、一目でわかる「X」のマークをあしらった文字盤を備えた「ダイバーX ポイント・ネモ」 は、300本の限定生産です。
自社製キャリバーUN-118ムーブメントは、南北どちらの半球でも高い精度を発揮します。 文字盤を横断するように大胆に型押ししたブルーの「X」のマークはレリーフで表現し、また裏蓋にはヴァンデ・グローブのルートを刻印しています。




ヴァンデ・グローブについて
今日、ヴァンデ・グローブは単独、無支援、無寄港、無補給という条件で競う世界唯一のセーリングレースです。このレースは1968年に3つの岬（グッドホープ、ルーイン、ホーン）を経由するゴールデングローブ航路に沿って始まりました。20年後、BOCチャレンジ（経由する単独航海）を2度優勝したナビゲーターのフィリップ・ジャントが、世界中を無寄港で行うレースを発案しました。これがヴァンデ・グローブ レースの始まりです。1989年13人のセーラーが3か月にわたる初のレースを行いました。その時はたった7人だけがレ・サーブル・ドロンヌに戻りました。
前回第8回めのレースでは「海のエベレスト」と呼ばれ、167の挑戦者がこのとてつもないレースに参加し、そのうち89隻がフィニッシュラインを超えています。この数字から、南極の凍えるほど寒く押し寄せる大波や荒れ狂う天候の下、この単独のレースがいかに難しいことかがわかります！ヴァンデ・グローブは海と自分に向き合う旅であることは間違いありません。その偉大なるセーラー達： 1990年Titouan Lamazou、1993年 Alain Gautier、1997年Christophe Auguin、2005年 Vincent Riou、2013年François Gabart、2017年は Armel LeCléac'h 。Finistère からのスキッパーはレース期間74日間という新記録を達成しました。唯一Michel Desjoyeaux だけ2001年と2009年に2度ゴールしています。第9回ヴァンデ・グローブ レースは2020年11月8日にレ・セーブル・ドロンヌを出航します。
 

技術仕様：



リファレンス
ダイバーX ケープホーン 1183-170LE/92-CAP
ダイバーX ポイント・ネモ 1183-170LE/93-NEMO

[ムーブメント]  
キャリバー UN-118, 13 ¾‘’’
自社開発自社製ムーブメント
シリシウム＆ダイアモンシル・テクノロジー採用脱進機

[機能]
12時位置パワーリザーブ・インジケーター
6時位置にスモールセコンドと前後に修正可能なカレンダー
パワーリザーブ 約60時間

[ケース]
チタニウム、ブラックDLCケース、チタニウム＆カーボンベゼル
チタニウムケース、ブルーラバーベゼル
ベゼル： 逆コンケイブ、一方向回転ベゼル
ケース径 44mm

防水 300ｍ

ケースバック :ヴァンデ・グローブのルートを刻印

ストラップ :ヴェルクロ式ファブリックストラップ

本体価格
ダイバーX ケープホーン 1183-170LE/92-CAP　未定
ダイバーX ポイント・ネモ 1183-170LE/93-NEMO　未定


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２．




「海原の唸る音、波が砕け散る海面。その下の水の世界は静寂で陽の光が降り注ぎます。本当の自分を見つけるため、私は深い深い海に向かって潜ります。自然界と密接につながっていると、自分の運の良し悪しなど大した問題ではなくなります。再び浮上して呼吸をするまでは、生き物であろうと亡霊であろうと、行く手を阻む正体不明の物に直面すると覚悟しています。だから手首にはお守りを着けています；私はユリシーの一員です」
– アレッシア・ゼッキーニ（フリーダイビングチャンピオンであり初の女性「ユリシー」）


スイス マニュファクチュールであるユリス・ナルダンは今月、女性に向けたフレッシュで魅力的なスポーティなシリーズとしてダイビングウォッチを発表しました。
12年前に初の女性用ダイビングウォッチ「レディ ダイバー コレクション」を発表してから歳月が経ち、この度デザインを一新しました。このシリーズは気品だけでなく新たな美的感覚に訴えるユリス・ナルダンの大胆でフェミニンなアイデンティティを備えています。この格別な新しいレディ ダイバーは4つのモデル展開で、Xploration（探索）で世の流れである女性の活躍を推進、後押ししています。
このダイビングウォッチは精巧で頑強ですが味わいがあり、27歳のイタリア生まれのフリーダイバーとして数々のチャンピオン記録の保持者であるアレッシア・ゼッキーニと多くの共通点があります。 ユリス・ナルダンの「現代のユリシーズたち」の一員となったばかりのアレッシアは、勇敢で恐れを知らないXplorers（冒険家）としてユリス・ナルダンファミリーの中に場所を見つけた非凡な才を見せる若い女性です。
海、ユリス・ナルダンとユリシーズたちの精神にもたらす影響を体現すべく、ユリス・ナルダンは独自のファミリー初の女性として、フリーダイバーのチャンピオンであるアレッサを迎えられることを楽しみにしていました。

海に長い黒髪をなびかせるアレッシアは驚くほど美しく優美で、海のオデュッセイアが現れたかのようです。内なる平和と穏やかさを求めて、彼女は日光を浴びた健康的な身体を嵐の表面下へと潜らせていきます。 自分の限界と自然の限界を試しながら、ウェットスーツを着たディープブルーの瞳の彼女は独り、自分自身を探しに海の中を探究します。
自身の呼吸に集中し、永遠のように長く続く潜水時間のたびに、荒々しい海の奥深くまで進んでいきます。目標に到達したら光の方向に戻って浮上します。空、空気、太陽の方に向かって上がっていく彼女の力強い背中から滑り落ちる海水は、まるでパールのようです。

アレッサは1992年にローマで生まれ、13歳の時にフリーダイビングを始めました。16歳になりApnea Blu Mare Societyでアプネアダイビングの正式コースを初めて受講しましたが、連盟のルールに従い公式競技への出場は18歳になるまで待たざるを得ませんでした。

彼女は現在、コンスタントウェイト ウィズフィン（Constant Weight Apnea：CWA）の世界記録保持者として驚くべき113メートルの域に達し（世界で最も深いところまで到達した女性）、またダイナミックアプネア競技では250メートルに到達した世界水中連盟（Confédération Mondiale des Activités Subaquatiques：CMAS）の世界記録保持者にもなっています。
そのほか、世界選手権では16個の金メダルを獲得し、フリーダイビングのほぼすべての分野で25の世界記録を保持しています。彼女も現代のユリシーズたちのように海洋の不思議をXploring（探索）し、波の下の奥深くまで潜るアレッサの手首には「お守り」のユリス・ナルダン レディ ダイバーがあります。


ユリス・ナルダンのチーフ・マーケティング・オフィサーのフランソワーズ・ベッゾーラは説明します、
「ユリス・ナルダンでは女性のストーリーを綴るページは未だ空白のままで、文字が埋まるのを待っていたところです。今回の時計が若々しくダイナミックなデザインであることから、当社のビジョンを象徴する若い女性を選びました。彼女は熟練のダイバーながら、人魚ではなく真の「ユリシーズ」です。恐れを知らないアスリートの彼女は力強さと決断力を体現してくれています。2020年という年は、美しいというだけでは不十分です。アレッシア・ゼッキーニという魅力が幾重にも重なる女性が、男性の探検家ばかりのファミリーの初の女性となってくれたことを光栄に思います」。

新作「レディ ダイバー」は、39mmに小型化し、今までよりケースの厚みも薄く控えめなシルエットとしました。カラーはアイコニックなディープブルー、インテンスブラック、マザー・オブ・パールの3色です。特別モデルのライトグレー、レディ ダイバー 「グレートホワイト」は限定モデルとして300本製造の予定です。
最初の3色のモデルには、裏蓋にウィンドローズ（風配図）が刻印されます。またグレートホワイトには、ケースバックに女性素潜りダイバーの魅力的な姿を描いています。

レディ ダイバーには、男性版と同じくドーム型のガラスと凹型の逆回転防止ベゼルを備えています。伝統的なスポーティな外観のダイビングウォッチにダイヤモンドのアワーマーカーなど独特な雰囲気を加えることで、従来のダイビングウォッチのイメージを一新。輝きが海のきらめく表面を思わせます。
新作レディ ダイバーのシリーズからより明るい輝きを求める女性のために、直径1.7mmのダイヤモンド40個（0.92カラット）を贅沢にあしらったベゼルもオプションでお選びいただけます。シリシウムテクノロジーを搭載したUN-816ムーブメントは一つ一つの部品を専門技術者が組み上げ、時、分、秒と日付を刻みます。

ユリス・ナルダンCEOのパトリック・プルニエは次のようにコメントを寄せています。
「ユリシーズに加わる初めての女性探検家としてアレッシア・ゼッキーニを迎えることを光栄に思います。当社ではアレッシアの就任と同時に、レディ ダイバーウォッチの新たなシリーズを発売する運びとなりました。彼女の冒険心と自らの限界を試すためならリスクも厭わないという意欲的な姿勢は、ユリス・ナルダンのビジョンを象徴しています。」


レディ ダイバー/グレートホワイト　限定モデル、スティール 39MM*

世界300本限定モデルのレディ ダイバー グレートホワイトは、まさにメンズのダイバー グレートホワイトの女性版とも言えます。シリシウムテクノロジー搭載UN-816ムーブメントを使用。女性素潜りダイバーの刻印を施したケースバックは、海洋の波やマーメイドのうろこを表現したテクスチャー感のあるラバーブレスレットと一体構造になっています。文字盤はグレーで11個のダイヤモンドアワーマーカーが美しくきらめきます。

レディ ダイバー/ディープブルー　スティール 39MM*
ナイトブルーの文字盤を組み合わせたスティールバージョンは、秒針、ユリス・ナルダンのアンカーロゴや日付のローズゴールドの雰囲気が時計の美しさを一層引き立てています。このモデルはブルーの帆布ストラップに尾錠を合わせたものや、アリゲーターストラップまたはラバーバンドでもお楽しみいただけます。

レディ ダイバー/マザー・オブ・パール　スティール 39MM*
海洋の深さと美しさを再現するのに、マザー・オブ・パールの文字盤ほどふさわしいものがほかにあるでしょうか？貝の上で輝く反射光。ストラップにはホワイトのアリゲーターを選ぶこともできます。サテン仕上げのストラップには、輝きや夏らしい印象を与えるディープブルーの4か所のシングルステッチ「ポワン・デ・ブリッド」を組み合わせました。

レディ ダイバー/インテンスブラック　マットスティール＆ローズゴールド 39MM*
5Nローズゴールド（ベゼル、リューズ、文字盤のエレメント）とDLC加工のブラックマットスティール（ケースおよびラグ）のコンビネーション。ブラックマットの文字盤には、テクスチャー感のあるラバーバンドを合わせました。ローズゴールドとアブソリュートブラックのコンビネーションにより、このモデルのスポーティ感やシックな印象が引き立てられます。全面にダイヤモンドが施されたベゼルは、40個のダイヤモンド（0.92カラット）から成ります。


*すべてのモデルにはシリシウムテクノロジーUN-816ムーブメントを搭載しています。またケースバックにはウィンドローズ（風配図）を大きくエングレービングしました。


技術仕様：



リファレンス
8163-182LE-3/11-GW
8163-182B/10
8163-182B/13
8165-182B-3/BLACK

[ムーブメント]
キャリバーUN-816  シリシウムテクノロジー搭載
機能： 自動巻き　 時、分、秒
パワーリザーブ 約42時間

[ケース]
ステンレススティール
ステンレススティールにブラックDLC加工＆5Nローズゴールド

ベゼル 逆コンケイブ、一方向回転ベゼル

ケース径 39mm
防水 300m
ケースバック 大きいウインドローズ刻印

ストラップ :グレートホワイト：ラバー
マザー・オブ・パール：アリゲーターまたはラバー
ブルー：セイルクロス、Karung、アリゲーターまたはラバー
ブラック＆RG：アリゲーターまたはラバー

本体価格
グレートホワイト　8163-182LE-3/11-GW　 予価910,000円
マザー・オブ・パール　8163-182B/10　　　予価1,240,000円
ブルー　8163-182B/13 　　　予価1,240,000円
ブラック＆RG　8165-182B-3/BLACK 　　　予価1,720,000円

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３.




地球最南端の南極大陸を撮影したセバスティアン・コープランドの写真を讃える叙情歌、ユリス・ナルダンの「ダイバーX アンタークティカ」は、南極の光と氷が奏でるシンフォニーであり、コープランドの地球への深い愛の延長上にあります。


かつてはテラ・アウストラリスと呼ばれ最後に発見された地球最南端に位置する最も過酷な条件の南極大陸は、その存在が認められてから2世紀にわたり探検家、科学者、歴史家たちを常に魅了してきました。
地球の先端に位置する氷で覆われた南極は、神秘と好奇心に満ちあふれた大陸であり、アリストテレスが紀元前350年頃に『気象論』という学術書の中で南極地域が存在する可能性について執筆して以来、伝説の地として人々を魅了してきました。

探検そのものと探検によってもたらされるあらゆる成果を讃え、ユリス・ナルダンは「ダイバーX アンタークティカ」を設計しました。このダイバーXアンタークティカは時計製作の世界において、世界で最も過酷な海に挑むために「X-factor（未知の要素）」をもたらすウォッチで、リスクを顧みることなく地球の果てに位置する過酷で危険な場所を探検する現代の冒険家（ユリシーズ）を讃えています。ライトブルーの氷山や氷で覆われた海、古生代まで遡るビーコン、南極大陸には経度の座標は存在せず、90°の緯度しかありません。

セバスティアン・コープランドは、自らの作品を通じて切迫した地球規模の重要なメッセージを伝えている写真家です。2019年11月からユリス・ナルダンのパートナーを務める彼は、現代の探検家から構成されるユリス・ナルダンの「チーム・オブ・ユリシーズ」の一員となりました。チームには彼と同じく自由な精神を持って海で活躍している、フレッド・ボイル、アレックス・ケゼルグ、マシュー・クレペル、セバスティアン・デストレモウ、ベン・トゥアール、アレッシア・ゼッキーニがいます。
セバスティアンの画像は世界中で紹介されており、彼の書籍は探検家のみならず、寒く乾燥した風の強い極端な気候で地球上で最も居住者の少ない大陸について素朴な関心を持っている人々にも参考になるものです。人類が南極点に到達してから100年を迎えた2011～2012年にかけて、セバスティアンはパートナーのエリック・マクネア=ランドリーと南極大陸で多くの時間を過ごし、当時のまま手つかずの驚異の世界を実際に目の当たりにしました。
彼はスキーとカイトで極点のうちの2つを経由して南極大陸の東西横断を初めて達成し、3つの世界記録を樹立しました。極砂漠を通過する4100キロメートルにも及ぶ探検で、その期間は82日にも及ぶ過酷なものでした。セバスティアンは、2021年に北極海を横断するという新たな探検を計画しています。

セバスティアンの過酷な闘いの成果は、ナショナル ジオグラフィック チャンネル、CNN、ニューヨーク・タイムズ、パリ・マッチなどで取り上げられています。彼は熱心な環境保護論者であり、出版した書籍は彼がいかに社会変革に取り組んでいるかをよく表しています。
「世界を救いたいと思うきっかけは、人々に世界を好きになってもらうことです」と彼は語っています。

南極でシンフォニーを奏でる光と氷を表現したユリス・ナルダンの「ダイバーX アンタークティカ」は、地球に対する彼の深い愛と尊敬の延長上にあります。
「ユリス・ナルダンの海を愛する気持ちは、私のそれに劣ることはありません。私たちのパートナーシップが関係者全員に重要なメリットをもたらすと確信するとともに、この素晴らしい地球を大切にするために何をしなければならないのか、そのような意識が高まることを願っています。



ダイバーX アンタークティカ


マットなホワイトのラバーストラップは、地球最南端にある南極大陸のすっきりしたシンプルなライン、文字盤に使用されているアイスブルーカラーは南極の海に浮かぶ氷山を表現しています。ユリス・ナルダンの特徴的な要素はサンドブラストを施した文字盤の下で存在感を放っています。ホワイトのラバーベゼルは、ストラップと調和しています。 UN-118ムーブメントは、昼夜を問わず南北どちらの半球でも高い精度を発揮します。グレーの文字盤には大胆ながらもエレガントな「Ｘ」のマークがあしらわれています。リューズ、ラグ、ケースバックはすべてチタン製です。

ウォッチの裏蓋には、南極大陸の座標を表す90°の緯度（地球最南端に位置する大陸に必要な経度は存在しません）と、過酷なヨットレースのヴァンデ・グローブのルートも刻印しています。 ユリス・ナルダンはヴァンデ・グローブの公式スポンサーになりました。

セバスティアン・コープランドについて – 極地探検家&写真家＆環境活動家
セバスティアン・コープランドは、極地探検家、アワード受賞の写真家、作家、講師、そして環境活動家として活躍しています。
2017年にメンズ・ジャーナル誌でこの25年間の世界のトップ冒険家25人にセバスティアンを選出しました。87年UCLAをスンマ・クム・クラウデ（最優秀）で卒業。絵にかいたようなアーティスト一家（父親はクラシック音楽の指揮者、ジャン＝クロード・カサドシュ）に生まれたセバスティアンは、イギリス/フランス/アメリカ国籍を持ち、1980年にニューヨークに移住。ミュージックビデオとコマーシャル、ファッション写真、セレブリティ、広告のディレクションからキャリアを開始しました。彼の作品はナショナル・ジオグラフィック、ヴァニティ・フェア、アウトサイド、アメリカンフォト、ニューヨークタイムズ、ピープル、USAトゥデイ、パリマッチ、シュテルン、さらにはNBC、CBS、NPR、ウェザーチャンネル、CNN「ラリー・キングライブ」に取り上げられてきました。セバスティアンは「傑出した芸術価値と切迫したグローバルに営業を与える作品を生み出してきた」写真家として知られています。セバスティアンは名高いインターナショナル・フォトグラフィー・アワード（IPA）プロフェッショナル・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー2007を、初のベストセラー写真集「Antarctica: A Global Warning (南極大陸：地球温暖化)」（Palace Press刊）で受賞.
セバスティアンには2人の娘と妻キャロリンがいます。彼はエクスプローラークラブと国際氷河学会のメンバーでもあり、ロサンゼルスとミュンヘンに拠点を構え活動しています。
 

仕様：ダイバーXアンタークティカ



リファレンス: 1183-170LE/90-ANT

[ムーブメント]
キャリバーUN-118, 13 ¾‘’’
自社設計＆自社制作
シリシウム＆ダイアモンシル テクノロジー採用の脱進機

[機能]
12時位置のパワーリザーブインジケーター
6時位置のスモールセコンドと前後に修正可能な日付
パワーリザーブ: 約60時間

ケース: チタニウムケース、ホワイトラバーベゼル
ベゼル: 逆コンケイブ、一方向回転ベゼル
ケース径: 44mm
防水: 300m

ケースバック: ヴァンデ・グローブのルートを刻印
ストラップ: ラバー、通常尾錠

本体価格: 予価1,030,000円（税抜）




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ユリス・ナルダン- 自由を尊ぶマニュファクチュール
ユリス・ナルダンは海の世界からインスピレーションを得て、自由な精神を尊ぶ方々のために革新的なタイムピースを製作する先駆的なマニュファクチュールです。
1846年に自身の工房を創業。2014年11月からは世界的なラグジュアリーグループ、ケリングの一員として名を連ねています。ユリス・ナルダンは高級時計の歴史にいくつもの優れた功績を残しており、極めて早い時期から海の世界とのつながりで名を馳せていました。当時制作したマリンクロノメーターはこれまで作られたものの中でも最も信頼性が高く、現在でも世界中のコレクターたちから求められる製品です。最先端技術のパイオニアであり、シリコンなどの革新的な素材を積極的に利用するユリス・ナルダンは、自社で高精度部品およびムーブメントを製造できる技術力を備えた数少ない時計ブランドの1つです。このたぐい稀なる時計製造レベルの卓越性によって、ユリス・ナルダンはスイス時計製造業の中でも最も権威ある団体、高級時計財団（FHH）のメンバーに選ばれています。現在スイスのル・ロックルおよびラ・ショー・ド・フォンに工場を構えるユリス・ナルダンは、マリーン、ダイバー、クラシコ、エグゼクティブ、フリークの5つのコレクションで優れた高級時計製造を探求し続けています。2019年よりユリス・ナルダンは時計製造業に「X-factor」（未知の要素）を導入しています。
www.ulysse-nardin.com