オリスが ケース・ブレスともにブロンズ仕様の 「ヘルシュタイン エディション2020」をブランドの設立記念日に発表

 From : ORIS (オリス)




オリスが ケース・ブレスともにブロンズ仕様の 「ヘルシュタイン エディション2020」をブランドの設立記念日に発表


オリスは、1904年の設立以来100年以上拠点にしているスイス・ヴァルデンブルク渓谷のヘルシュタイン村に敬意を表し、その村の名前を冠するリミテッド エディションを発表します。オリス ヘルシュタインエディション2020は、スイスの独立時計会社のルーツに敬意を表すると同時に、皆さんの笑顔のために、深いルーツであるヘルシュタインより愛をこめて、デザインされました。


1904年6月1日、オリスの歴史は1904年のその日、スイス時計業界の心臓ともいえるジュラ山脈のフランス語圏ル・ロックルから来たポール・カッティンとジョージ・クリスチャンが、スイスのヘルシュタイン村で契約書にサインした時に始まります。
ヘルシュタインはバーゼルから25キロ北のドイツ語圏にある、不況に直面する工業地域でした。二人はそこにチャンスを見出したのです。
この二人の時計職人が自分たちの会社を設立し、地元の小川から名前を取ってオリスと名付け、その後何代も続く物語が始まります。
今年、オリスはその記念日の6月1日、新たな物語の始まりとして、その特別な土地の名前を冠するモデルを発表します。
オリス ヘルシュタインエディション2020は、自社のルーツであるスイスのヘルシュタイン村を称えるものです。



カッティンとクリスチャン、二人の目標は、全く違う二つの土地柄の良いところを合わせた時計会社を作ることでした。
機械式時計はそのロマンを損なうことなく、工業生産できるのか?
人と機械で、労働者たちの手が届く価格の美しい時計を作れるか?
それらの問いの答えは現代明らかになっていますが、社会の変化が激しい20世紀初めには空想のようなものでした。
でも実現したのです。
それから1世紀以上たち、オリスはヘルシュタインの代名詞になりました。
村とそれを取り囲むヴァルデンブルグ渓谷に育まれたオリスは、その地域の発展に寄与しました。

1910年にはオリスはその地域で雇用者数最大の企業になり、その後何十年かは成長を続けます。
1960年代には従業員数ほぼ1000人で年間1万個以上の時計を生産・輸出する、世界で10指に数える規模の時計会社になりました。



1970年代の世界経済危機とクォーツ時計登場というダブルの影響を受けて、スイス時計業界の大部分はすたれました。オリスは生き延びて1980年代初めに独立し、設立当時の目標である職人の手仕事と機械工業の良さを合わせた、美しく、リアルで実用的な時計を作ることに邁進します。

2020年になって、その目標は過去のどの時代よりも意味あるものになっています。
腕時計など必要ないという人もいます。時間を知る方法はほかに五万と有っても、機械式時計には、偉大な詩人ジョン・キースが「永遠の喜び」と呼んだ、独特の美しさがあります。
コロナウィルスによる困難に直面する今、私たちにはその「喜び」が必要です。機械時計作りは今は重要ではないかもしれませんが、世界が沈んでいるときの気分転換のお役に立てるかもしれません。




「オリス ヘルシュタインエディション2020は、オ
リスのルーツと引き継がれる価値観を称えるも
のです」と、オリスの共同経営者ロルフ・スチュー
ダーは言います。



「オリス ヘルシュタインエディション2020で
オリスファンや時計好きの皆さんに笑顔になって、元気に
なってもらいたいとも思いました。」



歴代の精神
1904年の設立以来、オリスは生活の為に懸命に働く一般市民の為の時計を作ってきました。1世紀以上経た今、その思いがヘルシュタインエディション2020に込められます。



オリス ヘルシュタインエディション2020のケース
もブレスレットも無垢のブロンズで鋳造(スイス
時計業界初)されています。そのインダストリア
ルな雰囲気が見る人を惹きつけるでしょう。ケ
ースバックには、皆さんを笑顔にするオリスベア
の刻印が施されています。



製作は容易ではありませんでした。
ブロンズは柔らかい天然素材で、ピンやリンクを止めるに十分な強度を持ちません。それらの部品はケースバック同様、ハイグレードのステンレススチールでできています。
ケースバックにはオリスベアを刻印しています。オリスベアは、オリスの温かくて正直な心のシンボルになっています。



記念すべき日
オリス ヘルシュタインエディション2020を当社の
設立記念日に発表します。


オリスはそのルーツに誇りを持っています。ヘルシュタインはオリスの心臓です。
1904年以来、ずっと同じ場所で、デザイナー、時計師、技術者たちが時計作りをしています。
品質管理や出荷手配もここで行われます。
この美しいスイスの村とオリスの特別な関係を記念して、ダイバーズ65クロノグラフのブロンズバージョンでオリス ヘルシュタインエディション2020を創りました。



「ダイバーズ65クロノグラフ」は、オリスの最初のダイバーウォッチが世に出た1960年代に流行したファンキーなデザインからインスピレーションを受けた、今も人気のモデルです。
ケース、ベゼル、ベゼルインサート、リューズ、プッシャー全てをブロンズで鋳造しました。
ブレスレットリンクもブロンズで鋳造していますので、自然の酸化によって経年変化します。ビッグクラウン ブロンズ ポインターデイト同様、スイス時計業界初の試みです。
ケースバックにはオリスベアを刻印しています。オリスベアは、オリスの温かくて正直な心のシンボルとして、皆さんを笑顔にします。



笑顔で迎える
ロルフ・スチューダーは14年前オリスに入社しました。
いま共同経営者としてオリス ヘルシュタインエディション2020について語ります。



「時計業界の中心から
離れたヘルシュタインに身を置くことで、
オリスの独自精神が育まれたのです。」



「クローディーン・ゲルティサー=ヘルツォークと共同でオリスの経営責任を持つ、ロルフ・スチューダーです。14年前の2006年にオリスに入社して以来、退屈した日は皆無です。オリスブランドの為に働くことは、生涯唯一の素晴らしい経験だと思います。」

――オリス ヘルシュタインエディション2020の背景は?
「先ずヘルシュタイン村とこの会社の価値観を称えること、そしてオリスブランドと機械式時計を愛する人たちに敬意を表することです。本当にこの時計が皆さんを笑顔にできると嬉しいです。」

――会社の価値観とは?
「自分のように、働いて生計を立てている人の為の本格機械式時計を作ることです。そして皆さんに喜んでいただきたいのです。」

――それをこの時計がどう表現するのですか?
「特別なムーブメントを作るか、新しい素材を採用するか、何かカラフルなものにしようかと考えた結果、この土地と世界の時計愛好家を楽しくつなごうということで、ちょっと茶目っ気を出しました。無垢のブロンズでできた高級時計の裏にクマを刻印するなんて誰も思いつかないでしょう?
ブロンズは酸化します。ブレスレットの緑青が腕につきますよね。でも私はそれが問題とは思いません。もう何年もブロンズを使ってきましたから、オリスのお客様たちはブロンズのブレスレットなら腕に色移りすることも、それが洗えば落ちることもご存知です。きっとそういうことも気に入っていただけると思います。」

――ヘルシュタインを称えるのは何故?
「人には故郷が大切ですし、ブランドもそうです。オリスは時計業界の中心から離れたヘルシュタイン出身です。この質実剛健な土地で、オリスの独立精神が育まれたのです。」

――何故クマを時計に?
「このクマを見て怒る人はいないでしょう?このクマは様々な感情を包含します。みんな子供の頃にテディベアに感情を投影します。時計にもそういう楽しみがあるのです。多忙な日々にひと時の楽しみを提供したいのです。」



オリス ヘルシュタイン エディション2020
オリスの象徴的モデルのひとつ、ダイバーズ65より、
スイス時計業界初のブロンズ製ケースとブレス
レットを備えた限定ウォッチです。


【仕様詳細】
ケース :マルチピースブロンズケース、逆回転防止ベゼル、ブロンズインサートベゼル
サイズ :43mm径
ダイアル :ゴールド加工、ブラックのクロノグラフ、ローズゴールド加工のインデックス
蓄光材 :スーパールミノバ加工の針とインデックス
トップガラス :サファイア、両面ドーム型、内面反射防止コーティング
ケースバック :ステンレススティール、ねじ込み、オリスベアの特別刻印
オペレーティングデバイス ブロンズのねじ込み式リューズ&ボタン
ブレスレット :マルチピースブロンズブレスレット(フォールディングクラスプ)
防水 :10気圧(100m)

ムーブメント:ナンバー Oris771 (SW510ベース)
ファンクション :時針・分針・クロノグラフ1/4秒針、9時位置にスモールセコンド、3時位置に30分積算計、ストップセコンド針、 28’800A/h, 4Hz、27石
ワインディング :オートマチック
パワーリザーブ :48時間
限定 :250本生産、オリスブティック及び公式e-shop限定販売。公式e-shopからご購入の場合、限定ナンバーを選べます。
価格 :510,000円税別
発売日 :2020年6月下旬予定



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