グルーベル フォルセイ、コンテンポラリー テンプにレッドゴールドの新たなケースが登場

2019年のコンテンポラリー テンプの発表により、グルーベル フォルセイの歴史の新たな章が始まりました。直径39.6mmという極めて小ぶりなサイズのタイプピースは、グルーベル フォルセイ史上初の試みでした。限られたスペースの中でも、グルーベル フォルセイの世界観が求めるコードを余すことなく体現するコンテンポラリー テンプは、従来のクロノメーター性能を一切妥協することなく、立体構造を細部まで駆使した、偉業の賜物です。ホワイトゴールドのモデルに続いて今回発表するのは、5Nレッドゴールド製の新しいケースデザイン。多層構造によるコントラスト豊かな文字盤が、複数のユニークな構造を引き立てています。



常に高い品質を追求するグルーベル フォルセイの精神のもと、255個のパーツを合わせて完成したコンテンポラリー テンプは、時計構造への真の挑戦を意味します。ケースに納まるよう、ムーブメントの設計は完全に見直されました。大型テンプをコンパクトなサイズに収納することのみならず、極めて緻密なディテールに配慮しながら、調和のとれたバランスを構築することは至難の業でした。立体構造、素材、サイズ、そして仕上がりのどの点においても、5Nレッドゴールド製 コンテンポラリー テンプは、グルーベル フォルセイの世界感を存分に表しています。

堂々たるテンプが保証する安定性とパフォーマンス

6時位置で目を引く大型テンプは、開発から製造まで、グルーベル フォルセイのアトリエにて作られています。安定性を維持する画期的な直径12.6mmのテンプと、ブラックポリッシュ加工のブリッジを映し出す背景効果により、ムーブメントに深い奥行感が生み出されています。超速機構は、リューズを引くことで起動する「ストップテンプ」機能を搭載。また、正確さを極める時間調節を可能にするため、6つのゴールド製ミーンタイムスクリューをリムに配し、空気摩擦とそれに由来する乱れを軽減します。これにより、クロノメーター性能が向上し、より簡単な調整作業が可能になりました。

コンパクトなケースに納められたグルーベル フォルセイの世界

直径わずか39.6mm、高さ12.21mmの小ぶりなコンテンポラリー テンプは、大盤なタイムピースを手掛けることが多いグルーベル フォルセイの作品の中では特別な存在です。左側に繊細でエレガントな曲線を描き出しているのは、レッドゴールド製の象徴的なケースへと伸びる立体的なラグ。ベゼルとラグに施したポリッシュ仕上げと、ミドルケース側面とケースバックに施したサテン仕上げの、2種類の仕上がりのコントラストが、タイムピースのボリューム感を際立たせています。 ベゼルを覆うドーム型のサファイアクリスタルは、ムーブメントにさらなる奥行きをもたらし、さらにその下に位置する文字盤は、アトリエで制作される立体的な多層構造により、それぞれの表示機能を引き立てています。

立体構造への旅

コンテンポラリー テンプを一目見るだけで、複数の階層からなる立体構造への旅にいざなわれます。まずは、6時位置に君臨するテンプに重なるブリッジから始めましょう。長い時間をかけ手作業で磨き上げられた美しいブリッジです。上の階層に上がると、質感のある2つ目のブリッジが見え、角度を持たせた配置によって、グルーベル フォルセイのエングレービングを施したゴールドの香箱が刻むリズムを眺めることができます。そこからわずかに上の階層の8時半の位置にはスモールセコンド表示があり、さらに2段上がると、手作業でかすかに質感を持たせたブリッジが見え、スレンダーなブルースチール針が、72時間のパワーリザーブを表示しています。東側の2時位置には、コントラストカラーで強調された時分表示があり、中心をあえて外した位置がダークグレーのラインで強調されています。3つ股状で高さのあるブリッジの上には、成形から断面の磨き上げまで手作業で仕上げられた2本のブルースチール針が時刻を示しています。文字盤の旅の終着点は、大きなテンプの下をのぞくことができる、一番高い位置の開口部です。テンプを上からしっかり固定しているのは、ブラックポリッシュ加工で丹念に角度をつけた、スマートなブリッジです。

見えない場所の芸術

このタイムピースの背面には、グルーベル フォルセイのタイムピースならではの、熟練の職人技が発揮された芸術的な装飾仕上げが隠れています。エングレービング加工が施された円形のレッドゴールド製地板を中央に配し、それを取り囲むホワイトゴールドのブリッジには、グルーベル フォルセイの価値を表す銘文が浮き彫りで刻まれ、さらにブラックポリッシュ仕上げも施されています。そしてゴールドの台座にはめ込まれたルビーが彩を添えています。

5Nレッドゴールド製のコンテンポラリー テンプは、何層にも重なる立体的なアプローチが美しい、魅力的な構造美の旅へといざないます。それぞれのユニークな構造は、緻密を極めたディテールへのこだわりと、完璧に仕上げる熟練技によって構築されたものです。コンテンポラリー テンプは、小さめなサイズという個性もありながら、グルーベル フォルセイの世界観のすべてを物語る、ノウハウが凝縮されたタイムピースなのです。






関連 Web Site

グルーベル フォルセイ
http://www.greubelforsey.com/en/

カミネ旧居留地店
http://kamine.co.jp/shop/maison/