シチズン時計マニュファクチャリング株式会社 社員が、令和4年度「信州の名⼯」(卓越技能者知事表彰)受賞

 From : CITIZEN (シチズン )




令和4年度「信州の名⼯」(卓越技能者知事表彰)、シチズン時計マニュファクチャリング株式会社 社員が受賞




シチズン時計の製造⼦会社であるシチズン時計マニュファクチャリング株式会社の社員が、⻑野県内の⾼度技能保有者を対象とした、令和4年度 卓越技能者知事表彰「信州の名⼯」[註]を受賞しました。


1. 受賞者
⽒ 名:井原 正治(いはら しょうじ)
勤務地:シチズン時計マニュファクチャリング株式会社 飯⽥松尾⼯場


2.受賞理由
時計部品の⾦型製造を担い、経験と地道な努⼒により、加⼯機のカウンターや⽬盛では出せない精度を「指先の感覚・感触」で調整する優れた技能を有している。特に超⾼精度⾦型における放電加⼯・研削加⼯において⾼い評価を得ており、中でも極薄“箔”加⼯においては、±0.001 ㎜以下の精度で加⼯を⾏うことができる。
また、後進若年層の育成・地元学⽣への職場体験の受け⼊れや技能検定委員を通して広範囲にわたる⼈材育成や技能継承に尽⼒している。

3.受賞コメント
この度、⻑野県卓越技能者知事表彰「信州の名⼯」を受賞できましたことは、⾝に余る光栄であり、喜びに堪えません。⻑年、機械加⼯を追求できる環境を整え続けて頂いた、会社関係者、並びに⽀え続けてくれた同僚、家族、多くの⽅々のご⽀援の賜物であり、厚く御礼申し上げます。
今後も⾦型、部品加⼯における⾃動化と⼿作業の融合に取り組み、時計組⽴の下⽀えとなれるように精進して⾏きたいと思います。また、後進の育成にも⼀層⼒を注いでいく所存です。

4.プロフィール
1989 年⼊社以来、時計部品の機械加⼯業務に従事し、2002 年の“平成13 年度⻑野県技能競技⼤会”では1 級ワイヤ放電加⼯職種で第1 位となり⻑野県知事表彰を受賞。2007 年には特級放電加⼯技能⼠を合格、その他、1 級放電加⼯技能⼠(数値制御形彫り放電加⼯作業)、1 級機械加⼯技能⼠(平⾯研削盤作業)なども取得し、幅広い機械加⼯の技術を持ち合わせている。
2005 年飯⽥市等主催の“江⼾のモノづくりシンポジウムin 飯⽥”では地域を代表し「飯⽥下伊那の若者とモノづくり」というテーマで海外にシフトする製造業を背景に“モノづくり=⼈づくり”の考えを発信している。 ⻑野県出⾝ 51 歳



[註]「信州の名⼯」:卓越した技能を持ち、その分野で⻑野県下第⼀⼈者と⽬されている⽅を、知事が表彰するもの。技能者の技能向上意欲の増進、技能⽔準の向上および技能者の社会的評価の⾼揚を図ることを⽬的として実施されている。