セイコーの新プロジェクト「THE GIFT OF TIME」始動~クリエイターとともに“時”と“ジャパン・ラグジュアリー”の魅力を世界に発信
From : SEIKO (セイコー )日本文化を牽引するトップクリエイターとともに“時”と“ジャパン・ラグジュアリー”の魅力を世界に発信するプロジェクト「THE GIFT OF TIME」始動
セイコーグループ株式会社は、日本独自の四季や自然によって育まれた美意識、匠の技を生み出すクラフトマンシップなど、日本ならではの文化が生み出してきた豊かさや価値を<時>という視点から再発見し、“ジャパン・ラグジュアリー”の魅力を世界に発信する新プロジェクト「THE GIFT OF TIME」を開始します。また、今回のプロジェクトの象徴として、銀座のランドマークとして知られるSEIKO HOUSE内にある和光 本店の地階フロアを改装し、リニューアルオープンしました。
「THE GIFT OF TIME」プロジェクト開始にあたり、日本文化を牽引する様々なトップクリエイターとともに「時」をテーマにした特別動画を制作、今回はそのティザームービーを特設WEBサイト上で公開します。
また、今回のプロジェクトの象徴として、銀座のランドマークとして知られるSEIKO HOUSE内にある和光 本店の地階フロアを改装し、7月20日(土)に、リニューアルオープンいたしました。
■「THE GIFT OF TIME」プロジェクトについて
世界は、これまでと異なる種類のラグジュアリーとして、日本の文化に注目し始めています。細部にこだわる日本らしいクラフトマンシップをはじめ、見やすさ、使いやすさを優先するものづくりなどは“クワイエット・ラグジュアリー(Quiet Luxury)”と表現されるなど、今や日本のラグジュアリー文化は世界において新たな価値を生み出しています。

セイコーもまた、これまで「Grand Seiko(グランドセイコー)」「Credor(クレドール)」「和光」に代表されるブランドを通じて、日本のラグジュアリー文化形成に貢献してまいりました。今回のプロジェクトでは、日本文化を牽引するトップクリエイターとともに<時>という視点から日本独自のラグジュアリー文化をひも解きます。10月に予定している特別動画の完成後には、世界各地で動画の上映会を実施し、グランドセイコーをはじめとする当社グループの展開する日本のラグジュアリーブランドを紹介するとともに、日本文化の豊かさや奥深さを多面的に発信してまいります。

■プロジェクトムービー「THE GIFT OF TIME -時と生きる-」について
2024年10月に公開予定のプロジェクトムービーでは、セイコーと日本文化の接点を「時」と定義し、「時」が持つ文化的側面についてひも解きます。日本文化を牽引するトップクリエイターである現代美術作家・杉本博司さん、作曲家・文化庁長官・都倉俊一さん、建築家・隈研吾さん、歌手・MISIAさんに出演いただき(※プロフィール別紙)、「時」が彼らの創作や哲学にどのような影響を与えるのかを探るとともに、それぞれの視点から「時」への想いを語っていただきます。
ティザームービー URL:https://youtu.be/XYFK-Ps3dHc
<ティザームービー概要>
・タイトル:THE GIFT OF TIME -時と生きる-
・出演者:作曲家・文化庁長官・都倉俊一さん、建築家・隈研吾さん、歌手・MISIAさん
・ナビゲーター:セイコーグループ株式会社 代表取締役会長 兼 グループCEO 兼 グループCCO 服部真二
・動画時間:1分28秒
・WEBサイトURL: https://www.seiko.co.jp/thegiftoftime/
■和光 本店地階リニューアルについて
今回のプロジェクトの象徴として、銀座のランドマークとして知られるSEIKO HOUSE内にある和光 本店地階をリニューアルオープン。創業以来大切にしてきた豊かな日本文化を土台に次世代クリエイターによる新たな芸術・文化の発信拠点へと進化。
今回のリニューアルは、本質的な豊かさを求める日本を代表するブランド「和光/WAKO」の拠点作りであり、和光が目指すテーマ「AMAZING WAKO」を表現するものです。空間デザインは杉本博司氏と、榊田倫之氏が主宰する新素材研究所が担当しました。

地階のコンセプトは「時の舞台」。伝統と革新が共鳴する文化の発信地、交流の場となります。
フロア中央の「舞台」は、時計の長針と短針に見立てた回転する仕掛けによって、常に変化し、新たな空間体験を生み出します。
和光が大切にする「時」に2つの意味を込めて、「時の舞台」で未来につなぐ価値を創造してゆきます。
・季節の移ろいや自然との付き合い方から生まれる日本の美意識や習慣。
・何百年と継承されてきた伝統や技術、創作の追求に費やされた時間、未来への思いなど。品物の背景に存在する物語。
■和の光、舞台と回廊
銀座の象徴とも言うべき和光本店。地階フロアを設計するにあたり「舞台と回廊」をテーマに据えました。フロアの中心部を舞台として、時計に見立てた長針と短針の回転什器を配置し、売場を回遊できるように木格子に囲われた回廊を設けました。ネオ・ルネッサンス様式の建築空間のなかに、美しく佇む「和」の光。「和」から想起される日本的なる意匠を追求し、空間を構成することが最適であると考えました。また、素材についても霧島杉や魚梁瀬杉、京都の町家石や唐紙など日本ならではの素材を用いました。木の香りがほのかに漂う、日本的な作法によって整えられた空間に、和みを感じてください。(新素材研究所)

photo Masatomo Moriyama
地階フロアでは、ファッション、ジュエリー、現代アート等多岐にわたる、各分野の第一線で活躍する現代のデザイナーや職人たちが、和光が大切にしてきた日本古来の美意識、文化、技術に共鳴しつつも、これまでにない豊かさの本質を伝える新たなブランド発信をしています。
中央に配置された、長針と短針に見立てた「舞台」(回転什器)が変幻自在に形を変え、空間に新たな楽しみを生み出します。「舞台」を囲んだ「回廊」を巡りながら、一つひとつストーリーを持つ商品を見て回ることで、人と物、人と人が出会い、交流を深める場となります。
設計:新素材研究所 photo Masatomo Moriyama
■地階フロア 取り扱いブランド
地階フロアでは和光でしか体験できない価値をお届けするため、
・和光とクリエイターとの唯一無二のコラボレーション
・和光がクリエイターとクリエイター、クリエイターと生産地をつなぐ企画
・世界で活躍するクリエイターの作品
これら3点を基軸とし商品を企画いたしました。
和光はものづくりを大切にし、国内外のクリエイターの方々と日本の美しさや文化を表現してまいります。
[ブランド一覧]
Charlotte Chesnais(シャルロット シェネ)
CFCL(シーエフシーエル)
かみ添
BYYO(ビョウ)
cornelian taurus by daisuke iwanaga(コーネリアン タウラス バイ ダイスケ イワナガ)
Goldwin 0(ゴールドウイン ゼロ)
KIJIMA TAKAYUKI(キジマタカユキ)
L/UNIFORM(リュニフォーム)
Pearl+(パールプラス)
SAGAN Vienna(サガン・ヴィエンナ)
SETCHU(セッチュウ)
The Elder Statesman(ジ エルダー ステイツマン)
T.T(ティー・ティー)
Tu es mon Tresor(トゥ エ モン トレゾア)
Watanabe Textile(ワタナベ テキスタイル)
And more…
■ショーウインドウ
地階フロアのオープンと合わせ、中央ウインドウは、美術家であり、自然布の蒐集家・研究家として知られる吉田真一郎氏による、自身が蒐集し続けている古代の白い麻布を用いたインスタレーションです。日本では、古来より白は清浄で潔白、穢れを払うとされており、麻の白さが神事に供用されてきました。和光はこの白を光の色と捉え、数百年の時を経た多様な白の表現で銀座を照らし、新たな「時の舞台」の幕開けを祝います。
【ショーウインドウディスプレイ】
期間:2024年7月18日(木)~8月21日(水)
毎日8:00 ~ 22:00 (最終日8月21日のみ19:00まで)
場所:セイコーハウス中央ウインドウ
[吉田真一郎]
1948年、京都府生まれ。美術家、近世麻布研究所所長。77年に西ドイツへ渡り、現代美術家のヨーゼフ・ボイスに出会い、帰国後、ボイスの影響から古美術や民俗学を独学で勉強し始める。江戸時代の苧麻布、大麻布の蒐集と、繊維と糸の研究をおこない、全国各地の博物館展示などで発表を行ってきた。美術家としては、佐賀町エキジビット・スペース(1987)、山口情報芸術センター[YCAM](2017)、HOSOO GALLERY(2021)にて作品を公開。共著に『別冊太陽日本の自然布』(平凡社, 2004)などがある。2018年には、麻布の蒐集と研究が評価され、第6回水木十五堂賞を受賞。
和光 公式ホームページ: https://www.wako.co.jp/
アーツアンドカルチャーWebサイト: https://www.wako.co.jp/c/artsandculture
インスタグラム: https://www.instagram.com/artsandculture_wako_ginzatokyo/
【お問い合わせ(和光に関してのみ)】
株式会社 和光
TEL.03-3562-2111(代表)
■クリエイタープロフィール
[隈 研吾]
1954年生。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。50を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『日本の建築』(岩波新書)、『全仕事』(大和書房)、『点・線・面』(岩波書店)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。
[都倉 俊一]
東京生まれ。小学校、高校時代を過ごしたドイツで音楽教育を受け、学習院大学在学中に作曲家としてデビュー。日本レコード大賞作曲賞、日本歌謡大賞など受賞多数。ヒット曲数は 1,100 曲を超え、レコード売上枚数は 6 千万枚を超える。2021 年より文化庁長官。
[MISIA]
1998年デビュー。「Everything」「アイノカタチ」など数多くのヒット曲を持つ国⺠的歌⼿。東京オリンピック開会式では⽇本国歌「君が代」を独唱。社会貢献活動にも積極的で、⻑年にわたって国内の⼦どもたちのサポートや アフリカの⼦どもたちの教育⽀援などに従事しており、その功績からアフリカ開発会議(TICAD)などの国際会議の⼤使も歴任している。
2023年にデビュー25周年を迎え、大規模な全国ツアーを実施。2024年には「フルール・ドゥ・ラ・パシオン」が日本テレビ系アスリート応援ソングに採用され、また、台湾、能登の復興支援ライブ「PEACEFUL PARK」にも積極的に参加。9月にはBlue Note JAZZ FESTIVAL in JAPAN 2024への出演、MISIA SOUL JAZZ 2024の開催が決定している。
[杉本 博司]
1948年東京都生まれ。現代美術作家。1970年渡米、1974年よりニューヨーク在住。活動分野は、写真、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆、料理と多岐にわたる。杉本のアートは歴史と存在の一過性を主題とし、そこには経験主義と形而上学の知見をもって、西洋と東洋との狭間に観念の橋渡しをしようとする意図がある。時間の性質、人間の知覚、意識の起源といったテーマがそこでは探求される。2008年榊田倫之と建築設計事務所「新素材研究所」設立。2009年公益財団法人小田原文化財団設立。1989年毎日芸術賞、2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)受賞。2010年紫綬褒章受章。2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ叙勲。2017年文化功労者。2023年日本芸術院会員に選出。
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