2017 ジュネーブSIHHレポート ~Part.2~

 By : Kamine

2017 ジュネーブSIHHレポート ~Part.2~

ジュネーブSIHH会場で出会った新作。
私が思わず買いたくなった時計たち。

ジャガー・ルクルト “レベルソ・トリビュート デュオ フェイス”


先ずはこちら、
ジャガー・ルクルトのレベルソ・デュオ

例年、いつもながら出会う、そしていつもながら欲しくなるレベルソの新作。
同じ品種がここまで進化したということは、今年は特に特筆できます!

お馴染みのレベルソは何もサプライズ感があるわけではありませんが、
とにかく角型時計としての縦・横の比率、厚み、重量感、そしてケースの台座にエングレーブされたソレイユ。

仕様にスキがありません。

デュアルタイム時差修正は、余計なプッシュホールを排除し、誤作動が起こらないようにケースをスライドさせた時にのみ見える12時側のケースにレバーが設置されています。


ダイヤルは両面ともカラーリング、仕上げの素晴らしいものでした。
レベルソは今 8種類のサイズがあるまでに多様化しましたが、私にはこのサイズがベストかな…と。

改良を加えられた台座とラグ部分。


写真ではよく分かりませんが、台座とラグ部分を良く見るとかすかに腕へのフィット感を考慮したアールがかかっていて、
ベルトが下に向く角度になり、腕への巻き付き方も快適です。

K18PGケース(42.9×25.5mm)
手巻
3気圧防水
¥2,050,000(税別)
4月発売予定


ジャガー・ルクルト “レベルソ・トリビュート ムーン”



これも同じく…。ステンレスで軽いところも魅力。
古典的なレベルソ・ムーンの最新型。

ドフィーヌ針とインデックスと真円のムーンフェイズ、カレンダーの組合せは、ジャガー・ルクルトのロゴマークをも合せて一体化したデザインのようです。

ステンレスケース(49.4×29.2mm)
手巻
3気圧防水
¥1,350,000(税別)
4月発売予定


そして、
マスター・ウルトラムーン

これまたサプライズ感はありませんが、その完成度はパーフェクトと言えます。
針の形、長さ、仕上げ、インデックスもシャープであらゆる角度の光を受け、視認性を高めます。
少しカレンダーの数字が小さく見えにくいか…と思いますが、それがこのスレートグレーダイヤルのスッキリ感を向上させています。

名前の通り、ウルトラスリムのケースに、径は39ミリという大きくなく、小さくない存在感をきっちりと出せるサイズ感も魅力です。

K18WGケース(39.0mm)
自動巻
5気圧防水
¥2,050,000(税別)
4月頃発売予定

久々にリリースされたマークニューソンとのコラボ。
ジャガー・ルクルトの「アトモス568」

かつてない透明感をもつ分厚いバカラクリスタルは、たっぷりの重量感と共に、エクストラホワイトガラスにより極めて透明度が高く、時計全体も気密性に優れています。

手作りによる個体差のあるバカラ社のこの分厚いガラス細工は、加工の難しさを想像させます。


個人的に、私は昔からインテリアには大変興味があり、ゆったり振子が動き、ゆるやかに運針をするルクルトのこのアトモスが大好きです。

近代的なブルーの針とインデックスが新鮮でアーティスティック。

いつか手に入れたいと秘かな願望を持ってしまいます。

どんなシンプルな部屋、インテリアでも、これ一台で雰囲気やイメージはグーンと変化します。

1本(1台)の時計が雰囲気を大きく変えるという意味では、腕時計も同じことが言えますが…


アトモス By マークニューソン
サイズ;265×230×147mm
ムーンフェイズ付
¥2,900,000(税別)


オーデマ・ピゲ
ロイヤルオーク クロノグラフ

ロイヤルオーク クロノグラフは、今年 発表20周年を迎えました。

それを記念して、ダイヤルをリニューアル、8種類のモデルが発表されました。

その中でも、この通称「パンダ」と呼ばれる白に黒のインダイヤルのモデルは、ロイヤルオークにこれ迄ありそうでなかったのです。

 

特に文字盤周囲を黒く色づけして引き締めたフェイスにし、積算計の両サイド2カウンターのみを大きくし、カレンダー位置も適正な位置に移され、整ったダイヤルバランスになりました。


スポーティながら高級感を漂わせたこのモデル
内容のわりに価格も魅力的です。

ステンレスケース(41.0mm)
自動巻
5気圧防水
¥2,400,000(税別)
6月頃発売予定

SIHH会場から外れて、レマン湖に浮かぶヨットで開催されたLVMHグループのタグ・ホイヤーとゼニスの新作発表会。

今年から新しくCEOとなり、いよいよ本格的に「ゼニス」に介入することになったJ.C.ビバーさん

ボートの中でバッタリ遭遇。

ビバー氏いわく、新しいゼニスのプロダクトのキーワードは、ダウンサイジング・・・とか。

 

続きは、後日Part.3で。

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