シチズン『The CITIZEN』のCaliber 0210 デイト表示付 メカニカルモデルの発売日が12月9日に決定、実機レポート
By : CC Fan発表時点では「2023冬発売予定」だったThe CITIZEN(ザ・シチズン)のCaliber 0210 デイト表示付 メカニカルモデル の発売日が、今回、12月9日に決定しました。
良い機会ですので、発表直後に実機を拝見した感想をレポートします。
デイト表示がないCaliber 0200と合わせ、好みに合わせて選ぶことができるラインナップ。
左は限定の0200純白ダイヤルモデルです。
日付がないCaliber 0100(年差クオーツ)のザ・シチズンと日付がついているF950(衛星電波)のアテッサを使いながら比較すると「日付(曜日)があると便利」と思う機会は割と多い、と感じるため実用的な機能として日付を追加するという方向性は実用性も重視するザ・シチズンらしいかもしれません。
黒文字盤と白文字盤である意味当然ながら、日付リングは専用部品として統一感が与えられています。
「日付が邪魔」の要因の一つとして文字盤の色・フォントとバランスが悪くて悪目立ちしてしまう、と言うのが考えられるので、バランスが良いこの配置は好印象です。
センターセコンドを実現するために2番車と4番車を重ねるレイアウトが多い日本勢には珍しく、スモールセコンドで4番車を無理なく配置する伝統的なレイアウトは0200と同様です。
2番車と4番車を重ねなくてもいいため、レイアウトの取り回しに余裕があり、大きな歯車を使うことができることはメリットでしょう。
また、自動巻きのブリッジと計時のブリッジを機能ごとに綺麗に分割し、メンテナンス性も良さそう、と感じます。
スモセコ軸(4番車軸)の位置を考えると、デイトリングは結構攻めた設計にも見えます。
ちょっと見切れてますが、0200発表の時に撮影した、0200の文字盤側(日の裏)側のレイアウト。
感触をよくするためか、カンヌキバネが大きいのが分かります。
デイト拡張はこの時点で考えては…いなかった?
発表時のインタビューでも伺った「当たり前のことを当たり前にやる」ムーブメントの構成は好みです。
細かい差異はありますが、ほぼ同じ仕様が日付の有無で選べるというのは良いラインナップではないでしょうか。
是非0200と合わせて実機をご覧ください。
最後に仕様を引用します。
【仕様】
ザ・シチズン / メカニカルモデル Caliber 0210
発売⽇ :2023年12⽉9⽇
希望⼩売価格 :880,000円(税抜価格800,000円)
NC1000-51E(特定店限定モデル)
NC1001-58A(特定店限定モデル)
ケース / バンド :ステンレス
ガラス :サファイアガラス(クラリティ・コーティング[※1])
ケース径 / 厚み :40.0mm / 11.2mm(設計値)
[主な機能]
Cal.0210/⾃動巻き+⼿巻き/精度:平均⽇差−3〜+5秒[※2]/持続時間約60時間(最⼤巻上時/振動数:28,800回/時 /⽯数:26⽯/秒針停⽌機能 /⽇付早修正機能
■10気圧防⽔
■シースルーバック(サファイアガラス)
■CAL.02規格検定合格証付
メーカー保証 1年間メーカー保証(「シチズン オーナーズクラブ」登録により最⻑5年間)
「The CITIZEN スペシャルサイト」
https://citizen.jp/the-citizen/special
[※1] クラリティ・コーティング:サファイアガラスの表裏⾯にシリコン化合物を多層構造コーティングすることにより、光の反射を抑えて約99%の透過率※を実現し時計の⽂字板を⾒やすくしました。さらに防汚膜を付加することで耐久性と防汚性の向上を実現しました。※透過率は許容差として約1%の差異が⽣じる場合があります。
[※2]精度は静的状態にて測定したものです。機械式時計の特性上、使⽤される条件(携帯時間、時計の姿勢、腕の動き、ゼンマイの巻上具合など)によっては、⽇差範囲を超える場合があります。
【お問い合わせ】
シチズンお客様時計相談室 フリーダイヤル
0120-78-4807 (受付時間 9:30〜17:30 祝日除く月〜金)
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