【読者プレゼント】WMO年末企画、Hajime Asaoka、TAKANO、大塚ローテック、KURONO TOKYOの東京時計精密から特別編集冊子「Precision」をプレゼント

 By : CC Fan

【読者プレゼント】
WATCH MEDIA ONLINE 年末企画!!



12月となり、今年もあとわずかとなりました。
時計業界もGPHGが終わると一気に年末・師走感が出てきます。今年も色々ありました。
印象に残っているイベントの一つとして、国産時計の雄「タカノ」が独立時計師の浅岡 肇氏が率いる東京時計精密によって復刻されたこと、そしてその前に初代タカノの生き字引、末 和海氏を訪問できたことがありました。(イベントリポート&末氏訪問)

イベントにてタカノ復活を記念し東京時計精密特別編集の雑誌スタイル冊子「Precision」が発行され配布されていました。



浅岡氏による新生タカノの精度を保証するブザンソン天文台の訪問記に始まり、末 和海氏へのインタビュー、タカノムーブメントの歴史を資料と共に振り返る企画まで、資料の取り込み、レイアウト、DTPから印刷に至るすべての編集過程に、浅岡氏のこだわりが詰まっています。



さらに、時計ジャーナリスト高木氏による新生タカノ解説、そして東京時計精密が有するクロノトウキョウ、大塚ローテック、ハジメアサオカの紹介まで、「売り物ではない」ことが信じられない完成度でした。

その後この冊子はアンティーク時計フェアなどで配布されましたが、基本的には非売品であるため手に入れる方法が限られていました。



そこで今回、WATCH MEDIA ONLINEと東京時計精密さんとのコラボレーションより、読者プレゼント企画が実現しました。50名様に「少し早いクリスマス プレゼント」としてお届けします。


末氏のインタビューも

応募方法
「Precision」をご希望の方は
・この記事のコメント欄に、お名前と送付先の住所をお書きのうえ、非公開で投稿してください。
・応募者多数の場合は抽選となります。
・WATCH MEDIA ONLINEへのご意見ご感想などをお書き添えいただけると有難いです。
・当選の発表は発送を持って代えさせていただきます。


締め切り
12月15日(日)24時。
・ご記入の個人情報は、当プレゼントの発送のみに利用されます。

どうか奮ってご応募ください。


 『自分の出自が"紙媒体"なので言えるのだが、良い編集(へんしゅう)は優れた偏執(へんしゅう)と同義だ。自分が面白いと感ずることを伝えたくて仕方なくなるその欲求。それを自分の描く最善の形で表現するためであれば、傍からは非常に困難な作業に見えても、その編集(偏執)渦中にある者にとっては困難と愉悦とは同義となり、どんな僅かでもその結果が己が理想に近づく可能性があるならば、やり直す苦労も時間も惜しまなくなる。「病膏肓に入る」というやつだ。しかし、そうして産み出された編集物からは必ず、何とも形容しがたい狂喜乱舞のワクワク感が放たれる。特に同病を病むマニアにとってそれは、心躍る新たな探検への片道キップなのだ。この「Precision」で浅岡氏は編集とDTPという雑誌創作上の二大黒幕を一手に務めている。つまり編集人でありアートディレクターであるという、時には相反する、編集的な"拘り"とデザイン的な"美意識"を両立させながら誌面を成立させている。これは氏の時計製作に通ずるところでもある。
 まだインターネットがなかった昔、僕たちのGoogleは書店だった。一般常識の書籍類に紛れて、そこには学校なんかでは教えてくれないマニアックでニッチな情報が溢れていた。ネット全盛の今、書店も雑誌メディアも衰退し、わずかに残る紙媒体もほぼ広告の受け皿に甘んじている窮状だが、「Precision」で実に久しぶりに、好きと美意識と拘りが全ページに躍動し発信する"雑誌"を見た。時計というニッチさを取り払ってもなお薫る、ネットでは決して出せない世界、紙でなければ創れないクリエイティヴィティーとパッションを、ぜひ多くの方に感じて欲しい』
KITAMURA(WATCH MEDIA ONLINE編集人)