H.モーザー、WATCHES&WONDERS 2026より"ビッグリーグ"へ~「Carré des Horlogers」からメインホールへ進出

 From : H. Moser & Cie. (H. モーザー)




WATCHES&WONDERS 2026より、H.モーザー、ビッグリーグへ


2016 年、独立時計師やスモールブランドに特化したショーケース「Carré des Horlogers」で、Watches & Wonders に初出展を果たしました。それから9 年、一連の大胆な革新を世に送り出し、驚異的な成長を確固たるものとしてきたH.モーザーは、今、決定的な新時代へと歩みを進めます。2026 年、H.モーザーは遂にメインホールへと進出し、偉大な歴史を持つブランドと肩を並べ、その新たな地位を確立します。この躍進は、独立系ブランドとしての成功、そしてH.モーザーの揺るぎない経営基盤と好調な勢いが認められた証であり、「Carré des Horlogers」が才能を育む場として大きな役割を果たしたことの証明でもあります。小さな工房から始まったシャフハウゼンのマニュファクチュールは、今や時計界のビッグリーグにその名を連ねることとなりました。



2012年、MELBホールディングスのメイラン家による事業継承によって存続の危機を乗り越えたH.モーザーは、そこから抜本的な変革による新たな道を歩み始めました。生産体制の再構築、大胆なコミュニケーション戦略によるブランドイメージの再定義、そして原点である、既成概念にとらわれないものづくりへの回帰です。

2015年以降、ブランドを象徴するコンプリケーションと唯一無二のファンキーブルーのダイアルを組み合わせた「エンデバー・パーペチュアルカレンダー ファンキーブルー」が、その新たな方向性を決定づけました。同年には、ロゴもインデックスも配さない初の「コンセプト・ウォッチ」を発表し、時計製造の常識を打ち破ることで、プロダクトそのものに再び光を当てました。



2016年にはスマートウォッチへの皮肉を込めた「スイス・アルプ・ウォッチ」が、H.モーザーを業界における既成概念の風雲児として、確固たる地位を押し上げ、さらに2017年に、ケースにチーズを用いた挑発的な「スイス マッド ウォッチ」、そして2019年では、サステナビリティを掲げた「モーザー・ネイチャー・ウォッチ」を発表しました。これらの一つ一つがブランドの存在感を高め、国際的な知名度を獲得しながらその独自性を磨き上げてきました。



2020 年に登場した「ストリームライナー」コレクションは、H.モーザーにとって大きなターニングポイントとなり、ブランドの新たな章の幕開けとなりました。急速に拡大し、香港、上海、北京、ソウル、インド、カリフォルニアに6 つのブティックをオープン。年内にはさらに 3 カ所の拠点が加わる予定です。また、没入体験を提供する2 つの「モーザーランド」スペースの展開も予定しています。アジア、中国、中東、南北アメリカに4 つの子会社を構え、その国際的な存在感を確かなものにしています。 2024 年のアルピーヌ・モータースポーツとの提携のような、予想を超えるコラボレーションは、時計づくりの伝統と現代的な革新を融合させるブランドの類まれな能力を証明しています。



このわずか12年間で、生産本数は10倍に、そして売上高は15倍へと、飛躍的な成長を遂げました。この成長を支えているのは、世界100名以上の従業員と、私たちの誇る独自の生産体制です。時計の心臓部を専門に製造する姉妹会社プレシジョン・エンジニアリング社が、その技術力を盤石なものにしています。H.モーザーはまさに、伝統に根ざしたタイムレスなエレガンスに、芸術的とも言える挑発的な遊び心を加えた、卓越した時計づくりを体現しています。そして、この独自のスタイルを支えているのが、様々な制約にとらわれない真の独立性です。この自由があるからこそ、常に時代と対話し、常識を覆すようなアイデアでさえも迅速に形にすることができるのです。



そして今、歴史に新たな1ページが刻まれます。9回出店した「Carré des Horlogers」を離れ、2026年、H.モーザーはWatches&Wondersのメインホールに移ります。それは、ブランドが築き上げてきた確かな成功に裏付けられた、「ブランドの総合力」「継続的な成長」、そして「市場からの高い評価」がもたらした、必然の進化と言えます。「Carré des Horlogers」の小さな宝石から、今や時計業界に新たな潮流を生み出す注目の存在へ。今回のメインホールへの進出は、その飛躍を象徴する大きな一歩です。




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