ファーブル・ルーバーが本日(16日)よりPeakPerformance期間限定ポップアップイベントに特別展示、初日には楠泰輔氏のイベントも! + 新たなるエベレスト登頂成功レポート‼

 From : FAVRE-LEUBA (ファーブル・ルーバ)

PeakPerformance期間限定ポップアップイベントに
ファーブル・ルーバ 特別展示決定!
さらに、新たなるエベレスト踏破をサポート!!






スイスプライムブランズ株式会社が日本輸入総代理店を務める281年の歴史を有するスイス時計ブランド、ファーブル・ルーバは、スウェーデンの高級アウトドアウェアブランドPeakPerformanceの期間限定ポップアップイベントにて特別展示を行うこととなりました。

PeakPerformanceは1986年にスウェーデン北部の街オーレで創業した高級アウトドアウェアブランドです。
スキーウェアを中心に、優れた機能性と美しい北欧デザインを併せ持つウェアは日本でも高い人気を誇ります。 また、ブランドアンバサダーの一人はファーブル・ルーバと同じく日本人フリーライドスキーヤーの楠泰輔氏です。

参考: https://watch-media-online.com/news/1241/



本イベントでは自由が丘のポップアップストアにおいて、PeakPerformanceの2018AWコレクションを先行してご覧いただけます。(入場無料)
ファーブル・ルーバからはPeakPerformanceのウェアに合った極限環境でも高い性能を発揮する機械式腕時計を展示します。
なお、6月16日(土)には楠泰輔氏のイベントを開催予定です。
冒険を楽しむ世界観を体現する二つのブランドの共演をお楽しみください。

楠 泰輔 「Freeride World Tour 報告会」
2018年6月16日(土) 18:30~ ギャラリー カーサタナ
Freeride World Tour日本人初出場を遂げ、世界にそのスタイルと存在感をアピールした楠泰輔 。
2年目となった昨シーズンは世界中からの期待と期待に応えたい自身へのプレッシャーとの戦いとなった。
全世界から集まった屈強のフリーライダーの中で戦い続けた楠泰輔がシーズンを振り返る。


PeakPerformance 「2018 FALL&WINTER COLLECTION Fair」
【期間】 6月16日(土)~6月24日(日)  月~土 12:00-20:00 日 12:00~19:00
(※17日はイベント開催のため11時開店予定)

【場所】 自由が丘 ギャラリー カーサタナ 〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1丁目23-15
http://casatana.aaafactory.co.jp/CASA/

ピークパフォマンス日本公式サイト
https://www.peakperformance.jp/




ファーブル・ルーバ ブランドアンバサダー、イギリス人山岳ガイド エイドリアン・バリンジャー氏 エベレスト&チョ・オユーの登頂成功!

ファーブル・ルーバがサポートし、ブランドの時計を着用した日本のサラリーマンたちがエベレスト登頂に成功した快挙はすでに既報の通りだが、(参考: https://watch-media-online.com/blogs/1521/ )、レイダービバーク9000が、またもエベレストの頂上に立った。


2018年5月、ファーブル・ルーバ ブランドアンバサダーのイギリス人山岳ガイド、エイドリアン・バリンジャー氏はわずか1か月の間にチョ・オユー(世界第6位)とエベレスト(世界最高峰)を連続で制覇しました。その偉業を支えたのは、世界で初めて高度9000メートルを測定できる機械式腕時計レイダー・ビバーク9000です。

●エベレスト山頂にてバリンジャー氏とレイダー・ビバーク9000


●山頂付近にて高度ほぼ9000メートルを示すレイダー・ビバーク 9000


エイドリアン・バリンジャー氏が今回の挑戦について、振り返りましたので、日本語訳を掲載させていただきます。臨場感あふれるレポートをお楽しみください。


【以下バリンジャー氏のレポートより引用(日本語訳)掲載】

 「何事に対しても計画は立てられるが、エベレストがエベレストであることは変わらない。」
私にとって11回目となった世界最高峰への挑戦から言えることがあるとすれば、これに尽きます。

天候も、チームの能力も、私が所属するアルペングロー探検隊の後方支援もすべて順調に進み、完璧な登頂が実現するかと思われたシーズンでした。しかし実際は、予想外のトラブルが起こり、もはや生き延びることのみしか考えられない状況に陥りました。 

順を追って説明します。

私のチームの今年のゴールは、1ヶ月かけずに8000メートル峰を2つ制覇することでした。 そこで、私たちは世界第6位の標高8188メートルのチョ・オユーからスタートしました。私自身、チョ・オユーを二度登頂し、またスキーで下りたこともありましたが、今回はなんだか違和感がありました。
今シーズンは山に30人程度しか登山者がおらず、ラピッド・アセント・システムのお陰で高所順応済みの私たちがベースキャンプに到着した際、まだ誰も登山を始めていなかったのです。しかし、私たちにはエベレスト横断まで1週間しかなかったので、突き進むことにしました。

僅か数日間で、私たちは山の6400メートルと7200メートルの2地点でキャンプを設置することに成功し、ロープを固定する大仕事を始めました。
時折強風や嵐が生じる中で、チョ・オユーの開けた勾配のどこにキャンプを設置すればいいかを確認するために、ビバーク 9000は必要不可欠な存在でした。ヒマラヤ山脈の登山は、高度が全てなのです。高度さえわかれば、自分の所在地がわかりますし、どれくらいの道のりを進んできたのかもわかります。ここでは、距離という考え方ではなく、高度のみで考えます。

キャンプが適切な場所に設置され、安定した気圧計(こちらも腕に着けたファーブル・ルーバ「レイダー・ビバーク 9000」に内蔵されている) のお陰で天候も予測できたため、私たちは一刻も無駄にせず、5月6日に山頂を目指しました。これは8000メートル峰ではかなり早いタイミングでした。
3人の登山メンバーと2人のガイド、5人のシェルパで構成された私たちのチームは2つ目のキャンプを午後11:30に出発し、後に他の登山者たちも使用することになるロープを固定しながら登りました。申し分の無い静かな夜でした…高い高度において、ジェット気流が暴れる音が聞こえていたことをのぞいては。山頂は難しいコンディションであるのは覚悟していましたが、私たちは何が待ち構えているのかを窺いながら、とにかく登り続けました。

残り30メートルまでは理想的な登山でした。 チョ・オユーのまさに山頂だけがジェット気流にさらされていたのです。山頂の手前で私たちは一旦足を止め、自らを奮い立たせ、ダウンのジッパーを首まで上げ、山頂まで急ぎました。私たちはおよそ40分間風にさらされました。それだけですでに限度を超えていました。山頂では1枚の写真を撮るための数秒だけ過ごし、ビバーク 9000で高度を確かめた(本当に正確な高度を表示してくれました)後は、凍傷やそれ以上のことを恐れ、すぐさま下降を始めました。運が味方をしてくれ、本当に特別な登頂となりました。

しかし、それは今回の挑戦のほんの始まりに過ぎませんでした。
私たちはその後2日間を山の掃除(ゴミや汚物、機材の処理)に費やし、車で5時間足らずのエベレストへとギアを入れ替えました。私たちがチョ・オユーで経験した強風は、更に標高の高いエベレスト(8848メートル)を直撃し、山頂から遥か下の方の環境にも渦巻くような風や雲をもたらしていました。それでも、運はまだ私たちの味方をしてくれていました。私たちがベースキャンプに到着すると同時に、ジェット気流は北へと移動し、エベレストはかつてない程高気圧と弱風の状況を迎えていたのです。 

ここでも、一刻も無駄にはできません。通常エベレストは65日間以上をかけて登頂しますが、私たちは一気に6、7日間で達成できるのではないかと考えました。そして私たちは、5月10日にベースキャンプを後にしました。頂上に至るまでに、3つのキャンプを新たに設置して行く計画でした。チーム全体が強い気持ちを維持している状態でしたし、アルペングロー探検隊がすでにテントと酸素ボンベを山に用意してくれていたおかげで、私たちの荷物は比較的少なくてすみました。私たちは7700メートル地点に設置したキャンプ2を午後11時に出発し、キャンプ3は飛ばして、山頂までの1100メートルをノンストップで一気に登る計画で進みました。

あと少しでした。8600メートル地点までは完璧な天候で、チームの誰もが山頂に立てることを確信していました。でもその時、エベレストではあり得ないことが起こるということを私たちに思い出させました。8600メートルを超えると、酸素システムが致命的なまでに機能をしなくなりました。ボンベとマスク間の気圧を低下させる調整弁が破裂し、1本で約4時間酸素を供給してくれるボンベが1分もしない内に空になり、ジェットエンジンのような音を立て、間欠泉のように噴射しながら飛んで行ってしまったのです。エベレストを無酸素で登頂したことのあるクライマーは、2017年に成功した私を含めほんの僅かしかいません。無酸素登頂のためには、全く異なる高所順応のスケジュールを要します。私たちチームにとって、酸素を失うことは大事件でした。体の力や認知能力を失い始めるまで数分しか猶予が無かったのです。

45分の間に13個の酸素供給機器を失った私たちは、“デス・ゾーン”と呼ばれる8000メートル以上の地帯から必死で下りなければなりませんでした。私のチームメート達はそれぞれが有する能力と力を巧みに駆使し、全員が無事に下りられるよう互いにできることを尽くしました。 

アドバンスド・ベース・キャンプ(ABC)に戻った私達は、納得していませんでした。怪我無く帰ってこられたことは幸運だったと感じていましたし、精神的にも体力的にも疲れ果てていました。しかし、登頂を妨げたのは機材の故障だったということも理解していました。チームのシェルパとも話し合い、もし天候が予測された通りに持ちこたえ、ルート上の全てのキャンプを利用しなくても(キャンプに燃料や食料、酸素を補充する時間は残されていなかった)山頂を目指せそうであれば、二度目の挑戦も可能であると判断しました。 

私たちは新しい酸素供給機器と酸素ボンベを集め、36時間という短い休養の後、また立ち向かったのです!まずはABCからキャンプ2へ直接進み、そこで6時間程水分補給と食事のために過ごし、そして山頂へと向かいました。またしても天候は完璧でした。今回は登山ルートに私たちの他には誰もいませんでした。世界最高峰を私たちだけが目指していたのです。


●高度8800メートル付近にて。

私のビバーク 9000の赤い針の指す値が8800メートルを超えた頃、太陽が昇り始め、私たちの冷えて疲れ切った身体を温めてくれました。頂上部は風が無く穏やかで、この世界の頂点を8度も踏む機会に恵まれた私は、この奇跡に圧倒されていました。
世界最高峰という安全からかけ離れた場所にいるにも関わらず、チームメートとここで共有する時間をじっくりとかみしめました。私にとって11回目のシーズンとなったエベレスト山への挑戦。それは、どんなに慎重に準備をしたとしても、どんなに専門知識が豊富でも、そしてどんなに技術的に優れたツールを駆使したとしても、この山頂は短時間しか過ごすことのできない場所であり、そしてスキルのみならず運が良くなければ到達することのできない場所なのだということを教えてくれました。本当の打ち上げは、チーム全員がベースキャンプに下りてから、さらにはあらゆる機材やゴミが取り除かれるまでは絶対に始まりません。
そして、今こそがその瞬間です。さあ、お祝いしましょう!

エイドリアン・バリンジャー




世界第一級のアルピニスト、アスリートたち、プロ中のプロたちが冒険の最前線で自らの命を懸ける“ライフ・ツール”として着用し、その確かな機能性を証明した、実用時計の究極!!

【レイダー・ビバーク 9000】
Ref:00.10105.06.45.45

ケース径:48.0mm
ケース厚:18.7mm
ケース素材:チタン
防水性:3気圧 / 30m
ストラップ:レザー、ピンバックル
ムーブメント:手巻き、65時間パワーリザーブ
ケース: アルミニウム製双方向回転ベゼル、両面に反射防止加工を施したサファイアクリスタルガラス、スクリューケースバック
文字盤:アプライドインデックス 、夜光塗料が塗布されたインデックスと時針・分針、高度表示用の赤針、ストーングレー文字盤
機能:時針、分針、スモールセコンド、中央の赤針は1回転につき高度3,000メートルを表示、サブダイアルは最高9,000メートルの高度および気圧(hPa)を表示、パワーリザーブインジケーター、日付表示
価格:918,000円(8%税込)




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