リシャール・ミル レーシングチーム、シーズン後半戦にポール・ループ・シャタンを迎え入れる

 From : RICHARD MILLE (リシャール・ミル )



リシャール・ミル レーシングチーム、シーズン後半戦にポール・ループ・シャタンを迎え入れる

これまで以上に競争が激しくなったル・マン24時間レースで素晴らしい結果を残したリシャール・ミル レーシングチームは、FIA WECのシーズン後半戦に照準を合わせています。チームはシャルル・ミレッシとリルー・ワドゥーを続投させる一方、次戦からポール・ループ・シャタンがこの2人の新進気鋭のドライバーに加わります。耐久レースの活動を休止することになったセバスチャン・オジェに代わって、このフランス人ドライバーが参戦します。

Paul-Loup Chatin


『セバスチャン・オジェが多忙なスケジュールのため、我々と一緒にシーズンを通して走ることができないことは分かっていましたが、彼がいなくなるのは寂しいです。』とアマンダ・ミルは語ります。

『ですが、この新しいラインナップに、ポール・ループ・シャタンを迎えることができたのは喜ばしいことです。彼は、再び魅力的で競争力のあるドライバーラインナップを形成するための要となるでしょう。』

シングルシーターに参戦したポール・ループ・シャタンが耐久レースに転向したのは2013年。そのわずか1年後、リシャール・ミルがチーム運営に信頼を置くテクニカルチーム、シグナテック・アルピーヌでヨーロッパタイトルを獲得しました。ル・マン24時間レースのLMP2カテゴリーでは3位を飾りました。

シグナテック社のディレクターであり、リシャール・ミル レーシングチームのマネージャーであるフィリップ・シノーは、このように話しています。
『ポール・ループ・シャタンを迎えることができ、大変うれしく思います。私たちは、セバスチャン・オジェと素晴らしい関係を築いており、彼との思い出は尽きませんし、私たちは彼の決断を尊重します。ポール・ループがリシャール・ミルのレーシングスーツを着るのは初めてですが、私たちは彼のことをよく理解しています。彼の才能と適応力によって、我々は2014年にヨーロピアン・ル・マン・シリーズのタイトル防衛に成功し、初のFIA世界耐久選手権に向けて強固な基盤を得ることができました。ポール・ループはLMP2カテゴリーで常に速さを発揮しています。シャルルとリルーを加えたこの新チームは、シーズン後半に向けて非常に有望です!』

2015年にシグナテックからFIA WECに完全参戦したポール・ループ・シャタンは、その後、他のチームでも活躍し、2021年のデイトナ24時間レースではクラス優勝を果たしました。ル・マン24時間レースに8回出場しているこのフランス人は、昨年3位を獲得したモンツァに戻ることをすでに楽しみにしています。

『リシャール・ミル レーシングチームに参加することになり、とても光栄です。素晴らしいチャンスだし、僕のことを選んでくれたことをとても光栄に思っています。私の目標はとてもシンプルです。まず何よりも、チームとチームメイトに貢献し、可能な限り高いレベルに到達したい。また、私がよく知っている3つのサーキットでのLMP2経験を生かして、彼らの助けになりたいと考えています。シャルルやリルーと一緒にシーズン終了までに表彰台に上れたら最高だし、そのために全力を尽くします。また、3年間素晴らしい時間を過ごしたシグナテック チームと新しい章を始めることができ、本当に嬉しく思っています。』

シャルル・ミレッシ、リルー・ワドゥー、ポール・ループ・シャタンの3人は、モンツァで初レースを行い、その後、富士、バーレーンに遠征する予定です。


Charles Milesi



Lilou Wadoux

リシャール・ミル レーシングチームは、FIA世界耐久選手権のLMP2カテゴリーで、全6戦のうちの第4戦を前に現在9位につけています。