伊勢丹新宿店ウォッチコレクターズウィークで〈Atelier de Chronometrie(アトリエ・デ・クロノメトリ)〉AdC37 INDIGO が発表されました。

 By : Shellman

2024年7月3日から開催されおります伊勢丹新宿店[ウォッチコレクターズウィーク]にてスペイン・バルセロナの〈Atelier de Chronometrie(アトリエ・デ・クロノメトリ)〉からAdC37 INDIGO【ISETAN Limited Edition】が発表されました。

INDIGO=藍染めとは日本に古くから伝わる藍を使った染色技法です。
冷たい中にも深みと温もりを感じさせる藍染めの色は、世界では「ジャパンブルー」と呼ばれており、日本を代表する特別な色です。

今回、「INDEPENDENT WATCHMAKER」のキーマンに後述する藍染めの歴史をお伝えし、共感・共鳴頂いたうえで各メーカーに独自の解釈で【INDIGO ISETAN “】をデザイン・製作頂きました。


キーカラーであるインディゴをエナメルダイヤルで表現した今作。
ホワイトゴールド(特別配合のグレーゴールドと彼らは呼んでいる)のベース金属にエナメルを焼成したことで他の作品にはない深みのあるインディゴエナメルダイヤルが備わっています。
ドルフィン針と砲弾型のインデックスの組み合わせはまさに王道のデザインであり、美術品の域に達したマスターピースとなりました。

キャリバーは自社製M284が搭載されており、ジュネーブ天文台のクロノメーターのような40年代のヴィンテージ・キャリバーのスタイルにインスパイアされたものです。18,000振動のロービートで鼓動する手巻きキャリバーM284は地板やビスへの面取り処理など丁寧な仕上げが施されておりヴィンテージに精通している彼らだからこそ製作できたキャリバーです。





※製作途中の画像

Atelier de Chronometrie(アトリエ・デ・クロノメトリ)
AdC37 INDIGO

手巻き
ケース:WG
ケース径:37mm
価格(税込み):18,700,000円
限定数:1本
※7/9までのご購入希望者の中から抽選となります。
7/10に抽選を予定しております。

●インディゴ(藍染め)の歴史
藍染めに使われているインディゴは人類が知る最古の染料と言われています。日本には約1500年前の奈良時代に中国から朝鮮を経由して伝わったといわれています。黒く見えるほど深く染まった深い紺色は「勝色(かちいろ)」と呼ばれ、「勝利」を意味する縁起の良い色とされ、甲冑の染め物や祝いの席などに用いられました。
鎌倉時代には武士が「勝色」を着る習慣が定着していました。
戦いでは死ぬだけでなくケガをする可能性があるため傷の化膿を防ぐ抗菌・止血作用のあるとされる藍染めの下着を着用していたといいます。
その後、剣道着や武道着に藍染めが施されるようになり、明治時代には藍染めの鮮やかで深い藍色が「ジャパンブルー」と呼ばれるようになりました。