Hautlence Labyrinth & Unique Piece

 By : CC Fan
さて、非時計メディアなどでも話題になった"時を忘れる"プレイグラウンド(PLAYGROUND)シリーズの第一弾、ラビリンス(Labyrinth)です。


ラビリンス(オートランス YouTubeチャネルより)

見ての通り、時計機能は搭載されていない、純粋な迷路ゲームです。
時を表示する時計とは逆に、ゲームに没頭することで”時を忘れる"というコンセプトのようですが、私自身まだこの哲学を完全に理解はできていません。
ただ、実際に手に取って遊んでみることで、"これをいつも腕に巻いていて思い立った時に遊べるというのは極めて贅沢な時間の使い方だ"という考えに思い至りました。


Labyrinth WG迷路

もちろんオートランスの他のピースと同様に各部は一切手を抜くことなく、高級時計の技法と品質で作られています。
ケースはグレード5チタンで、迷路部分はホワイトゴールド、ボール(写真では9時位置に転がっている)はローズゴールドです。

迷路部分の仕上げはサテンとサンドブラストを組み合わせ、エッジ部分もキッチリ仕上げられています。

リュウズも単なる飾りではなく、回転させることで9石の"ムーブメント"をコントロールします。


Labyrinth "ムーブメント" (ノーブルスタイリング 山口氏提供 12月8日追加)

ボールがゴール穴に到達したらリュウズを回すことで、"エレベーター"によってボールが文字盤の下に運ばれ、もう片方の穴から登場します。
仕組みとしてはリュウズの歯車と噛み合った内側に歯が切られた波打ったリング状の部品があり、リュウズを回転させることで波が移動し、ボールを運びます。
ルビー支持のためか、回転も極めて滑らかでした。
こちら側もサテンとサンドブラストでキッチリ仕上げられ、文字盤の裏はコート・ド・ジュネーブで仕上げられています。


Labyrinth RG迷路

迷路部分がRGのバージョンもあります。
こちらはボールがプラチナ、ケースは同じくグレード5チタンです。
先ほどの"ムーブメント"の写真はこちらのピースになります。


Labyrinth Unique Piece

そして、ユニークピースのフルダイヤモンドセットバージョンです。
セットされているのは476個のフローレスダイヤモンドでトータル1.8カラットだそうです。
ボールはルビー製で、ケース基部はチタンですがベゼルやラグの一部、迷路はローズゴールドです。

このユニークピース以外にもカスタマイズは"要相談"ということで、例えばボールの色を変えるなどは行えるのではないかとのことです。

このシリーズはまだまだ続き、来年のバーゼルで新作を発表すると伺ったので楽しみにしています。

関連 Web Site

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