A.ランゲ&ゾーネが「ランゲ1」ファミリーの基幹モデルを"フラッグシップブティック限定モデル"として販売再開

 By : KITAMURA(a-ls)


2024年。
今年もよろしくお願いします。

さて、コロナ渦により、やむを得ず減産体制を続けていたA.ランゲ&ゾーネだが、その結果として一時はアイコン・モデルの「ランゲ1」クラスまでが、"店頭在庫ナシ"、"入荷待ち"となっていた。

しかしその状況も少しずつ改善・回復されたようで、イエローゴールドおよびプラチナケースの 「ランゲ1」「ランゲ1・ムーンフェイズ」「グランド・ランゲ1・ムーンフェイズ」が、全世界で7軒のみが認定されている"フラッグシップ ブティック"のみが取り扱うことのできる"限定モデル"として、販売再開となった。

我が国では、銀座ブティックが、"フラッグシップ ブティック"に相当する。
発表当初の対象モデルは、
ランゲ1「イエローゴールドケース」と「プラチナケース」
ランゲ1・ムーンフェイズ「プラチナケース」
グランド・ランゲ1・ムーンフェイズ 「イエローゴールドケース」と「プラチナケース」
という計5モデルだったが、

2024年1月3日現在のオフィシャルHP上では、
ランゲ1「プラチナケース」
グランド・ランゲ1・ムーンフェイズ 「イエローゴールドケース」と「プラチナケース」
という計3モデルがその対象となっている。



自分の経験でもそうだけれど、決して安いものではない機械式時計の購入には、決断に至るまで何度も迷いに出逢う。それを吹っ切る最善の策は、納得するまで実機を手に取ることだった。もちろん、ハイ・エンドモデルなど、簡単に触れるどころか、目にすることもできないモデルも多々あるのだが、「ランゲ1」のような基本モデルが満足見られないというのは、買う方はもちろん、販売する方にもデメリットである。
仕上げの素晴らしさやケースの重厚感そして装着感などは、どんなに言葉を尽すよりも、見て・触れていただいた方が遥かに通じるし、同じモデルのケース全色を並べて、あらためて自分にフィットするモデルを知ることができたりもするからだ。

なので今回の措置は一時的なもので、これらはランゲ&ゾーネ・ウォッチの中でもコア中のコアモデルだけに、生産体制がさらに安定した暁には、全正規店での取り扱いとなることを信じてのニュースとしておきたい。

ランゲさん、頼みますね!!


[敬白]
お正月に向けて、いくつかの新春企画記事を用意していたのですが、元旦そして2日と心配な出来事が続き、お祝いムードどころではなくなりまして掲載を自粛しました。それら記事はテーマごとにいくつかの記事に書き直し追って掲載するつもりですが、この度の地震で被害に遭われた方々には心よりお見舞い申しあげます。本記事は、正月予定稿「ドイツ・ウォッチ展望」の要素としていたA.ランゲ&ゾーネからの情報を、個別記事として掲載したものです。