オーデマ ピゲ が、マイアミビーチで開催のアート・バーゼル2017でラーズ・ジャン制作“SLOW-MOVING LUMINARIES(ゆるやかに動く光)”の完成を祝う

 From : AUDEMARS PIGUET (オーデマ ピゲ )

2017年12月、ル・ブラッシュ: スイスの時計ブランド、オーデマ ピゲは、マイアミビーチで開催されたアート・バーゼル 2017の会期中に、3回目のアートコミッション作品を発表しました。マイアミビーチのオーシャンフロント、Collins Parkに隣接する21st Streetと22nd Streetの間で1ブロックにわたり展開される、ラーズ・ジャン制作による作品”Slow-Moving Luminaries(ゆるやかに動く光)”は、2017年12月5日火曜日に公開されました。3回目を迎えたオーデマ ピゲ ・アートコミッションには、ゲストキュレーターとしてキャスリーン・フォルドが招聘され、ロサンゼルスを拠点に活動するアーティストとともに、プロジェクトの監修を行いました。


●ラーズ・ジャンが手掛けた“Slow-Moving Luminaries(ゆるやかに動く光)と、その動画


3回目のアートコミッション作品のデビューを記念して、取締役会副会長のオリヴィエ・オーデマが主催するプレスカンファレンスとカクテルパーティーが開かれ、500名を超えるゲストが訪れました。マイアミビーチのオーシャンフロントに設置された、大規模な2階建のパビリオンであるインスタレーションへと歩を進めた鑑賞者は、スクリムと植物でつくられた迷宮を巡ってプレスカンファレンス会場である2階へと到着しました。



オーデマ ピゲの取締役会副会長であるオリヴィエ・オーデマは、
「アートとの関わりや、毎年行われるコミッションにおいて最もやりがいを感じるのは、アーティストやキュレーターと心のこもった交流の機会が得られるということです。ラーズ・ジャンが私たちの故郷であるル・ブラッシュを訪れた際に、冬について尋ねられた私たちは、かつて今よりもっと積雪量が多かったことを思い出しました。 そして、マイアミビーチとその気候について新たなつながりを見いだしました。また、私たちの行っている時計づくりの伝統、とりわけ手作業による複雑時計制作や、時間の哲学の追求からラーズが得たインスピレーションを目にするのは、非常に興味深いことでした。こういった出会いは、私たちに、アートに対する視点だけでなく、自らに対する視点を変えるきっかけをもたらします。アーティストは、私たちとは違う見方で世界を眺めていて、そのユニークなビジョンを作品に表現します。彼らアーティストは私たちに、仕事や暮らしを違う光の下で見つめる手助けをしてくれるのです。」と挨拶し、ゲストを歓迎しました。

アーティスト、ラーズ・ジャンはプロジェクトと、オーデマ ピゲとのコラボレーションについて

「このようにすばらしいチームと共に制作できたことは、大きな喜びでした。スイスにあるオーデマ ピゲの本社を訪ねた際、私は手つかずの自然の美しさと、時計師たちの卓越した職人技に心打たれました。彼らの複雑な作業を目にして、私は時計を、宇宙の事象を限りなく再現に近づけた、驚くほどのメカニズムや計算、歯車を搭載した哲学的なオブジェだと考えるようになりました。太陽と月のように、私たちは同じ動きの中にいて、瞑想と危機というそれぞれの境地の間を振り子のように揺れ動いているのです。今回のプロジェクトの中心に据えたのがこの概念でした。」と語りました。


ゲストキュレーターのキャスリーン・フォルドは
「ラーズの作品では、革新と伝統が融合しています。最先端の複雑な技術を取り入れながらも、そのルーツは生態学、哲学、心理学、歴史、美術史などに根ざしているのです。これら全てがオーデマ ピゲとのコラボレーションにとって重要な存在となり、Slow-Moving Luminaries(ゆるやかに動く光)という作品を通して表現されています。オーデマ ピゲチームが知性という面でも、また創造性という面でもラーズと私を支援してくれたことで、確かなコラボレーションが実現し、真にインパクトのある、実験的作品が生まれました。」と語りました。

インスタレーションで行われたオーデマ ピゲのプレスカンファレンスでのラーズ・ジャンとキャスリーン・フォルド。

オーデマ ピゲにより選出された、活動家、アーティスト、デザイナー、映像作家、写真家、ディレクター、ライターとして知られるラーズ・ジャンの大胆なアイディアは、2017年のゲストキュレーターであるキャスリーン・フォルドの監修のもと、既存の枠に属さない没入型の体験として実を結びました。選出したアーティストに、資金援助や、アート作品の実現のために必要となる最新の工具やものづくりの専門性、先端技術などのさまざまなリソースを提供することで、オーデマ ピゲは、革新的なアート作品の制作を支援したいと願っています。




マイアミビーチで開催されるアート・バーゼルの会期中には、チリ人アーティストのセバスチャン・エラズリスによる、さらに進化したオーデマ ピゲ・コレクターズラウンジも公開されました。スイスのジュウ渓谷にあるブランドの故郷を囲む森から着想されたブースには、大きな木の彫”Second Nature(第二の自然)”が設置され、今年初めのアート・バーゼル香港で裸の枝だけだった木は、バーゼルで開催されたアート・バーゼルでは冬から春へと移り変わる中で成長した姿を見せ、マイアミビーチのラウンジでは、さらにつぼみを付けた姿へと変貌していました。また、デザイナーにとって、ブランドの故郷とその自然環境をクリエイティブに解釈した3部作の完結編となる、2018年のラウンジコンセプトも併せて発表されました。




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オーデマ ピゲのアートへの取り組み

オーデマ ピゲは、創造的なビジョンと卓越した芸術性、熟練した技術の融合を常に追い求めてきました。創造性と革新、独立精神を追求する中で、オーデマ ピゲはアート・バーゼルとパートナーシップを結び、香港、バーゼル、そしてマイアミビーチで開催される、世界有数のコンテンポラリーアートショーを支援しています。2013年より、オーデマ ピゲは3つのアート・バーゼルショーのコレクターズラウンジで、アーティストを招聘し、マニュファクチュールの伝統や原点を創造的に解釈した革新的なラウンジコンセプトを発表し続けています。

2013年には、イギリス人写真家のダン・ホールズワースによる作品の支援を行い、マイアミビーチで開催されたアート・バーゼルでは、ギャラリー・ペロタンとともに、フランスのデュオアーティスト、Kolkozによる水面に浮かぶ巨大なスイスシャレーのポップアップインスタレーション「Curiosity(キュリオシティ)」を公開しました。2014年のアート・バーゼル香港では、オーストリアの映像作家、クルト・ヘントシュラーガーにより特別に制作されたパノラマ映像「Measure(メジャー)」が、また同年のアート・バーゼル マイアミビーチではテオ・ヤンセンによる「Strandbeest (ストランドビースト)」をピーボディ・エセックス博物館と共催し、マイアミビーチの海岸で風力を利用して歩く、動物のようなスカルプチャーが国際的な評判を呼びました。2015年には、ジュネーブを拠点とするアーティスト、アレクサンドル・ジョリーによる「Wild Constellations(ワイルド・コンスタレーションズ)」と名付けられたサウンドインスタレーションとともに、本物の苔を用いたエコウォールを展開しました。

2016年に、上海の余徳耀美術館(Yuz Museum)でマニュファクチュールが開催した展覧会では、中国人アーティスト程然(チェン・ラン)の映像作品が上映されました。またアート・バーゼル香港 2017では、前年に引き続き、セバスチャン・エラズリスがオーデマ ピゲのブースデザインを手がけ、伝統的な技法と先端技術の両方を用いて制作した大型の木の彫刻が設置された、スイス・ジュウ渓谷にあるマニュファクチュールの故郷に自生する森を思わせるスペースをつくり出しました。また、上海の展覧会で発表された程然(チェン・ラン)による「Circadian Rhythm(サーカディアン・リズム)」がアート・バーゼル香港へと巡回しました。

さらにオーデマ ピゲは2014年5月、コンテンポラリーアートの世界との関わりをさらに深める上で重要な存在であるオーデマ ピゲ・アートコミッションの発足を発表しました。オーデマ ピゲの時計づくりのレガシーとして受け継がれてきた職人技と優れた技術からインスパイアされたオーデマピゲ・アートコミッションは、コンテンポラリーな創作と複雑な工学、技術、科学との関係を掘り下げるアーティストの新たな作品制作に対し、支援を行っています。 アーティストを招聘し、技術の粋や科学の創意工夫の限界に挑むことで、コミッションはオートオルロジュリーの伝統とアートとの絆をさらに強いものにしているのです。

2015年のバーゼルで開催されるアート・バーゼルの会期に合わせ、オーデマ ピゲ・アートコミッションのデビュー作品として、オーデマ ピゲ はスイス人アーティスト、作曲家であるロバン・マイヤーによる「シンクロニシティ」と名付けられた大型アート作品を発表しました。2016年には、オーデマ ピゲ・アートコミッションの2作目のアーティストとして孫遜(スン・シュン)が選出されたことが発表されました。中国の新進気鋭のアーティストのひとりと目される孫遜(スン・シュン)による大規模没入型インスタレーション、「Reconstruction of the Universe(宇宙の再構築)」はアート・バーゼル 2016の会期中に、マイアミビーチのオーシャンフロントに設置された会場で発表されました。2017年6月には3回目のアートコミッションを手がけるアーティストとして、ラーズ・ジャンが選出されたことが明らかとなり、新たな作品はマイアミビーチで開催されるアート・バーゼル 2017の会期中に発表される予定です。4回目のアートコミッション作品として2018 年に制作される作品の詳細については、2018年初めに発表される予定です。


ラーズ・ジャン



アーティスト、ディレクター、ライター、活動家であるラーズ・ジャンは、新たな技術やライブを訪れる観客、どの分類にも属さない体験などを掘り下げる、視覚に訴えるジャンルの垣根を越えたパフォーマンスやインスタレーション作品で知られています。”Holoscenes”、”The Institute of Memory (TIMe 記憶研究所)”、”Abacus(そろばん)”などを含むジャンのオリジナル作品は、ホイットニー美術館、サンダンス映画祭、BAM Next Wave Festival、Under the Radar Festival、REDCAT、ハマー美術館、トロント ニュイ・ブランシュフェスティバル、リングリング美術館、Istanbul Modernなどで展示されています。2017年6月には、”Holoscenes”の公演とインスタレーションがタイムズスクエアで展示、開催されました。また、CalArtsで教授を務めるほか、TEDシニアフェローでもあります。


キャスリーン・フォルド

実験的メディアやパフォーミングアートの領域での経歴を持つキャスリーン・フォルドは、ボルサン・コンテンポラリーの総合アーティスティックディレクターを務めています。また、他のキュレーターやサンフランシスコ近代美術館、マドリッドのESPACIO TELEFONICA、ヒホンのLA BORAL GIJON、ダルムシュタットの THE KUNSTHALLE DARMSTADTなどの団体とのコラボレーションも行っています。2005〜2012年まで、フォルドはニューヨーク州トロイのメディア&パフォーミング・アーツ・センター (EMPAC)でタイム・ベースド視覚芸術のキュレーターを務め、技術とパフォーマンスの融合を目指すアーティストによる多岐にわたる新しいアート作品や、特定の場所における公共のアートコミッションの制作・監修に携わっていました。オーデマ ピゲは、キャスリーン・フォルドの多彩な経歴やキュレーターとしての知識が、ラーズ・ジャンが制作を勧める大きな手助けになると期待しています。

 About Art Basel 

1970年にバーゼルのギャラリー経営者たちによって創設されたアート・バーゼルは、今日バーゼル、マイアミビーチ、香港を舞台に世界のモダンアート、コンテンポラリーアートが一堂に会する一流のアートショーとなっています。開催される都市や地域によって、参加ギャラリーや発表される作品、毎年行われる地域の機関や団体とのコラボレーションのもと製作される会期中プログラムなど、それぞれのショーの内容は異なります。近年、アート・バーゼルとアートの世界との関わりは単なるアートショーの領域を超えています。2014年、アート・バーゼルはKickstarterとのコラボレーションにより、クラウトファウンディングへの取り組みを開始し、支援を必要とする非営利のアートプロジェクトに国境を越えてサポートを仲介し、世界各国のクリエイティブなプロジェクトに、200万ドルあまりの資金援助を行う手助けをしています。また2016年に開始したArt Basel Citiesという取り組みにおいては、選出された提携都市とともに、それぞれの都市のためだけの、コンテンツを中心とした活気あるプログラムを展開していく予定です。Art Basel Citiesは、アート・バーゼルの専門性とネットワークを活用し、グローバルなアートの世界とつなげていくことで、提携都市のそれぞれに独自の文化的ランドスケープを構築するという取り組みです。www.artbasel.com