SIHH2018 パルミジャーニ・フルリエ、カルパリズマ 10 周年に新たなレディース・ウォッチ「カルパリスマ ノヴァ ギャラクシー」を発表

 From : PARMIGIANI FLEURIER (パルミジャーニ・フルリエ )

カルパリズマ ノヴァ ギャラクシー
カルパリズマ 10 周年


2008 年、パルミジャーニ・フルリエは初の女性用機械式コレクション、カルパリズマ ファミリーを発売しました。
そして今、この驚くべきファミリーの 10 周年を記念して、これま
でになく女性らしく魅惑的な時計、
カルパリズマ ノヴァ ギャラクシーを発表いたします。




アベンチュリンガラス製ダイヤル

アベンチュリンガラスは、他の多くの驚くべき発明と同様、ひとつの偶然から生まれました。
19 世紀、イタリアのムラーノのガラス職人が、融けたガラスの中に銅の破片を落としてしまったのです。この結果生まれたアベンチュリンガラスは、金属の含有物が散りばめられた物質で、それ以来非常に高く評価されています。その名はイタリア語の「ア・ラヴェントゥーラ」(「偶然に」)に由来し、この幸福な偶然を記念したものとなっています。
パルミジャーニ・フルリエはアベンチュリンを時計に採用した先駆者であり、多くの特別な限定版の時計のダイヤル上で際立つように使用しています。こうした時計は「ギャラクシー」と呼ばれ、この素材によって連想されるきらめく銀河をイメージしています。
こうした流れを受け継ぐカルパリズマ ノヴァ ギャラクシーは、星の散りばめられた夜空を表現しており、夜空の周囲で時の移り変わりを読み取れるようになっています。この天体の眺めを隠さないよう、またこの時計の繊細な女性らしさを際立たせるために、デルタ型の針にスケルトン加工が施されています。

修復にインスピレーションを得た新星カルパリズマ コレクションの大きな成功の一因となっているのは、毎分 1 回転する 6 時位置の星形のスモールセコンドです。時計としての機能と見事な装飾とが融合した、この「新星」(ノヴァ)のインスピレーションの元になったのは、パルミジャーニ・フルリエのアトリエで修復されたモーリス=イヴ・サンド コレクションの時計でした。この懐中時計は、ミニッツリピーターを作動させると、裏側に配された星が回転するようになっていました。この機械仕掛けに強い印象を受けたミシェル・パルミジャーニは、カルパリズマのデッサンを描き始める前から、いつかこれを女性用時計に取り入れようと心に決めていました。修復はパルミジャーニ・フルリエの核心部分に存在し続け、新しい作品にインスピレーションを与え続けてきました。この小さな星は、銀河を思わせるダイヤルの中心に配されることで、これ以上ない絶好の場を見出しました。

天文学では、「新星」(ノヴァ)とは、突然非常に明るく輝き出す星を指します。カルパリズマ ノヴァ ギャラクシーにふさわしい輝きだといえるでしょう。


壮麗なダイヤモンド

カルパリズマ ノヴァ ギャラクシーには壮麗な 2 種類のバージョンが用意されます。この違いは、ケースの材質と、とりわけダイヤモンドのセッティングによる違いです。

まず、魅惑の輝きを放つローズゴールドは、新星とインデックスによく調和しています。ケースの左右に沿って 46 個の Top Wesselton 品質のダイヤモンドが並べられ、合計約 0.84 カラットのきらめく光の戯れを生み出します。このダイヤモンドをセッティングしたローズゴールドバージョンは 50 本限定です。
ホワイトゴールド バージョンはさらに貴重で、合計 28 本のみがスノーセッティングの輝きを放つことになります。

この場合、ケースの端の方では小さめのダイヤモンド、中央の盛り上がった部分では大きめのダイヤモンドが選ばれ、厳密な配置とサイズのバリエーションに応じてケース全体に巧みにダイヤモンドがセッティングされます。この合計約 2.28 カラットのフレスコ画では、182 個のダイヤモンドの各々がそれぞれの役割を果たし、輝く雪を連想させながら、ダイヤルの星々と完璧に融合しています。



自社で開発、製造されたキャリバー PF332

キャリバー PF332 はパルミジャーニ・フルリエ初の機械式自動巻ムーブメントです。2008年からカルパリズマに搭載されているこのムーブメントは、ブランド初の女性用機械式時計を作り上げました。


このムーブメントは直列ツインバレルを特徴としており、エネルギーの供給を安定させて一定レベルで調速機に伝えることができます。ここには高級時計にふさわしい美しい仕上げが施されており、ブリッジはサンドブラスト、引抜き加工、コート・ド・ジュネーブ装飾が施された後に手作業で面取りされ、ロジウムプレート加工されます。


22K ゴールド製ローターは、大麦の粒のモチーフを用いてギョーシェ仕上げが施されています。こうした上質な仕上がりを追求する姿勢は、ミシェル・パルミジャーニがブランドに求めたもので、どれほど小さな部品でも、また見えない部分にある部品でも、220 個の部品の各々が極上の仕上げに値するという考え方が貫かれています。ディテールへのこの配慮がカルパリズマコレクションの洗練性を作り上げているのです。


●実機画像(SIHHブースにて)





【技術仕様】
リファレンス: PFC125-1022500(ローズゴールド、50 本限定)、PFC125-1232500(ホワイトゴールド、28 本限定)


ムーブメント

PF332
巻き上げ:自動巻
パワーリザーブ:55 時間
振動数:4 Hz ‒ 28,800 振動/時
サイズ:11 ½''' ‒ 直径 25.6 mm
厚さ:3.5 mm
部品数:220
石数:32
機能:時、分、星形のスモールセコンド

ケース
フォルム:トノー型
サイズ:37.5 x 31.2 mm
素材:18K ローズゴールドまたは 18K ホワイトゴールド
仕上げ:ポリッシュ仕上げ
防水性:30 m
ケースバック:サファイアクリスタル
ガラス:反射防止加工されたサファイアクリスタル
セッティング:Wesselton VVS ダイヤモンド(0.83K ローズゴールド、2.28K ホワイトゴールド)

ダイヤル
カラー:ブルー
素材:アベンチュリン
仕上げ:ポリッシュ仕上げ
インデックス:18K ローズゴールド
針:スケルトン デルタ型
ブレスレット/ストラップ
ゴールド:18K ローズゴールド(注文に応じて)
レザーストラップ:インディゴブルーアリゲーター
ブランド:エルメス

バックル
フォールディングバックル(ゴールドブレスレット)またはアルディヨンバックル(レザーストラップ)



ローズゴールドモデル 2,600,000 円(本体価格予価)限定50 本
ホワイトゴールドモデル 3,700,000 円(本体価格予価)限定28 本
2018 年3 月発売予定





パルミジャーニ・フルリエ
時計師であり修復師でもある創始者のミシェル・パルミジャーニの名を冠した高級時計メゾンは、1996 年にヴァル・ド・トラヴェール(スイス)のフルリエに誕生しました。時計産業の垂直統合がもたらす独立性により、製造工程が隅々までコントロールされ、ユニークな創造の自由が可能となっています。パルミジャーニ・フルリエの個性は、大きな敬意を集めるその製品に 20 年にわたって受け継がれ、時計製造の伝統につらなるタイムピースをその特徴としています。それは、ミシェル・パルミジャーニの人生、彼を支える有能な人々、そして何より過去の製品から大胆に未来を創り上げるマニュファクチュールとしての試みがひとつになった成果です。