ユリス・ナルダンと 「ヴァンデ・アークティク レ・サーブル・ドロンヌ」が セーリングとセーラーを蘇らせる

 From : ULYSSE NARDIN (ユリス・ナルダン )
XPLORATION OF THE XTREMES.

ユリス・ナルダンと
「ヴァンデ・アークティク レ・サーブル・ドロンヌ」が
セーリングとセーラーを蘇らせる



ヴァンデ・グローブの「最終リハーサル」が
行われます!


2020年6月15日ル・ロックル、今年のほとんどのメジャーイベントがキャンセルされた中、ユリス・ナルダンは、オフィシャルタイムキーパーを務める2020年の海のスポーツ競技を実施することを確認いたしました:ヴァンデ・グローブの予選「ヴァンデ・アークティク レ・サーブル・ドロンヌ」



ヴァンデ・グローブの歴史に前進

2019年11月、ユリス・ナルダンはヴァンデ・グローブ、世界で最も過酷な単独無寄港無補給のヨットレースのスポンサーシップに名乗りを上げました。ユリス・ナルダンは今「海のエベレスト」と呼ばれるレースとのパートナーシップになったことを、これから7月4日に開催の世界中の勇敢な探検家やアドベンチャーが集まるヴァンデ・グローブの予選、ヴァンデ・アークティク レ・サーブル・ドロンヌで目の当たりにします。北へ!

Photo credits: Yvan Zedda, Défi Azimut


ロックダウン後の独特なレース

ロックダウンが解除されたあとのスポーツイベントとして、ヴァンデ・アークティク レ・サーブル・ドロンヌは明るい前向きなメッセージとなるでしょう。ほとんどの競技者はこの数か月の状況下でセーリングが出来なかったため、今まで以上に波に乗り舵を取ることに飢えています。海の探索と自己探求は彼らにとっての将来への展望なのです。エクストリームなスポーツの状況下で命を懸けた大きなチャレンジのため準備をします。長くは待てません、スタートデイトは2020年7月4日、3週間を切りました。3,600海里(約6,600キロ)、北極圏(60°N―北緯60度線)の近くを大きな三角の様なルートの周りを登っていき、アイスランドの火山地帯やアゾレス諸島の紺碧の海を、単独で通り抜けます。ヴァンデ・グローブ本選の南緯60度線に向かう前に、IMOCA(International Monohull Open Class Associationで決められた高度なモノハルセーリングヨット)クラスのスキッパーは、初めに北へと向かうのです。スキッパーにっとっては海の状態により10~12日間のセーリングになります。しかし、それだけではありません!向かう北極圏は夏の間は夜が無いのです(白夜)。これがセーラーの体内時計に大ダメージをもたらすため、暗くならない夜のもと本当の意味でのテストになるのです。このレースは言うまでもなく、自然、優れた価値や探検という時計製作マニュファクチュールの価値を伝えるものです。ヴァンデ・グローブ同様、ヴァンデ・アークティク レ・サーブル・ドロンヌは自分の可能性を疑わない人達のためのものです。この競技は限界を押し上げ、自然の抗えない力や恐怖に立ち向かうセーラーと壮大な冒険を達成するものなのです。ユニークな予選はヴァンデ・グローブで遭遇する嵐や荒々しい天候を経験するための「序章」なのです。この短期間レースがヴァンデ・グローブに出場する資格があるかを陸から船に戻ったセーラー達をテストする場となります。スキッパーの限界を知ること、ボートの訓練を行い調整したりすることなど、本当の精神力と技術的「ウォームアップ」をヴァンデ・グローブに向け行う場でもあります。

Photo credits: Défi Azimut


ユリス・ナルダンのチャレンジ:歴史的なルートを称賛するためのレースとの闘い

IMOCA クラスとヴァンデ・グローブの運営マネージメントは、今春に開催予定だった2つの大陸横断レースがコロナウィルスにより中止になったため、協力して代案を検討してきました。もともとは、5月のTransat CIC (フランス、ブレスト~アメリカ、チャールストン) と、それに続く北極圏を通るユニークなTransat ニューヨーク・ヴァンデ レ・サーブル・ドロンヌの2つのレースを含む、IMOCA グローバルシリーズ・チャンピオンシップで2020年が幕開けされる予定でした。

このパートナーシップで、IMOCAクラスとユリス・ナルダンはユリス・ナルダン チャレンジとして、この遥か北の冒険にもう一つのポイントを追加することを決めました:レース中に最初にCOI-UNESCO 通過点(66°34 N-25 W)を通過したスキッパー1人に褒章を授与します。航海用計器において優れていた時計ブランドにとっては、とても合う賞といえます。この初めてのマイルストーンを達成したスキッパーには、ユリス・ナルダンのダイバー44㎜ブルーを贈呈します。


この航路は三角形の形をしています。幾何学的には基本的な形状で、三角形は数字の3を表す象徴でもあります。多くの歴史の中には決断、力、炎という3項目が信頼性と構造バランスと同じような概念で反映されてきました。スキッパーにとって大事な3箇所の通過地点は実際の3つの航路標識となり、レースの「科学的文化的パートナー」となります。:The Pasteur Institute(パストゥール研究所)、 COI-UNESCO、そしてÉditions Galimard(ガリマール出版社)。

「ユリシーズは、西洋文化に浸透した想像とそれをはるかに超えるストーリーをもたらしてくれます。イーリアスとオデッセイアに出てくるこのキャラクターは2000年以上の歴史があり、ホメーロスによる作品です。彼はボートにいます。信じられない海のアドベンチャーを体験します。セイレーンが歌い、シクロプス達、ユリシーズは巧妙でずる賢く、非常に賢い。彼は他のものより早くて優れていると思っている。彼は冒険そのもの。どのように待つか、維持するかを知っている。勇敢で、冒険と発見を楽しんでいる。それらヴァンデ・アークティク レ・サーブル・ドロンヌに並ぶスキッパー達がユリス・ナルダンの価値を体現してくれます:勇敢で向こう見ず、冒険に挑み無私無欲。彼らもまたユリシーズです」ユリス・ナルダンCEOパトリック・プルニエは述べます。

「我々はユリス・ナルダンをヴァンデ・アークティク レ・サーブル・ドロンヌのオフィシャルタイムキーパーに迎え入れることをうれしく思います。ヴァンデ・グローブとのパートナーシップに向けたコラボレーションです」IMOCAクラスのプレジデント、アントワン・メルモは述べます。 「世界レースのソロラウンドの序章であるこのイベント(ユニークな北極圏への旅にデザイン)は、スキッパーとボートを本物の海洋航海へと連れていきます。IMOCA艦隊のために冒険に賛同しサポートをするユリス・ナルダンを置いて他にありません」

Photo credits: Défi Azimut

ポントゥーン(人工浮き桟橋)もない、誰もいない

スキッパーとチームの守るために、もちろん昨今の感染症に関する対策を行います。血液抗体検査のほかにレース出航前の5日間の厳格な隔離を行います。出発前の選手村やレース開会式はありません。競技者は彼らのホームポートから直接スターティングポイントへ行き、ポントゥーンにも寄りません。帰港のプランは状況によりもっとフレキシブルに対応するかもしれませんが、現時点で競技者のことを考えた予防学観点から厳しい体制をとる予定で、安全な100%デジタルコミュニケーションを行う方針です。
「皮肉にも、海の上で単独航海の経験を持つセーラーは隔離や孤独のエキスパートなのです」ユリス・ナルダンのマーケティング・ダイレクター、フランソア・ベッゾーラは言います 。「セーラーの海での体験が不思議にも我々が経験してきた先日の隔離を想い出させます」。



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ユリス・ナルダンについて - 自由を尊ぶマニュファクチュール

ユリス・ナルダンは海の世界からインスピレーションを得て、自由な精神を尊ぶ方々のために革新的なタイムピースを製作する先駆的なマニュファクチュールです。 
1846年に自身の工房を創業。2014年11月からは世界的なラグジュアリーグループ、ケリングの一員として名を連ねています。ユリス・ナルダンは高級時計の歴史にいくつもの優れた功績を残しており、極めて早い時期から海の世界とのつながりで名を馳せていました。当時制作したマリンクロノメーターはこれまで作られたものの中でも最も信頼性が高く、現在でも世界中のコレクターたちから求められる製品です。最先端技術のパイオニアであり、シリコンなどの革新的な素材を積極的に利用するユリス・ナルダンは、自社で高精度部品およびムーブメントを製造できる技術力を備えた数少ない時計ブランドの1つです。このたぐい稀なる時計製造レベルの卓越性によって、ユリス・ナルダンはスイス時計製造業の中でも最も権威ある団体、高級時計財団(FHH)のメンバーに選ばれています。現在スイスのル・ロックルおよびラ・ショー・ド・フォンに工場を構えるユリス・ナルダンは、マリーン、ダイバー、クラシコ、エグゼクティブ、フリークの5つのコレクションで高級時計製造を探求し続けています。2020年、ユリス・ナルダンはXtremes(極限の)Xplores(探求で)時計にX-factor(未知の要素)を導入しています。www.ulysse-nardin.com 


ヴァンデ・アークティク レ・サーブル・ドロンヌについて
世界的な COVID-19 感染危機により、ニューヨーク・ヴァンデ レ・サーブル・ドロンヌレースはキャンセルされました。レース協会のIMOCAクラスはthe Sea to See 団体と協議し、大西洋横断と同等の距離の全く新しいルートをオファーしました、これがヴァンデ・アークティク レ・サーブル・ドロンヌです。 ヴァンデ・グローブの予選であるこのレースは、IMOCAクラスのセーラーに北極圏周辺を回遊する大西洋ループで単独航海するチャンスを与えます。スキッパー達にとっては秋のヴァンデ・グローブへの最終リハーサルと言えます。


ヴァンデ・グローブについて
今日、ヴァンデ・グローブは単独、無支援、無寄港、無補給という条件で競う世界唯一のセーリングレースです。このレースは1968年に3つの岬(グッドホープ、ルーイン、ホーン)を経由するゴールデングローブ航路に沿って始まりました。20年後、BOCチャレンジ(経由する単独航海)を2度優勝したナビゲーターのフィリップ・ジャントが、世界中を無寄港で行うレースを発案しました。これがヴァンデ・グローブ レースの始まりです。1989年13人のセーラーが3か月にわたる初のレースを行いました。その時はたった7人だけがサーブル・ドロンヌに戻りました。
前回第8回めのレースでは「海のエベレスト」と呼ばれ、167の挑戦者がこのとてつもないレースに参加し、そのうち89隻がフィニッシュラインを超えています。この数字から、南極の凍えるほど寒く押し寄せる大波や荒れ狂う天候の下、この単独のレースがいかに難しいことかがわかります!ヴァンデ・グローブは海と自分に向き合う旅であることは間違いありません。その偉大なるセーラー達: 1990年Titouan Lamazou、1993年 Alain Gautier、1997年Christophe Auguin、2005年 Vincent Riou、2013年François Gabart、2017年は Armel LeCléac'h 。Finistère からのスキッパーはレース期間74日間という新記録を達成しました。唯一Michel Desjoyeaux だけ2001年と2009年に2度ゴールしています。第9回ヴァンデ・グローブ レースは2020年11月8日にレ・サーブル・ドロンヌを出航します。