レッセンス新作 『Type 5X(タイプ5X) 』~紳士なドライバー精神を呼び覚ます~

 From : Ressence (レッセンス )





レッセンス新作 『Type 5X(タイプ5X) 』~紳士なドライバー精神を呼び覚ます~
Warm up the Gentleman Driver in you.



●品番:Type 5X


ベルギーのブランド「レッセンス」は、新作モデル『Type5X』を発表いたしました。
レッセンスは、「機械式時計の機能を21世紀の環境に適応させ、進化させること」という明確な目標を持って2010年に創業しました。視認性、着け心地、全体の直感的な仕様に磨きをかけ、革新的な同社が次に追求するのは、時の経過にさらに意識を向けることです。
レッセンスは、人と時間との関係にフォーカスすることで、人々が時間をより有効に活用することを願っています。そして、この合目的な野心は、ブランド創設10 周年を記念した限定モデルの新作「Type5X」にも継承されています。


10 周年記念
ブランド立ち上げから最初の10年は重要なマイルストーンです。レッセンスにとっても、多くの決定的な瞬間に満ちた有意義な道のりでした。2013年、ジュネーブ時計グランプリでの受賞はレッセンスにとって国際的な反響をもたらした印象的な出来事でした。また、2016年に高級時計財団のメンバーとなったことは、業界関係者からブランドが認められた瞬間でした。
これによりレッセンスの高級腕時計ブランドとしての地位は揺るぎないものとなりました。とりわけ困難でありながら、有意義だった出来事は、レッセンスが特許を取得したエレクトロニック・クラウン「e-クラウン®️」を成功裡に発表できたことです。これは、レッセンスが絶えず前進し、コンフォートゾーンに留まることなく、常に新しいアプローチで高級時計づくりに邁進していくことを示しています。



コレクション X
レッセンスは、コレクションX に2つ目のモデルを発表し、人々と腕時計との関係性や装着する意義に変化をもたらし続けています。コレクションX は、ブランド創業10 周年を記念するとともに、ブランドマニフェストを具現化するものです。まず視覚的に、ラテン語で10 を意味する“X”と砂時計のマークを融合させ、このコレクション専用のシンボルをつくりました。Type5 X の時表示ディスクに、このシンボルが異彩を放ちます。コレクションX の4 つのモデルはそれぞれ40 本のみ限定生産され、どれもダークオリーブグリーンを基調としています。コレクションの狙いは、より良い時間の活用方法についてデザインを通して促し続けることです。経過する時間の重要性を視覚的に認識させてくれるのです。




アウトモビリ・アモス社創業者、エウジェニオ・アモスとのコラボレーション
スピード狂のレーシングドライバーで、幅広いコレクターであるエウジェニオ・アモス氏は、こと車と時計に関しては情熱あふれるイタリア人男性です。エウジェニオは、起業家であり、空想家という最高のコンビネーションの持ち主です。最も注目すべき功績は、世界の自動車業界が即座に恋に落ちた、アウトモビリ・アモス社の「ランチア デルタ フューチャリスタ」を世に送り出したことでしょう。

エウジェニオ・アモス

グランドバーゼルモーターショー2018にて、初披露されたフューチャリスタは、デルタのオリジナル車体をベースに、最先端技術を駆使してデザインされました。車については、間違いなくイタリア人が得意とするところです。時計については、言うまでもなくベルギー人ですが。このコラボレーションは、アントワープにあるレッセンスの工房を訪れたエウジェニオ・アモス氏の「時間と車に関する機能を備えた、真のドライバーズウォッチを開発することは可能か?」という問いかけから始まりました。それは難題でした。



ターボの機能
1980年代を知っている人であれば、ターボエンジンでなければ真にスポーティな車と認められなかったことを記憶しているでしょう。ワールドラリーカーの「グループB(そしてA)」やランチア・デルタ・インテグラーレなどのターボ車は、ラリーカーの象徴となりました。では、そもそもターボとは何でしょうか?簡単に言えば、出力とトルクをアップするために強制的にエンジンに空気を過給する装置です。

レーサーであれば誰でも、レース前の車両とターボのウォームアップが必須であることを知っています。スタート前にエンジンを始動し、オイルを最適な温度まで温めます。走行後も、すぐにエンジンを停止せず、冷却するのを待つ必要があります。レース後、ターボはエンジンオイルの温度よりかなり熱い状態です。エンジンを停止すると、オイルは循環せず、オイルが超高温になり、理想的に循環しない劣化したオイルだけが残るようになってしまいます。



レースタイムとベゼル
Type 5X のベゼルは、全体のデザインの中でもひときわ目立ちます。ベゼルに刻印されたオリジナルのマークは、オートモービル・アモス社とのコラボやターボ機能と直接的に関係しています。時間の経過により意識的であることを中心に考えたとき、このベゼルの調整がキーとなりました。
ベゼルは、2つのパーツに別れています。片方は、エンジン暖機のため(15 分)、「S」はスタート、「D」はドライブ、「R」はレースを表しています。もう一方は、ターボの冷却のため(10 分)の表記です。コーヒーを淹れることからジャーナリングまで、日常のすべてのルーティンと同様に、トラック上でも日常でも、レースの準備をし、そこから解放されるという、ドライバー特有のプロセスに新たなフレームワークを提供するものです。



ダイアルとサブダイアルは、より車指向の設計であり、ランチア・デルタ・フューチャリスタの計器盤のデザインにインスパイアされています。Type 5X には、赤、黄色という新色が導入されたほか、オイルが充填されていることで、光の加減によりオリーブ・グリーンの色の濃淡が変化します。Type5 は、ダイバーが水中でも時間を読み取ることができる世界初のモデルでした。水中向けに開発されたこのモデル、今度はドライバーの為のタイムピースとしてリリースされます。


“Levati” という遊び心

ランチア・デルタ・フューチャリスタのステアリングには、“levati”というボタンが装備されています。これは、前方の車両に向けてライトを点滅させることで道をあけてくれるよう「品よく」要請するためのものです。(イタリアンスタイルです)。



Type 5X は、オイルが充填されていることでローアングルでも高い視認性を実現していますが、Levati のラバーアクセサリーによって、ドライバーが手首の側面に装着できる、という新たな機能が加わりました。走行中もぴったりとフィットします。
この限定モデルType 5X は、2種のストラップが標準装備されています。一つは、ランチア・フューチャリスタにも使用されているアルカンターラ社製、もう一方は、グリーンラバーです。
レッセンスの時計は、過去(昨日)の知識を基に、現在(今日)の技術で作り、未来(明日)のために進化します。Type 5X は、パーフェクトなレース・ナビゲーターであるだけでなく、ハンドルを握っている時間が貴重であることを思い出させてくれます。


【スペック】
『Type 5X(タイプ5X) 』

[機能]
• 時
• 分
• ショックアブソーバー (90 秒ランナー)
• オイル温度計
• ドライバー向けベゼル(エンジン暖機/冷却)

[ムーブメント]
• 特許取得ROCS 5 (Ressence Orbital Convex System) -キャリバー2824/2 を特別にカスタマイズしたミニッツアクスル(minute axle)にて駆動
• RCLS (Ressence Compression Lock System)を備え、裏蓋に巻き上げと時刻設定機能
• 磁気伝送(マグネティック・トランスミッション)
• オイル温度変化による体積変動を相殺するためのベローズシステム(7 個のふいご)
• 油圧ショックアブソーバー
• 自動巻
• パワーリザーブ 36 時間
• 毎時28,800 振動
• 41 石
• 25 個の歯車

[ダイアル]
• コンベックス状(凸状)のグレード 5 チタン製ダイアル(半径125mm)に 偏心配置された3つの2軸サテライト(時表示サテライトは3°、温度計および秒表示は4.75°の傾斜)
• エングレーブされた後にスーパールミノバが充填されたインデックスケース
• グレード5チタニウム、ポリッシュ仕上げ
• 2 層に分けられ、上部半分に37.5ml のオイルを充填
• ドーム状サファイアクリスタル、両面反射防止加工
• 単方向回転ベゼル
• 46mm (直径) x 15.5 mm (厚さ)
• 10 気圧防水
• ケースバックに固有番号

[バックル&ストラップ]
• グレード5チタニウム製ピンバックル
• ブラウンのアルカンターラ・ストラップとグリーンのラバーストラップ (24/24mm)
• Levati ラバー

構成部品総数:324 個
価格:3,580,000 円(税別)
限定:40 本
発売中




「レッセンス」

レッセンスは、「機械式時計の機能を21 世紀の環境に適応させ、進化させること」という明確な目標を持って2010 年に創業しました。時計製造においては、視認性と使い易さの向上に最も配慮しました。オイルを充填し、ディスクを使用したユニークな文字盤の開発や、リューズのレバーへの置換などは、レッセンスの革新的な技術の一部です。機能性を高めることで、レッセンスは結果的に人と機械式時計の関係を進化させました。2013 年、名誉あるジュネーブ時計グランプリにてHorological Revelation 賞を受賞したレッセンスは、現代の高級時計製造技術に独自のアプローチを取り入れています。スイス製キャリバーと他にはない自社設計のイノベーションを組み合わせ、機械式時計が現代においてどのように機能し、人との関係を築くことができるのか再考しているのです。




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