ジュネーブ・ウォッチ・メイキング グランプリ 2020で H.モーザー社がダブル受賞

時計愛好家や業界の専門家が毎年待ち望んでいるジュネーブ・ウォッチ・メイキング・グランプリ（GPHG）は、14のカテゴリーにわたって創造性の高い製品を高名な審査員が選出する名誉ある賞です。H.モーザー社はノミネートされていたストリームライナー・フライバック クロノグラフ オートマティックで最優秀クロノグラフ賞を、エンデバー・シリンドリカル トゥールビヨンH.モーザー X MB＆FモデルでAudacity（大胆、大それたの意）賞を受賞しました。



11月12日、ジュネーブでGPHGの授賞式がその恒例の会場であるテアトル・デュ・レマンで開催され、H. モーザーは、2つの賞を受賞したことで際立っていました。ストリームライナー・クロノグラフは、すべてのコードから脱却する2020年の主要な新リリースであり、クロノグラフカテゴリーの最優秀賞に選ばれました。クッション型のスチールケース、完璧に統合されたブレスレット、野心的なムーブメント、そしてミニマリストデザインは、誰もが無関心ではいられませんでした。 流動性、幾何学的曲線、動的形状の代名詞であるストリームライナー・コレクションはルールを再解釈して、それらをより強調します。 フライバック クロノグラフ機能を中央に集約させた自動巻クロノグラフであるストリームライナーは、はっきりと際立つ審美性がありながら完全にH.モーザーらしさを取り込んだ時計であり独特の個性を放っています。

Audacity 賞はエンデバー・シリンドリカル トゥールビヨン H.モーザーX MB＆Fに授与され、このプロジェクトのコラボレーションの始まりとスピリットに高い感銘を受けた審査員達により選ばれました。 独立系ブランドのMB＆Fとのパートナーシップの結果、エンデバー・シリンドリカル トゥールビヨンは、ムーブメントの3次元構造やサファイアドームの下で40°傾斜した文字盤などMB＆Fの世界観を拝借し、H.モーザー社のグループ会社であるプレシジョン・エンジニアリング社が設計した円筒形のひげぜんまいを組み合わせた1分間のフライングトゥールビヨンを強調することでH.モーザーらしさを表現しています。

H.モーザー社のCEOであるエドゥアルド・メイランは次のように述べています。「私たちはこれらの2つの賞を受賞したことを光栄に思います。この勝利は私たち全員にとっての勝利であり、私たちが正しい方向に進んでいることを示しています。それは、私たちのほぼ200年前から変わらない妥協のない機械式時計製造のノウハウに加え、少し大胆なセクシーさとクラシックさを融合できていることです。これらは、独立したマニュファクチュールだからできる特筆すべき点です。私たちと同じくファミリー企業であり、ストリームライナーの並外れたクロノグラフムーブメントの原点であるヴィルダイッシュ家とアジェノー社に感謝します。そしてマックス・ブッサーとMB＆Fチーム全体の関与と、プロジェクトに注がれた前向きなエネルギーに感謝します。私たちのコラボレーションを通じて、プロセスは豊かになり、人間的に非常にやりがいがあります。ストリームライナーとエンデバー・シリンドリカル トゥールビヨンは、2つの大きな成功であり、私たちの期待をはるかに超えていました。特にこのような困難な時期でありながら、H.モーザー ブランドの開発に新たな段階を迎え、将来に向けて非常に前向きな見通しを立てることができました。」

ストリームライナー・フライバック クロノグラフ オートマティック, ref 6902-1200,

ステンレススチールケース,グリフェ仕上げフュメダイアル、 統合されたブレスレット,

世界限定100本



エンデバー・シリンドリカル トゥールビヨン H. モーザー X MB&F, ref. 1810-1205, ステンレスス

チールケース,アイスブルー フュメダイアル, ブラックアリゲーター ストラップ, 世界限定15本

H.モーザー社 CEO エドゥアルド・メイラン

MOSER & CIE.（H. モーザー）

H.モーザーは Heinrich Moser により 1828 年に創設されました。ノイハウゼン アム ラインファルを拠点とするこのブランドは現在、約 60 名の従業員を擁し、14 つの自社製キャリバーを開発し、年間に 1,500 個以上の時計を製造しています。H.モーザーは、その姉妹会社であるPrecision Engineering AG（PEAG）を通じて、調速機構やヒゲゼンマイなどの部品を製造しており、これらは自社の生産に使用されるほか、パートナー企業にも供給されています。 PrecisionEngineering AGは、2012年にモーザーウォッチホールディングスに設立された独立企業であり、エスケープメント用の部品製造を専門としています。H. モーザーはモーザー家の人間を名誉会長とし、Heinrich and Henri Moser 基金の代表に迎えるという栄誉に浴しています。Heinrich Moser の子孫たちに設立された Moser 基金は、一族の歴史を維持するために機能しており、Heinrich Moser 家が住まうシャルロッテンフェル城に併設の Moser 博物館に収蔵すべき昔のモデルの収集といった役目も担っています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされた MELB Holding はH.モーザー、Hautlence という企業を擁するに至っています。MELB Holding は伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。