H.モーザー ✖ アルピーヌ モータースポーツとのコラボモデル~ F1ドライバーと開発した伝統的な王道スイス時計と、 メカニックと開発した最先端コネクテッド技術のデジタル時計とのセット
From : H. Moser & Cie. (H. モーザー)H. MOSER & CIE. X ALPINE MOTORSPORTS~ともに限界に挑む
時計ブランドと自動車メーカーのパートナーシップは、互いのロゴを入れ、カラーにこだわり、一風変わった素材を用いるといったありきたりな流れで終わることはよくあります。しかし、2024 年に締結されたH. モーザーとアルピーヌのパートナーシップは、単なるマーケティング戦略ではなく、これまでの慣習を打破し、厳密で本格的かつ情熱的な手法を重視した真のコラボレーションと呼べるものでした。
互いの専門分野においてパイオニア精神で知られる 2 つのブランドは、マーケティングのみならず、技術的な考察にも基づいた綿密なコラボレーションという、さらに高い目標を掲げました。

その核心にあったのは、「200 年の歴史を誇るスイスの時計メーカーが、精度とパフォーマンスを追求するアルピーヌ F1 チームと耐久レースチームをいかにサポートできるか」というひとつの挑発的な問いでした。

H. モーザーが提示した答えは、ストリームライナー・アルピーヌ ドライバーズエディションとストリームライナー・アルピーヌ メカニックエディションという時計のデュオとともに 2 つのパートに分かれます。これまでにない高級時計と最先端技術の融合です。

2 つの時計。2 つの世界。共通する前衛の精神。H. モーザーは、F1 スペイングランプリの開催に合わせ、アルピーヌ・モータースポーツとの緊密なコラボレーションによって開発された 2 つの新作を発売します。スケルトン バージョンのアジェングラフ ムーブメントを搭載した機械式クロノグラフ、ストリームライナー・アルピーヌ ドライバーズエディション、そして F1 チームのニーズに応えて特別にデザインされた初のモデル、ストリームライナー・アルピーヌ メカニックエディションです。前者は時計製造の伝統の王道、後者は最先端のコネクテッド技術を取り入れたデジタルモデルです。アクションを体現するようにデザインされ、ドライバーやエンジニアも開発に参加したこれらの時計は、ロゴだけにとどまらないパートナーシップという共通のビジョンを具現化しています。
ストリームライナー・アルピーヌ ドライバーズエディション
自分たちのシングルシーターに引けを取らないくらいスタイリッシュな時計を身に着けたい、というアルピーヌのドライバーたちの願いから生まれたストリームライナー・アルピーヌ ドライバーズエディションは、H. モーザーとアルピーヌ・モータースポーツのコラボレーションを機械式時計の限界まで押し上げたモデルで、H. モーザーのパートナーであるアジェノー社が開発した高性能ムーブメントを搭載した初のスケルトン バージョンでもあります。車のエンジニアリングがわかる透明なボディのように内部の歯車が見えるオープンダイアル、スピードを連想させ、アルピーヌのアイデンティティを表すパワフルなブルーとホワイトの配色など、デザインにはドライバーとの意見交換から生まれたアイデアが取り入れられています。

このモデルのスケルトン加工はサーキットからインスピレーションを得ています。ダイアル越しに見える 2 つのブリッジは、 シングルシーターの三角形のサスペンションを象った V 字型、ムーブメントのセンターブリッジはドライバーのヘルメットのような形状で、サーキットに携わるすべての人々へのオマージュとなっています。ダイアル側に配置されたスケルトン ローターは、アルピーヌ A110 のホイールリムのダイナミックなラインを思わせ、回転するたびにエンジンとムーブメントの有機的な結びつきを強調します。

ミニマリズムと視認性を重視したこのクロノグラフは、中央に分と秒が表示され、サブダイアルはありません。F1 の世界も時計製造の世界も 1 秒1 秒が克服すべき重要な目標であるため、クロノグラフを瞬時に再開することができるフライバック機能を備えています。

スケルトン キャリバー HMC 700 は、コンテンポラリーなアンスラサイト仕上げとなっています。ストリームライナー・アルピーヌ ドライバーズエディションは、サーキットの中でも外でもパワフルに過ごす人のためにデザインされた、アクションを体現するドライバーズウォッチです。

ストリームライナー・アルピーヌ メカニックエディション
F1 におけるパフォーマンスは、ターンだけで発揮されるものではありません。舞台裏での一つひとつの身振りややり取り、土壇場での改善、1/1,000 秒毎に起こる事柄への対応力も重要で、ドライバー、エンジニア、メカニックなどのチームが一丸となって最高の精度で入念に計画した努力の成果、それがレースなのです。ストリームライナー・アルピーヌ メカニックエディションは、コミュニケーションを合理化し、プロセスのスピードアップを図り、大きな違いを生む貴重なコンマ 1 秒を削るために設計された真の作業ツールとして、舞台裏を支える人々のためにデザインされました。

世界で初めて、ショーウィンドウや特別観覧席のためでなく、現実の世界でパフォーマンスを上げるためにデザインされた時計です。アルピーヌ チームと緊密に連携し、専用の技術プラットフォームで開発されたため、明確なメッセージ、瞬時にアクセスできる重要情報、団結力といったチーム体制が自ずと充実していきました。週を重ねるごとに車両が進化し、一つひとつのボルトを見直すことで数千分の一秒単位のタイムを縮められるこのスポーツにおいて、脇役に甘んじるためだけにデザインされた時計など意味がありません。

「私たちはこのプロジェクトで、F1 チームの要求に応え、その使命に寄り添い、時間との戦い、貴重な 1 秒を削る努力をより実りあるものにつなげられるような計測器を作り上げたいと考えました」と、H. モーザー CEO のエドゥアルド・メイランは説明します。

これは、デジタルの魂とアナログの心臓を併せ持つユニークなモデルとなっています。スタンバイ時には完全に無音でありながら、ひとたび起動すれば、ミステリアスな黒い画面には、国のセレクター付き GMT、スプリットセコンド・クロノグラフ、パーペチュアル・カレンダー、F1 モード(スタートまでのカウントダウンや F1 レースの重要な情報を通知)といった情報が瞬時に表示され、1 秒たりとも無駄にしたくない人のためにデザインされたすべてがすぐ手元に揃います。
また、時刻と日付が表示され、透明なラッカーで H. Moser & Cie. のロゴがあしらわれた小さなドーム型のファンキーブルー フュメダイアルのようなクラシカルな表情も備えており、精度とスタイルが共存できることを体現しています。
ストリームライナー・アルピーヌ メカニックエディションは Android® および iOS® 対応で自律的に動作し、オンデマンドで Bluetooth を介して同期されます。パワーリザーブは、時計機能のみであれば 1 年、コネクテッド モードでは F1 グランプリ 6 戦分となっています。頑丈で信頼性が高く、コロコロと変わるコネクテッドデバイスの規格とは異なり、長くご愛用いただけるように設計されています。

序章
この時計のデュオは、長期シリーズプロジェクトの第 1 弾です。H. モーザーとアルピーヌのパートナーシップはスプリントレースではなく、いわば耐久レースであり、さらなる発展が続くことでしょう。しかし、すでにこの 2 モデルは他とは明確に一線を画しています。まさに、機能的で情熱にあふれた先見性のある時計製造の成果だからです。
ストリームライナー・アルピーヌ ドライバーズエディションとストリームライナー・アルピーヌ メカニックエディションは 200 セット限定のペアで販売され、専用のケースに収められています。2024 年の限定シリーズ「ストリームライナー・シリンドリカル トゥールビヨン スケルトン アルピーヌ」のブルーまたはピンクをすでにご購入いただいている方は、コネクテッド モデルを単品でご購入いただけます。
まさに、疑う余地のない H. モーザースタイルの高級時計です。
【概要】
ストリームライナー・アルピーヌ ドライバーズエディション
ストリームライナー・アルピーヌ メカニックエディション
2 本セット
予定価格:10,978,000円(税込)
限定:200セット
発売:2025 年7月日本入荷予定
※「ストリームライナー・シリンドリカル トゥールビヨン スケルトン アルピーヌ」のブルーまたはピンクをご購入いただいたお客様で、「ストリームライナー・アルピーヌ メカニックエディション」を単品でご購入希望の場合は、スイス本社までお問い合わせをお願いします。 予定価格:CHF 4500.- (excl VAT)
【技術仕様】
ストリームライナー・アルピーヌ ドライバーズエディション
リファレンス 6700-1200
限定:200 本限定製造
[特長]ステンレススチール モデル、ブルー PVD 加工、スケルトンダイアル、ホワイトラバーストラップ

ケース:ブルー PVD 加工のステンレススチール
・トップ部分は緩やかなドーム型のサファイアガラス
・直径:42.3 mm
・厚さ:14.2 mm
・10 時位置と 2 時位置にクロノグラフ プッシュボタン
・4 時位置にねじ込み式リュウズ、「M」の刻印入り、ホワイトのラバーリング付き
・シースルー ケースバック
・12 気圧防水
ダイアル:フルスケルトン
・ブルーの時針と分針、グロボライト® インサート付き
・経過秒および分のための分目盛り
・フランジのタキメーター
ムーブメント:アジェノー社が H. モーザーのために開発したキャリバー HMC 700(フルスケルトン自動巻き)
・ムーブメントサイズ:直径34.4 mm(151/4 リーニュ)/厚さ7.3 mm
・振動数:21,600 振動/時
・両方向自動巻き
・スケルトン加工のローター、ムーブメントとダイアルの間に配置
・デュアル・バレル
・コラムホイール式クロノグラフ
・2 層構造のクロノグラフ機構
・フリクションホイール付き水平クラッチ;クロノグラフ作動時の歯車が噛み合った時に生じる問題を防止し、不要な衝撃を軽減するための微小な歯を備えたスムースホイール
・クロノグラフの作動と解除を可能にするチューリップ型ヨーク(くびき)
・434 個の部品
・55 石
・パワーリザーブ:72 時間
・ブリッジとメインプレートはアンスラサイトグレーのロジウムメッキ仕上げ
・45° のモーザーストライプ
機能:時針および分針
・センター表示を採用し経過分および秒を表示するクロノグラフ
・分および秒のフライバック
・自動巻き
ストラップ:ホワイトの一体型ラバーストラップ
・ステンレススチール製ピンバックル、モーザーのロゴの刻印入り
ストリームライナー・アルピーヌ メカニックエディション
リファレンス 6DI0-1200
限定:500 本限定製造
[特長]ステンレススチール モデル、ファンキーブルー フュメダイアル、ブルーの一体型ラバーストラップ

ケース:ブルーの合成素材とステンレススチール、トップ部分は緩やかなドーム型のサファイアガラス
・直径:42.6 mm
・厚さ:14.4 mm
・2 時、3 時および 4 時位置にプッシュボタン
・9 時位置にレースモード用の SYNC プッシュボタン
・サファイアクリスタル ケースバック、モーザーのエンブレム付き
・12 気圧防水
ダイアル:サファイア製ダイアル、デジタル表示付き
・12 時位置に小さなファンキーブルー フュメダイアル、透明なラッカーの H. Moser & Cie. ロゴ入り
・スーパールミノヴァ® を塗布したセラミック製インデックス
・スーパールミノヴァ® を塗布した針
ムーブメント:シークエント社が H. モーザーのために開発したキャリバー DI0、コネクテッド ムーブメント
・ムーブメントサイズ:幅32.50 mm/長さ33.90 mm
・厚さ:6.90 mm
・振動数:32,768 振動/秒
・精度:日差 ±0.3 秒
・186 個の部品
・パワーリザーブ:時刻表示のみの場合 9,000 時間(12ヶ月)、デジタル表示を連続で使用した場合 1 時間の F1 グランプリ 6 戦分
・6 時位置に「Magic」のデジタル表示
・バイブレーション機能
・表示:時および分(アナログ)+デジタル機能(コネクテッドモジュール経由)
・Bluetooth Low Energy(BLE 5.3)
・iOS および Android 対応
機能:時針および分針
・国のセレクター付き GMT
・1/100 秒計測が可能なクロノグラフ
・パーペチュアル・カレンダー
・インジケーター付きレース モード
・今後のレース - レースまでのカウントダウン - 特定のチームに関する通知とメッセージ
ストラップ:ブルーの一体型ラバーストラップ
・ステンレススチール製ピンバックル、モーザーのロゴの刻印入り
【お問い合わせ】
株式会社エグゼス
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1霞が関コモンゲート西館32階
TEL.03-6274-6120
FAX.03-6274-6121
[H. MOSER & CIE.(H. モーザー)]
H. モーザーは Heinrich Moser により 1828 年に創設されました。ノイハウゼン アム ラインファルを拠点とするこのブランドは現在約 120 名の従業員を擁し、20 個の自社製キャリバーを開発、年間に 約4,000 個弱の時計を製造しています。H.モーザーは、その姉妹会社であるPrecision Engineering AG(PEAG)を通じて、調速機構やヒゲゼンマイなどの部品を製造しており、これらは自社の生産に使用されるほか、パートナー企業にも供給されています。 Precision Engineering AGは、2012年にモーザーウォッチホールディングスに設立された独立企業であり、エスケープメント用の部品製造を専門としています。H. モーザーはモーザー家の人間を名誉会長とし、Heinrich and Henri Moser 基金の代表に迎えるという栄誉に浴しています。Heinrich Moser の子孫によって設立された Moser 基金は、一族の歴史を維持するために機能しており、Heinrich Moser 家が住まうシャルロッテンフェル城に併設の Moser 博物館に収蔵すべき昔のモデルの収集といった役目も担っています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされた MELB Holding はH. モーザー、Hautlence、Agenhor SA を擁するに至っています。MELB Holding は伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。
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