オリスとカール・ブラシア財団とのコラボレーション第3弾、自社キャリバー401を搭載した高耐磁性・5日間パワーリザーブ・モデル 「カール・ブラシア キャリバー401リミテッド エディション」を発表

 From : ORIS (オリス)




オリスとカール・ブラシア財団とのコラボレーション第3弾、自社キャリバー401を搭載した高耐磁性・5日間パワーリザーブ・モデル 「オリス カール・ブラシア キャリバー401リミテッド エディション」を発表




希望のシンボル

オリス カール・ブラシア キャリバー401 リミテッドエディションはオリスの自社開発ムーブメントを搭載しています。


カール・ブラシア財団を支援する、オリス カール・ブラシア キャリバー401リミテッドエディション。
この2000本限定の時計は、新型自社開発自動巻きムーブメントのオリスキャリバー401を搭載する最初の時計です。
40ミリのケースにはブロンズを用いました。カールが合衆国海軍マスターダイバーであった当時着用したヘルメットの素材であるとともに、それ自体が物語を紡ぐものでもあります。
ブロンズは天然素材で、空気中の酸素と着用する人の皮膚の水分によって時間とともに変化します。着用しているうちに愛用者の個性ともいえる独特の仕上がりになって、年月を記録します。



キャリバー401は、昨年発表したオリス自社開発のキャリバー400を基盤にしたムーブメントです。クロノメーターを超える正確さ(日差 -3/ 5以内)に加え、極めて高い耐磁性や、5日間パワーリザーブ、最大10年間の延長保証を備えています。

オリス キャリバー400と違うところは、オリスのシグニチャーのひとつでもある6時位置のスモールセコンド表示です。カール・ブラシアが海軍一筋の生涯で示した精神同様、このムーブメントも機械式時計が直面する様々な困難を克服するよう設計されています。


●最新のオリス カール・ブラシア リミテッドエディションはスモールセコンド表示を備えた実用的キャリバー、オリスキャリバー401を搭載しています。

海軍伝統の色からインスパイアされたブルーのダイアルに、ダイビングスケールを刻印した逆回転防止ベゼルをセットし、吸汗・発散性の伸縮ナイロン糸を使った手作りのエリカズ・オリジナル特製ストラップを付けました。



変化を起こすための活動
よりよい社会への変化を推進するというミッションのひとつとして、オリスは多くの人に希望をもたらすカール・ブラシア財団と協力します。

「倒れることは罪ではないが、倒れたままでいることは罪だ」逆境を克服した忍耐強い20世紀の偉人のひとり、カール・ブラシアが残した言葉です。
カールは数多くの困難に打ち勝ちました。出生による制限や、後の障がいなどを克服し、アメリカ合衆国海軍初の黒人ダイバー、そして初の片足マスターダイバーになりました。世界中の多くの人を触発する信念の人です。

2015年、オリスはカール・ブラシアの逸話を世に広めるカール・ブラシア財団とパートナーシップを組みました。
それ以来当財団、特にカールの息子のフィリップとその家族との活動はオリスの誇りです。そして今、カールの名前を冠した3つ目の時計、オリスカール・ブラシア キャリバー401リミテッドエディションを発表できることは喜ばしいです。高性能
な自動巻き、オリスキャリバー401を搭載する最初の時計です。



カール・ブラシア財団はカールの物語を通して、人々に不屈の勇気を触発します。貧しい農村に生まれたカールは人種差別、学歴の欠如、彼の大志をくじく仕事中の事故による障がいなどを克服しました。その物語は、オスカー受賞俳優のキューバ・グッデイングジュニア、ロバート・デ・ニーロが出演した、Men of Honour(邦題「ザ・ダイバー」)という映画になりました。

オリス カール・ブラシアシリーズによって集められた資金は、多くの退役軍人や恵まれない人々の為に使われ、その人たちに希望を与えてきました。
「カールの物語は類まれなレガシーで、それを広く伝える手伝いをすることは、大変名誉なことです」と、オリスの共同経営責任者ロルフ・スチューダーは言います。
「カール・ブラシア財団とオリスは、これを着ける人が時計を見るたびに、たとえ不可能に思えることでも諦めずに努力し続けることの大切さを思い起こしてくれると嬉しいです。」


「カール・ブラシアは、逆境を克服した忍耐強い20世紀の偉人のひとりです」



不屈の精神
カール・ブラシアの息子フィリップが、当財団の代表として父の物語を継承し、後の世代に困難に立ち向かう勇気を与える活動をしています。

――フィリップ、ご自身のことをお話しください。
「私はフィリップ・M・ブラシア、国防補給庁に勤める公務員です。第80教育本部所属のコマンド・チーフワラント将校で、合衆国陸軍予備役ヘリコプターパイロットとしてチーフワラント4等将校でもあります。マスターダイバーであった父の偉業を称えるカール・ブラシア財団の代表も兼務しています。家族は妻のサンドラと娘3人、息子ひとりです。」

――カール・ブラシア財団とは?
「カール・ブラシア財団は、合衆国に拠点を置く非営利団体として、父の非凡な生涯を後世に伝える為に設立されました。既に、退役軍人病院に数千ドル寄付して、負傷した軍人の社会復帰を支援してきました。」

――カール・ブラシアについてお話しください。
「父はケンタッキーの田舎の小作人の家に生まれました。常に別の職業につきたいと思っていたのですが、貧しさと、広く蔓延していた人種差別に直面します。1948年、ごくわずかな教育しか受けていなかった父は、海軍潜水士になることを夢見て合衆国海軍に入隊します。人種差別や様々な制限にも負けず、1954年にアフリカ系アメリカ人として初めて海軍潜水士になりました。
そして、1966年にスペイン沖で任務に就いているときの事故で左膝下を失ったのです。海軍は障碍者になった父を退役させようとしましたが、それを受け入れず、史上初の片足潜水士として任務を続けました。当時としては前代未聞の功績です。父は1979年に引退しました。」

ーーお父さんは「信念の人」と言われています。
「カール・ブラシアは「5つの巨大なハードル」を超えました。人種差別、貧困、文盲、身体障碍に屈せず、引退前に海軍のアルコール依存症コースに参加して自分のアルコール依存を克服しました。今ではアメリカ軍で有名なヒーローの一人です。」

――カール・ブラシア財団はどのように社会に貢献していますか?
「財団を通して、父の不屈の精神を伝えることができています。父のインパクトは、社会にはびこっていた人種差別などの社会的偏見を捨てさせました。そのおかげで、より多くのマイノリティがあらゆる職業で活躍するようになりました。カール・ブラシアがアメリカをよりよい社会に変えたのです。」



●私たちの模範――史上初のアフリカ系アメリカ人として合衆国海軍潜水士になるため、カール・ブラシアは貧困と偏見と闘わなければなりませんでした。

●Men of Honour(邦題「ザ・ダイバー」)。
カール・ブラシアは1948年に合衆国海軍に入隊し、栄誉ある軍人として1979年に引退しました。

「この時計は、
再び父からの希望と
勇気のメッセージを
発信するでしょう。」
Phillip M. Brashear


――オリスとのパートナーシップに至ったきっかけは?
「2015年、オリスの共同経営責任者ロルフから、父の偉業を称える時計を作りたいとの申し出を受けました。それが、この素晴らしい関係の始まりです。私の妻や家族もオリスファミリーに加わりました。」

――それがどのように財団の役に立ちましたか?
「私の父のことを全く知らなかった人たちに、その偉業を伝えることができました。すべての人が映画Men of Honour(邦題「ザ・ダイバー」)を観ていたわけではありませんから。オリスのおかげで、世界中の人々が財団のことを知り、支援し、更に父のことを知るようになりました。」

――今財団が直面する困難はありますか?
「経済的な問題は常にありますし、大変多くの人々が戦争や武力衝突による影響を受けたり、誰かに苦しめられたりしています。すべての人に手を差し伸べることはほぼ不可能ではありますが、父からの希望のメッセージを送ることは続けていきます。」

ーーオリスの今回の新作はどのような支援になりますか?
「この時計は、再び父からの希望と勇気のメッセージを発信するでしょう。今、世界は怒りに満ちていますが、再び人々が父の物語から学べることに気づくでしょう。様々な人種や文化などの背景を持つ私たちが、みんな人類としての仲間であることに気づいて、お互いに尊敬と尊厳をもって共存できるようになれば良いですね。」
――この時計をどう思いますか?
「美しいと思います。世界のヒーローを称えるにふさわしいです。」

――オリスファンはどのように財団の活動に参加できますか?
「財団のウェブサイトcarlbrashear.orgにアクセスして、偉大な人とその人生について知ってください。先ず何よりも、どんなことも自分を信じる心と不屈の努力があれば成し遂げられるということを知ってください。登れない山はないのです。」


●軍務に捧げた人生。海軍の人種差別を撤廃したハリー・S・トルーマンに会うカール・ブラシア


●オリス最新自社製キャリバーを搭載したオリスとカール・ブラシア財団とのコラボウォッチ



【仕様】
カール・ブラシア キャリバー401リミテッドエディション

[ケース]
マルチピース ブロンズケース、逆回転防止のブロンズベゼル
サイズ :40mm
ダイアル :ブルー
蓄光材 :インデックスと針にスーパールミノバ
トップガラス :サファイア、両側ドーム型、内面無反射コーティング
ケースバック :ステンレススティール、ねじ込み式、特別刻印
オペレーティングデバイス :ブロンズのねじ込み式リューズ
ストラップ :ブルーの伸縮性のあるERIKA社製テキスタイルストラップ、ブロンズ製バックル
防水 :10気圧/100m

[ムーブメント]
ナンバー Oris 401
機能 :時・分針、6時位置にスモールセコンド表示、時刻調整とストップセコンド
精度 :日差-3/ 5秒(COSC基準内)
その他 :高い耐磁性, 28‘800A/h, 4Hz, 21石
ワインディング :自動巻き
パワーリザーブ :120時間

保証 :マイオリスに登録すると10年に保証延長。時計とムーブメントに適用されます。オーバーホール推奨期間10年間、防水チェック推奨期間5年間

限定 :2,000本限定、スペシャルボックス入り
日本販売価格 :450,000円(税別)
発売 2021年1月下旬予定





【お問い合わせ】
オリス・ジャパン
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