オーデマ ピゲ コンテンポラリーのコミッション作品として 池田亮司のDATA-VERSE 3 (2021) を アートバーゼルのアンリミテッドで展示

 From : AUDEMARS PIGUET (オーデマ ピゲ )


池田亮司のDATA-VERSE 3 (2021) を アートバーゼルのアンリミテッドで展示


2021年9月20日、アートバーゼルのアンリミテッドセクターの一部で、独立型アート作品として池田亮司のdata-verse 3 (2021) のプレミア展示が始まりました。アンリミテッドは従来のアートフェアのブースに制限されない大規模プロジェクトを紹介するユニークなスペースです。オーデマ ピゲ コンテンポラリーのコミッション作品としてアルミン・レッヒが紹介するのは、池田亮司のこれまでで最も複雑なプロジェクトの第三幕、最終章。2000年代始めに池田がスタートしたこのプロジェクトは、聴覚・視覚に訴えるデータ駆動による自然へのリサーチで、今回はその集大成を展示します。


電子音楽作曲家、ビジュアルアーティストの池田亮司は、数学的な精度や美学を用いて音や光の本質を追求します。池田は人間の耳や心ではなかなか感じ取ること、理解することのできない周波数やスケールを扱い、数値システムやコンピューター的審美眼を通して感知できないものを形にしています。彼の長期プロジェクトは、没入型ライブパフォーマンスやオーディオビジュアル インスタレーション、本やCDなどさまざまな形式を採用しながら数年をかけてデータを駆使したリサーチを継続しています。



池田はこのdata-verse3部作を自身の最高作と考えています。完璧に同期化させたこのコンポジションは20年あまりのリサーチと作業の成果です。アーティストは自らのチームと共に、CERNやNASA 、ヒトゲノム計画など多くの科学機関からの巨大なオープンソースの科学データセットを綿密に処理、転換、変換しました。この三部作は2015年のオーデマ ピゲ コンテンポラリーのコミッション作品です。



ミニマリストな電子サウンドトラックを背景に、高解像度DCI-4K映像で投影される科学データがスクリーンに映し出されます。data-verseで池田は、私たちの世界の多様な次元を目くるめくデータで展開し、見学者はミクロの世界、人類のスケール、そしてマクロの世界へと広大な宇宙の旅に投げ出されます。



data-verse 1 はヴェネツィア ビエンナーレの第58回国際アートエキシビションでプレミア展示されました(2019年5月11日から11月24日)。 data-verse 1と2 はKunstmuseum Wolfsburgで展示されました(2019年12月7日から2020年3月29日)。三部作の全体は、池田がヨー ロッパで行った最大の個展、RYOJI IKEDAの中心作品として、ロンドンの180 Studiosで展示されました。キュレーションと制作はThe Vinyl FactoryとFact Magazineで、オーデマ ピゲコンテンポラリーとの提携の中で行われました(2021年5月20日から9月18日)。



「data-verse はとても厳格なものです。
これまでに多くのインスタレーションを手がけてきましたが、
このプロジェクトは別格です」
池田亮司(アーティスト)




「池田亮司のインスタレーション作品は、光とスペース、コンセププト芸術というこのギャラリーの豊かな伝統に強く呼応しています。data-verse 3 (2021) を今年のアートバーゼルの開催期間中、アンリミテッドの一部として展示することは大きな喜びです。まさに超越的なアート作品です」
アルミン・レッヒ(アルミン・レッヒ創設者)


「2015年にdata-verse をコミッション作品とすることにより、池田亮司とユニークな旅を続けてきました。作品のそれぞれの章は世界各地で多くのビジターを集めました。池田の創作活動の証であるこの最後の第三章を、世界的なアートイベントの重要なタイミングで展示することができ、嬉しく思います」
ドニ・ペルネ(アートキュレーター、オーデマ ピゲ コンテンポラリー)



■池田亮司について
電子音楽作曲家、ビジュアルアーティストの池田亮司は、数学的な精度や美学を用いて音や光の本質を追求します。池田は音や画像、素材、物理や数学などを操り、概念を超えた極限や無限を深く探求し、人間の持つ感覚やデジタル技術の限界に挑みます。実験的な池田の作品は、人間の耳では感じ取ることのできない、また理解することのできない周波数やレベルを扱い、数値システムやコンピューター的審美眼を通して音を視覚化し、感知できないものを形にしています。彼の長期プロジェクトは、没入型ライブパフォーマンスやオーディオビジュアルインスタレーション、本やCDなどさまざまな形式を採用しています。それは年月とともに進化を遂げ、データ主導のリサーチ結果を反復するという最新の形式に至りました。
池田亮司の作品は、東京都現代美術館、エレクトラフェスティバル、DHCアートファンデーション、モントリオール現代美術館(MAC)(モントリオール)、フェスティバル・グレク、ソナー(バルセロナ)、バービカン・センター、ヴァイナル・ファクトリー(ロンドン)、キャリッジワークス(シドニー)、MONA(ホバート)、ルール・トリエンナーレ(ドイツ)、京都際舞台芸術祭、ACTセンター(韓国・光州)、シンガポール アートサイエンスミ ュージアム、クンストフェライン(ハノーバー)、ポンピドゥ・センター(パリ、メッツ)、ZKMアート・アンド・メディアセンター(カールスルーエ)、ガレージ・ミュージアム・オブ・コンテンポラリーアート(モスクワ)、アイ・フィルム・ミュージアム(アムステルダム)、オナシス文化センター(アテネ)など、世界各国の会場で展示・実演されています。池田は2001年のアルスエレクトロニカのデジタル音楽カテゴリーでゴールデン・ニカ賞を、2012年にドイツで開催されたZKMのサウンドアートカテゴリーでギガヘルツ賞を、2014年にPrix Ars Electronica Collide@CERNを受賞しました。
作品管理はアルミン・レッヒ(パリ、ブリュッセル、ロンドン、ニューヨーク、上海)とand TARO NASU (東京)が代行しています。www.ryojiikeda.com; www.codexedition.com




■アート・バーゼルについて
1970年にバーゼルのギャラリー経営者たちによって創設されたアート・バーゼルは、今日バーゼル、マイアミビーチ、香港を舞台に世界のモダンアート、コンテンポラリーアートが一堂に会する一流のアートショーとなっています。開催される都市や地域によって、参加ギャラリーや発表される作品、毎年行われる地域の機関や団体とのコラボレーションのもと制作される会期中プログラムなど、それぞれのショーの内容は異なります。アートバーゼルはアートフェア以外にも展開を進め、新たなデジタルプラットフォームや、アートバーゼル&UBSグローバルアート マーケットレポート、インターセクション:アートバーゼル ポドキャスト、BMWアートジャーニーなどの新たなイベントが生まれています。アートバーゼルのグローバル メディア パートナーはファイナンシャルタイムズ紙です。詳しくはこちらから:—www.artbasel.com


■アンリミテッドについて
従来のアートフェアのブースに制限されない大規模プロジェクトを扱うアートバーゼルのユニークな企画、アンリミテッドが再びホール1に登場します。このセクターの今年のキュレーターは、Kunst Halle Sankt Gallenのディレクター、ジョヴァンニ・カルミンが初めて務めます。


■アルミン・レッヒについて
アルミン・レッヒは1997年4月1日、パリ13区にオープンしました。ギャラリーのオープン時の主な作品は、カリフォルニアミニマル、知覚的アート、概念的アートです。国際的に知名度の高いアーティスト、中堅、新人たちの作品に加え、ギャラリーは画家を中心とした新しいアーティストの紹介とプログラムに力を入れてきました。ギャラリーと長い関係を築いているアーティストには、ジョセフ・コスース、ジョン・マクラーケン、ジェームス・タレルがいます。その後、新たに加わったアーティストに、アレックス・イスラエル、デ・ヴァイン・ヴァレンタイン、ジェフ・クーンス、画家ではアントニ・タピス、カレル・アペル、ナサニエル・マリー・クイン、ヴォーン・スパン、クレール・タブレなどがいます。2006年、ギャラリーはマレ近くの2フロアの大きなスペースに移転、さらに2008年にはブリュッセルに新たな1000m2の展示スペースをオープンしました。2013年、アルミン・レッヒはパリのチュレンヌ通り64番地に新たなスペースをオープンします。2014年にはロンドンのメイフェア、サヴィル ロウに新たなギャラリーをオープン。2016年10月にはサヴィル ロウからメイフェアのより大きなグロヴナーヒルに移転。この400m2の新たなギャラリーはジェフ・クーンスの個展でオープンしました。アルミン・レッヒは2016年10月にアメリカでは初めて、マンハッタンのアッパーイーストサイドにギャラリーをオープン。このニューヨークのギャラリーのオープニングは「カルダーとピカソ」でした。2019年には上海に新たなギャラリーをオープン。このギャラリーは2019年7月12日、Huqiu Road27番地にオープン、「抽象へのアプローチ」と題して、ジョン M アームレダー、シルヴィー・フロリー、ギュンター・フォルグなどの作品を展示、キュレーションは北京のソングアート ミュージアムのギャラリーが行いました。2021年、アルミン・レッヒはパリ8区のマティニョン大通りに2番目のスペースをオープンし、アメリカの有名アーティスト、ケニー・シャーフの個展でこれを祝いました。アルミン・レッヒはまた、2021年夏にコロラドのアスペンに一時的なロケーションを設置しています。– www.alminerech.com


■オーデマ ピゲ コンテンポラリーについて
オーデマ ピゲ コンテンポラリーは、国際的なアーティストたちにコンテンポラリーアート作品の制作を依頼し、クリエイターたちの国際的なコミュニティを支援します。オーデマ ピゲはコンテンポラリーアートに人々同士のつながりを促すパワーがあることを信じています。このメセナ活動は、オーデマ ピゲが創業以来そのルーツを保つジュウ渓谷において、マニュファクチュールが支援し発展を支えてきた才能ある工芸職人たちとの取組みとも共通するものです。オーデマ ピゲは、それぞれのコミッションにおいて企画の立ち上げから制作、展示会の実行までアーティストを支援し、世界各地の展示会において見学者に作品をを見出す貴重な体験を提供します。制作された作品はアーティストが所有し、自らのキャリアの一部となります。
オーデマ ピゲ コンテンポラリーは、二つの方法でこの作品制作のコミッションを運営しています。スタジオ オーデマ ピゲでは、アーティストは最も自信のある作品を当社のキュレーターチームと共に、様々なスケールやメディアを通して制作することにより、新たなテリトリーで活動することが可能になります。オーデマ ピゲ アートコミッションは、ブランドのビエンナーレコンペティションです。国際的にまだ知名度の低いアーティストが選抜され、招聘キュレーターと共に大きなスケールの作品を制作します。
機械式ウォッチと同様、コミッション制作された作品は単にその作品を見ることができるというだけではありません。これらの作品は日々変わりつつある世界に対峙しています。新しいクリエーションとして、その前に立つ見学者たちに第一印象を超えてさらに深い対話をうながす機会を提供します。
2012年以来、オーデマ ピゲ コンテンポラリーは世界各地のアーティストたちと豊かな対話の機会を生み出してきました。その中には、クルト・ヘントシュラーガー、ダン・ホールズワース、池田亮司、ラーズ・ジャン、テオ・ヤンセン、アレクサンドル・ジョリー、KOLKOZ、ロバン・マイヤー、ケオラ、チェン・ラン、アリン・ルンジャン、トマス・サラセーノ、セミコンダクター、ヤナ・ウィンデレン、スン・シュンがいます。コミッション作品は世界各地のエキシビションで展示されます。その中には香港/バーゼル/マイアミビーチのアートバーゼル(オーデマ ピゲは2013年以来アソシエイトパートナー)、ヴェネツィアビエンナーレ、ニューヨークのタイムズスクエア、パリのパレ・ド・トーキョー、バーゼルのHeK (House of Electronic Arts)、ウォルフスブルグ美術館、リンツのアーズ・エレクトロニカなどがあります。 – https://www.audemarspiguet.com/com/en/about/audemars-piguet-contemporary.html



“Born in Le Brassus, raised around the world.”
「ル・ブラッシュの自然が生み出し、人とともに生きていく」



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[オーデマ ピゲ]
オーデマ ピゲは、今なお創業者一族(オーデマ家、ピゲ家)によって経営される最も歴史ある高級時計ブランドです。1875年以来ル・ブラッシュを拠点に、型破りなトレンドを生み出そうと新たなスキルや技術の開発、そして職人技の向上を続ける才能ある職人たちを、何世代にもわたり育んできました。スイス・ジュラ山脈に抱かれたジュウ渓谷で、マニュファクチュールが受け継いできた職人技と先進的なスピリットが込められた、デザインや技術の粋を極めた数々の厳選されたマスターピースが制作されています。感性という言語を通して、世界中の時計愛好家と情熱や職人技を共有するオーデマ ピゲは、創造的な実践を行うさまざまな異分野と豊かな交流を楽しみ、素晴らしいコミュニティを築いてきました。