H. MOSER & CIE.(H. モーザー社) が 冒険のためのモデル 「ヘリテージ・デュアルタイム」 を発表

 From : H. Moser & Cie. (H. モーザー)



冒険のためのモデル:H. MOSER & CIE.(H. モーザー社)がヘリテージ・デュアルタイムを発表



有名な時計師であったハインリッヒ・モーザーはまた、賢明な起業家にして先見の明を持つ業界の先駆者でもありました。22 歳で生まれ故郷のシャフハウゼンを出ると波乱に富んだ冒険の旅を始め、やがてサンクトペテルブルクへとたどり着きます。そして、貴族たちに高く評価されるまでに専門技術を磨き、1 年後の 1828 年に H. Moser & Cie.(H. モーザー社)を設立し、スイスに工場を建設しました。ハインリッヒは旅に対する情熱を、1844 年に誕生した息子のアンリとも分かち合いました。生涯を通して彼らを導くエネルギーとなった発見への渇望に触発されて H. モーザー社が作り上げたのが、冒険心に満ちたヘリテージ・デュアルタイム モデルです。



大胆なステンレススチール モデルのヘリテージ・デュアルタイムは、シャフハウゼンのモーザー社の博物館に展示されている懐中時計や 20 世紀初頭のモデルから着想を得たクラシックな美しいラウンドシェイプです。ステンレススチールケースに細身のラグと刻みのある大型のリュウズを備えています。美しいバーガンディのフュメダイアルによってさらに魅力的になった極めてクラシックなモデルで、シークレットサインのように透明な仕上げのラッカーで描かれたブランドロゴも配されています。伝統的なスタイルのレイルウェイ(線路)型の分目盛りはホワイトで、非常に現代的なコントラストを成し、剣形の針にスーパールミノバ® が施されています。立体感のある独特のアプライド数字には、どんな形状や色にも仕上げることができる画期的なセラミックベースにスーパールミノバ® が配合された素材、グロボライト® が使用されています。自然な風合いを活かしたグレーのクーズーレザーストラップからわかるとおり、冒険のために作られた時計です。



ヘリテージ・デュアルタイムの中心で鼓動を刻むのは、新しい自動巻きキャリバー HMC 809 です。
このムーブメントは、自社製の自動巻きキャリバーをベースに完全に社内で開発されたモジュールによる デュアルタイム 機能を備えています。グレーの針はデュアルタイム ゾーンを指し、ミニマリズムを追求する H. モーザー社のスタイルに沿って、使用しないときはメインの時針の下に隠すことができます。日付は 6 時位置の均整の取れた枠に表示され、実用性の観点からデュアルタイム ゾーン機能の動きと連動させています。HMC 809 キャリバーのパワーリザーブは 3 日間で、両方向ラチェット式巻き上げシステムによってローターから香箱にエネルギーが伝達されるため、完全に巻き上げるのに必要な時間を短縮できます。



伝統と現代性、過去と現在の狭間を繊細に表現したヘリテージ・デュアルタイムは、H. モーザー社という、約 200 年も遡ることのできる豊かな歴史を讃えつつ現代性を備えたマニュファクチュールを見事に表現しています。
疑う余地のない H. モーザー社スタイルの高級時計です。



【技術仕様】
ヘリテージ・デュアルタイム
リファレンス 8809-1200
ステンレススチール モデル、バーガンディ フュメダイアル、グレークーズー レザー ストラップ



[ケース]
ステンレススチール
直径:42.0 mm、厚さ:11.6 mm
サファイアクリスタル
サファイアクリスタルを用いたシースルーのケースバック
「M」で装飾されたリュウズ

[ダイアル]
サンバースト仕上げを施したバーガンディ フュメ ダイアル
クリアラッカー仕上の H. Moser & Cie. ロゴ
グロボライト® の数字
スーパールミノバ® で強調された剣形の時針および分針
スーパールミノバ® で強調され、アンスラサイトグレーのコーティングとスケルトン加工を施した剣形のデュアルタイム針

[ムーブメント]
自社製 HMC 809 自動巻きキャリバー
直径:32.0 mm(14 1/4 リーニュ)
厚さ:6.0 mm
振動数:21,600 振動/時
27 石
ラチェット式両方向自動巻きシステム
H.Moser & Cie. ロゴが刻印されたゴールド製ローター
パワーリザーブ:約 3 日間

[機能]
時、分
デュアルタイム ゾーン
日付
センターセコンド

[ブレスレット]
手縫いのグレー クーズー レザー
モーザーのロゴが刻印されたステンレススチールのピンバックル



[H. MOSER & CIE.(H. モーザー)]
H. モーザーは Heinrich Moser により 1828 年に創設されました。ノイハウゼン アム ラインファルを拠点とするこのブランドは現在、約 60 名を超える従業員を擁し、15 つの自社製キャリバーを開発し、年間に 1,500 個以上の時計を製造しています。H.モーザーは、その姉妹会社であるPrecision Engineering AG(PEAG)を通じて、調速機構やヒゲゼンマイなどの部品を製造しており、これらは自社の生産に使用されるほか、パートナー企業にも供給されています。 Precision Engineering AGは、2012年にモーザーウォッチホールディングスに設立された独立企業であり、エスケープメント用の部品製造を専門としています。H. モーザーはモーザー家の人間を名誉会長とし、Heinrich and Henri Moser 基金の代表に迎えるという栄誉に浴しています。Heinrich Moser の子孫たちに設立された Moser 基金は、一族の歴史を維持するために機能しており、Heinrich Moser 家が住まうシャルロッテンフェル城に併設の Moser 博物館に収蔵すべき昔のモデルの収集といった役目も担っています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされた MELB Holding はH. モーザー、Hautlence という企業を擁するに至っています。MELB Holding は伝説的なジュウ渓谷を拠点とする家族経営の独立系グループです。