モリッツ・グロスマンが 日付表示機能搭載のギョーシェダイヤルモデル「 デイト ターコイズ 」を発表

 From : Moritz Grossmann (モリッツ・グロスマン )



日付表示機能搭載のギョーシェダイヤルモデル 「デイト ターコイズ」 を発表


モリッツ・グロスマンは精緻なギョーシェ模様を施したターコイズダイヤルのデイトを発表しました。独自の日付表示機能を持つユニークピースは世界限定18本のリミテッドモデルです。
純粋なインスピレーションを与えるターコイズはポジティブで心地よい雰囲気を纏います。モリッツ・グロスマンはスタンダードコレクション「デイト」の新たなバリエーションカラーとして、洗練されたターコイズブルーを採用しました。


ターコイズダイヤルには目を引く見事なギョーシェ模様が彫られています。世界限定18本のリミテッドモデルはスイスのヴァル・ド・トラヴェールにあるカリ・ヴティライネンのダイヤル工房、コンブレマイン社とのコラボレーションにより実現しました。



光り輝くギョーシェ模様は見る角度により表情を変え躍動的なアートを感じさせながらも、上品で落ち着いた印象を与えます。デイトコレクションとしては初めてポリッシュ仕上げのステンレススチール製ケースを採用しました。




高貴な印象に満ちたギョーシェ彫り
古典的な装飾技法であるギョーシェ彫りの技術を習得しているのは今日ではわずかな職人のみです。木工ろくろを用いた装飾を起源に持つ芸術的な技法は、16世紀から18世紀にかけて主に貴族階級の人々によって受け継がれてきました。



ギョーシェマシンを用いて繊細な線が織りなす幾何学模様をダイヤルに彫ります。刻印される線の深さと間隔を一定に保つには集中力と正確な目測が必要となり、高度な技術が要求されます。ギョーシェ彫りの均整の取れた完璧な仕上げを実現できるのは古典的なプロセスを持つ伝統技法しかありません。繊細な刻印模様はダイヤモンドを用いて研磨されダイヤルに魅力的な光沢をもたらします。




ターコイズダイヤルとブルーの自社製針
ギョーシェ彫りが施されたダイヤルとスモールセコンドダイヤルの表面にはターコイズブルーのコーティングが施されており、光が当たる角度に応じて水面に反射する陽の光のように輝きます。
時計の外周に1から31までの日付表示のスペース設けるため、デイトのミニッツスケールは通常モデルよりも内側にセッティングされています。ブルーで印字される日付は白地にはっきりと浮き上がり視認性を高め、アワーマーカーとミニッツスケールは内側のシルバーリングに記されています。



ケースには美しく輝くターコイズカラーのギョーシェ彫りダイヤルに調和するポリッシュ仕上げのステンレススチール製ケースを採用しました。
自社製のランセット型の針は手仕上げされており、日付表示の色に合わせブルーに焼き戻されています。同じように鮮やかなブルーに焼き戻されたブラケット型デイトマーカーも職人の手で丁寧に仕上げられダイヤル上で際立ちます。



時刻を問わず調整可能なジャンピングデイト機能搭載のキャリバー100.3
デイト ターコイズに搭載されるジャンピングデイト機能を採用した自社製キャリバー100.3は、正確で視認性に長けるデザインと卓越したメカニズムの両方を有するムーブメントです。日付とブラケット型のマーカーを外周にセッティングすることで、エレガントなターコイズダイヤルを覆うことなく時刻の視認性を保ちます。



キャリバー100.3では、一般的に日付変更を禁止されている深夜時間帯も含め、いつでも日付調整を行うことが可能です。ブラケット型のマーカーは正確に日付表示を囲うようバネにより制御されており、瞬転式に日付が切り替わります。また日付が切り替わる一瞬を除いて瞬転機構が日付調整機構の影響を受けることはありません。そのため運針を止めることなくいつでも日付を前後両方向へ調整することが可能です。

日付を調整するには、引き出した10時位置の日付セッティング用リュウズをゆっくりと回し1日ずつ調整希望方向へと進めます。押し込まれたニュートラルな位置でリュウズを回してもマーカーは移動しないため誤作動の心配はありません。


SchönstesdeutschesHandwerk-最も美しいドイツの職人技
ケースバックのサファイアガラス越しにモリッツ・グロスマンの見事な仕上げを見ることができます。ポリッシュ仕上げされた自社製のテンワ、3段のサンバースト仕上げを施した角穴車、花模様が手彫りされたグロスマン製精密調整ネジ付き片持ち式テンプ受けなどキャリバー100.3のパーツには芸術的な仕上げが施されています。徹底的に磨かれたパーツは光を受け輝きます。ムーブメントのジャーマンシルバーやゴールドの色味と焼き戻されたネジの色調が見事に調和します。




プッシャー付きグロスマン製手巻き機構
自社製のプッシャー付き手巻き機構は時刻調整時に異物が入り込まないようムーブメントを守り、またリュウズを押し戻す際に意図せず針の位置がずれてしまうことを防ぎます。



世界限定18本
世界限定18本のデイト ターコイズにはブラックアリゲーターストラップを合わせました。





【仕様】
デイト ターコイズ
Ref. MG-003406
価格 ¥6,930,000(税込)

[ケース]
スリーピース、ステンレススチール
ケースサイズ :直径41.0 mm/厚さ11.85 mm
風防 :片面反射防止加工をしたサファイアクリスタル

[ムーブメント]
自社製キャリバー 100.3、手巻き、5姿勢調整
ムーブメントサイズ :直径36.4 mm/厚さ5.55 mm
部品数 :259個
石数 :26石(うち1個はゴールドシャトンに使用)
脱進機 :アンクル脱進機
調速機 :質量ネジ4本および調節ネジ2本を装着した耐震軸受式グロスマン製テンプ、ニヴァロックス1ヒゲゼンマイ(ブレゲタイプ80番、グスタフ・ゲルステンベルガー案に基づく)
テンプ直径:直径14.2mm
振動数: 18,000振動/時
パワーリザーブ:完全巻き上げ状態から約 42 時間
機能:時、分、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド、日付表示、グロスマン製プッシャー付き手巻き機構
操作:リュウズ ステンレススチール(巻き上げおよび時刻設定用、日付調整用)、プッシャー ステンレススチール(ムーブメントのスタート用)

[ダイヤル]
シルバー無垢、ターコイズ、ギョーシェ彫り、ブルーに焼き戻されたデイトマーカー
針 :手仕上げ、ブルーに焼き戻されたスチール

[ストラップ] ステンレススチール製ピンバックル付きの手縫い アリゲーターストラップ

[特徴]
グロスマン製テンプ/針合わせファンクション解除・時計リスタート用プッシャー/外周にデイトマーカーを備えた瞬転式日付表示/10時位置の個別リュウズによる前後調整可能な日付調整/小型化したグラスヒュッテ式コハゼ装置(改良型戻し機能付き)/段差式テンプ受け、グロスマン製精密調整ネジによる緩急調整装置/表面処理をしない洋銀製3分の2プレートおよび支柱構造/3分の2プレート・テンプ受け・ガンギ車受けのハンドエングレービング/幅広のグラスヒュッテ・ストライプ模様/角穴車の3段サンバースト模様/平型ネジ留め式の盛り上がったゴールドシャトン/個別に取り外し可能なクラッチ式巻き上げ機構/針合わせ用ストップセコンド機能




【お問い合せ】
モリッツ・グロスマン・ジャパン株式会社
東京都文京区小石川4-15-9
Tel: 03-5615‐8185/Fax: 03-5615‐8186


【モリッツ・グロスマン】
モリッツ・グロスマンは1826年にドレスデンに生まれ、偉大なドイツ人時計職人たちにおいて先駆者とみなされます。若く才能に恵まれた時計職人であったグロスマンは、友人のアドルフ・ランゲの説得により1854年に自身の工房をグラスヒュッテに設立しました。評価の高い時計企業を運営する一方で、グロスマンは政治的・社会的な活動に努め、1878年にはドイツ時計学校を設立します。1885年にモリッツ・グロスマンは突然亡くなり、彼の死とともに時計マニュファクチュールも解体されました。
このモリッツ・グロスマンの伝統的な時計作りが2008年に復活しました。時計師クリスティーネ・フッターが、かつてグラスヒュッテの時計ブランドであった「モリッツ・グロスマン」に出会い、その商標を取得し、構想を練り、素晴らしく繊細な腕時計とともに残された120年前のグロスマンの遺産を受け継いだのです。そして、個人の時計愛好家からの支援によって2008年11月11日にグロスマン・ウーレン社がグラスヒュッテに設立されました。今日のグロスマンの時計師は、歴史的な部分を単に模倣するのではなく、新たな伝統を作り上げています。モリッツ・グロスマンは、革新と卓越した技能を基に、伝統的であると同時に最新の仕上げ技術と高品質の素材を使い、時計作りにおける「新しい時代の原点」を創り出します。
www.grossmann-uhren.com