オーデマ ピゲ、初のブルーセラミック ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー を発表

 From : AUDEMARS PIGUET (オーデマ ピゲ )

先日、速報でお伝えしたオーデマ ピゲの2022年下期新作6モデル

ここまで、以下、5モデルのプレスリリースを紹介してきたので、これが最後のモデルとなる。

●CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン
●CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ トゥールビヨン オープンワーク
●CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン クロノグラフ
●ロイヤル オーク コンセプト フライングトゥールビヨンGMT(2モデル)


ブランドからの要請もあって、紹介のたびに「引き続き入手困難な状況が続いている」と書き添えていて、もうこちらとしてもいささか心苦しいのだが、最後のこれは特に入手が難しいもののひとつとなるかもしれない。今回の下半期新作群の中で、個人的に一番実機を見て見たいモデルでもある。
それでは6番目のモデルとなる、ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー(オールブルーセラミック)のプレスリリース全文を掲載。


オーデマ ピゲ、初のブルーセラミック ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー を発売


オーデマ ピゲは、新たにオールブルーセラミックのロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーを発売します。グランドタペストリー ダイヤルとサブダイヤルがエレクトリックブルー1色の調和が美しいタイムピースです。

新しいロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーは、洗練されたブルーセラミックの単色の美しさがデザインを惹きたてます。 ©オーデマ ピゲ提供


高度な技術性と洗練されたデザイン
ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーの41ミリのケースとブレスレットは、オールブルーセラミックです。傷がつきにくく消耗しにくい軽量の素材セラミックが、厚さ9.5ミリのタイムピースをすっきりと見せます。
セラミックはマニュファクチュールの高い品質基準に応えるため、高い製造精度と繊細な手仕上げが求められます。



酸化ジルコニウムパウダー(ZrO2)は、焼結の後ブルーの色素が出るように加工されます。これにバインダーを加え、高精度の機械加工を含む多くの複雑な工程を経てセラミックに変身させます。セラミックの正確な組成はマニュファクチュールの企業秘密。約1400度で焼結した後に最終的なカラーが出現します。均一なブルーカラーを得ることも大きな課題でした。セラミックの最終的な色は焼結温度によるため、色むらが出ないよう調整することが求められます。



ル・ブラッシュのクラフツマンたちは、一つ一つのセラミック部品にゴールドを扱う時と全く同様に丁寧な手仕上げを施しています。マニュファクチュールのトレードマークであるサテンブラッシュとポリッシュ面取りを最新の注意をはらって組み合わせ、セラミックとロイヤル オークの多層構造をアピールする光の微妙な反射を得ることに成功しました。


エレクトリックブルーに包まれたコンプリケーション
マニュファクチュールのクラフツマンたちは グランドタペストリーダイヤルとサブダイヤル、そしてインナーベゼルもPVD(蒸着)加工によるブルーに統一しました。ブルーセラミックのケースとブレスレットに包まれたロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーは、こうしてコンテンポラリーな単色のデザインに仕上がっています。



18Kホワイトゴールドのアプライドアワーマーカーとファセット針には蓄光処理が施され、暗い場所でもクリアなコントラストで読みやすくなっています。



カレンダーの3つのサブダイヤルとムーンフェイズがバランスよくダイヤルに並び、時、分、曜日、日付、週、月、アストロノミカルムーン、閏年のそれぞれの表示が見やすく配置されています。




エレガントなパーペチュアルカレンダーのムーブメント
この新モデルは自動巻きのキャリバー5134を搭載。マニュファクチュールのクラシックな コンプリケーションの技術の魅力を惜しみなく披露してくれます。このメカニズムは自動的に大小の月を考慮し、閏年にも正しいデイト表示を行います。ウォッチが正しく完全に巻き上げられていると、グレゴリアン暦1に従い、2100年まで手修正を必要としません。
2015年に発売されたこのムーブメントは厚さがわずか4.3ミリで、今回多くの部品の見直しを行いました。22Kゴールドのオープンワークローターもその一つです。ローターの最も厚い部分は外側のエッジに近い部分に配置し、ムーブメントを取り巻くチャンネルの内側のへこみに吸収させて厚さを抑えています。同様にバレルをサスペンションにしたこともムーブメントの厚みを抑えることに貢献しました。



サファイアケースバックからはオートオルロジュリーの伝統的な装飾を施したキャリバー5134が見えます。装飾はコート・ド・ジュネーブ、サーキュラーグレイン、サンレイブラッシュ、ポリシュ面取りなどです。


カレンダーウォッチのレガシー
アストロノミカルウォッチはジュウ渓谷の時計づくりの歴史に長く根づいています。時計師たちはこの土地の澄み切った星空にインスピレーションを受け続けてきました。オーデマ ピゲが伝え続けてきたアストロノミカル コンプリケーションの歴史は、二人の創業者が1875年頃に作ったスクールポケットウォッチのマスターピースに始まります。ジュール=ルイ・オーデマが製作したこのウォッチ(オーデマ ピゲ ヘリテージコレクション Inv.8)はパーペチュアルカレンダーとクォーターリピーター メカニズム、そして希少な独立デッドビートセコンド機能を組み合わせています。その後20年にわたってアトリエでいくつかの進化を遂げました。それでも創業後の20年間、カレンダー機構は全体の10%未満にすぎませんでした。

オーデマ ピゲ初のフルカレンダーウォッチは1921年に製造ラインに入り、3年後に著名な時計店ギュブランに販売されました。1921年から1970年までの間に188本のフルカレンダーウォッチが製造されましたが、依然としてマニュファクチュール全体の製造のわずかな部分にとどまっています。1955年、オーデマ ピゲは世界初の閏年表示のパーペチュアルカレンダーウォッチを発売しました。1955年から1957年の間に9本が製造されています。
さらにクォーツ危機に続く1978年、世界最薄の自動巻きパーペチュアルカレンダーウォッチを発売。3名の時計師が秘密裏に開発に取り組んだ驚くべきパーペチュアルカレンダーウォッチは、超薄キャリバー2120により極薄(3.95ミリ)を実現し、1967年に発表されました。その後15年間に、このキャリバーを搭載したパーペチュアルカレンダーウォッチは7219本製造されています。キャリバー2120/2800の成功によりオーデマ ピゲは新たな成長の軌道に乗り、クラシックなコンプリケーションの復活への道を拓きました。このキャリバーは1984年以降、多くのロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーモデルに搭載されました。

2015年に登場したキャリバー5134は、41ミリのロイヤル オーク(モデル26574)に合わせ、パーペチュアルカレンダー ムーブメントをやや大きくしながらも、厚みは薄い4.3ミリを維持しました。これまでのマニュファクチュールのコレクションの多くのパーペチュアルカレンダーウォッチに搭載されています。

2018年、マニュファクチュールはパーペチュアルカレンダーの歴史の新たなページを開きました。RD#2の名で知られる41ミリの ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー ウルトラ シンを世に送ります。世界で最も薄い自動巻きパーペチュアルカレンダーウォッチの登場です。厚さ6.3ミリのウォッチはキャリバー5133を搭載。新設計の厚さ 2.89ミリのこの超薄ムーブメントは、アストロノミカルウォッチの新たな世代を開くこととなりました。





“Born in Le Brassus, raised around the world.”
⟪ル・ブラッシュの自然が生み出し、人とともに生きていく⟫




【仕様】
ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー / 41ミリ
26579CS.OO.1225CS.01

[ケース]
ブルーセラミックのケースとねじ込み式リューズ、反射防止加工のサファイクリスタルとチタンのケースバック、2気圧防水
ケース厚:9.5ミリ

[機能]
パーペチュアルカレンダー、曜日、デイト、週、月、アストロノミカルムーン、閏年、時、分

[ダイヤル]
「グランドタペストリー」模様のブルーダイヤル、ブルーのサブダイヤルとインナーベゼル、蓄光処理を施したホワイトゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤル オーク針

[ブレスレット]
ブルーセラミック ブレスレット、チタンAPフォールディングバックル

[ムーブメント仕様]
自動巻きキャリバー 5134
外径 :29ミリ(12 ¾リーニュ)
厚さ :4.3ミリ
部品数 :374
石数 :38
パワーリザーブ :約40時間
振動数 :2.75 Hz (19,800振動/時)

価格:要問い合わせ
発売日:2022年9月中旬以降 順次入荷予定



【お問い合わせ】
オーデマ ピゲ ジャパン
03-6830-0000



[オーデマ ピゲ]
オーデマ ピゲは、今なお創業者一族(オーデマ家、ピゲ家)によって経営される最も歴史ある高級時計ブランドです。1875年以来ル・ブラッシュを拠点に、型破りなトレンドを生み出そうと新たなスキルや技術の開発、そして職人技の向上を続ける才能ある職人たちを、何世代にもわたり育んできました。スイス・ジュラ山脈に抱かれたジュウ渓谷で、マニュファクチュールが受け継いできた職人技と先進的なスピリットが込められた、デザインや技術の粋を極めた数々の厳選されたマスターピースが制作されています。感性という言語を通して、世界中の時計愛好家と情熱や職人技を共有するオーデマ ピゲは、創造的な実践を行うさまざまな異分野と豊かな交流を楽しみ、素晴らしいコミュニティを築いてきました。ル・ブラッシュの自然が生み出し、人とともに生きていく。Born in Le Brassus, raised around the world. — www.audemarspiguet.com