ローマン・ゴティエ「コンティニュアム x アニタ・ポルシェ」を発表~アートを支援するベネフィット・オークションTimeForArtのためのユニークピース

 From : Romain Gauthier (ローマン ゴティエ )




C by Romain Gauthier x ANITA PORCHET(
コンティニュアム x アニタ・ポルシェ)~芸術を愛する2人による素晴らしいコラボレーション


TimeForArtのために、世界で最も優れたエナメル師の一人であるアニタ・ポルシェと偉大な時計師ローマン・ゴティエが再び手を組んで互いの専門技術を駆使し、素晴らしいユニークピースを生み出しました。「コンティニュアム プラチナエディション」は18Kホワイトゴールド製のムーブメントを特徴としていますが、さらにアニタ・ポルシェのサインが入ったグランフーエナメル装飾のミニアチュールによって、高いレベルの芸術作品へと昇華しています。


この作品は作り手ふたりの自由な創造性を見事に捉えており、伝統や遺産への敬意を示しながら、同時に芸術的な関わり方の新しいかたちを見せてくれるものです。
アニタ・ポルシェは、初めてすべてを任されたこの時計のために、古い植物画や中国の水墨画に見られる精神世界への崇拝からインスピレーションを受けました。メトロポリタン美術館の中でも名高いアジア美術部門の部門長マックスウェル・ハーン氏によると、中国の画家は「物事の外見だけを捉えるのではなく、その中の本質、例えば活力、生命力や精神を描こうとします」。この大いなる目的はアニタ・ポルシェ氏が描く、驚くほどの美しい絵の中にも実現されているでしょう。



この絵は淡い墨の筆によって、宋時代の偉大な画家、屈鼎(Qu Ding)氏の様式で描かれています。大らかで、手を加えすぎない濃淡の対比が優れた文字盤の絵と、スモールセコンドの明るいレッドラインがコントラストを成したこの時計は、自然と人間性の力強い関係性の現れと言えます。



また、この宝石のような傑作は、自然界で感じるような神々しさを形にして見せています。貴重な2つのエナメルを混ぜ合わせてできた背景と水墨画のような絵は、完璧なバランスを見せ、生涯で二つと出会えない時計に荘厳な美をもたらしています。



他に類を見ない芸術的な文字盤には彼女自身がローマン・ゴティエの名前を描き入れており、アニタ自身が希望したようにブランドの高いレベルの技術や偉業が長く人々の記憶に留まることでしょう。ブランドのレガシーと未来の調和のとれた融合、そして貴重な素材や緻密な職人技と対照をなすモダンでカジュアルなアプローチ。この「コンティニュアム プラチナ エディション」はローマン・ゴティエのビジョンを見事に反映した、素晴らしいユニークピースです。


アニタ・ポルシェ
スイス、ラ・ショー・ド・フォンで生まれたアニタ・ポルシェは名高いエナメル師で、高級時計の文字盤に最高級の美しさを誇るエナメル装飾を施すことによって、時計製造の世界で名声を得てきました。
幼い頃からアートへの強い興味を持ち、家族の一人からエナメルについての話を聞いたのは12歳の時でした。それ以来、彼女はエナメルの技術を通して表現する自由を感じ、絵画や音楽などの好きなことへも自由に熱中してきました。エナメルは広い意味で、美と芸術に興味を持つきっかけとなったのです。



その後、芸術への強い興味から美術学校での勉強を続け、エナメル職人として独立をした後はいくつかの有名なウォッチメゾンとのコラボレーションを通して、この分野での輝かしい実績を上げてきました。例えば、2015年には国際時計博物館主催の工芸作品部門においてガイア賞を受賞、また、2016年にはFHH高級時計財団によるオマージュ・オ・タラン賞を受賞しました。



名声が確立した今、アニタ・ポルシェ氏は独立を保つことによって自由な創造性を守ろうとしています。自分の周りの世界からインスピレーションを受けており、特に自然とは強い繋がりを感じています。彼女にとって「美」とは多種多様な形があり~グラフィック的なもの、古典的なものなそ…決して特別に存在するものではありません。彼女は芸術的な道を進もうとしているのではなく、新しいものを探求しようとしているのです。それぞれの違いがある、美しいものすべてです。




ローマン・ゴティエ
ローマン・ゴティエは1975年スイスのジュウ渓谷、スイス高級時計製造発祥の地で生まれ、ここで伝統的なオート・オルロジュリーへの情熱を育み、機械学とエンジニアを習得、デザインへの造詣を深めました。
技術専門学校で精密工学を学んだ後、ローマンは1997年に精密機械の設計者としての資格を取得。1年後に時計の部品メーカーで機械プログラマー兼オペレーターとして働き始め、この会社が後にヨーロッパで最もパフォーマンスのよい施設の一つへと変わるのに貢献しました。
2005年に自身の高級時計ブランドを、スイス高級時計製造の中心地でもあるジュウ渓谷に立ち上げました。彼はスイス高級時計製造の中心地でもある、絵画のように美しいジュウ渓谷で育ち、勉強や仕事をする中で育んできたノウハウと、オート・オルロジュリーへの妥協なき取り組みを結びつけ、比類なきタイムピースを生み出しています。



彼のビジョンは、技術の向上によって豊かな伝統と専門的な技法を守りながら、新しい領域を探求することです。時計職人たちはこの遺産に責任を持っています。ローマンはこのような進化に携わることを誇りに思い、今得られる中で最良のものを活用していきたいと考えています。これこそ、彼が考える「進化する伝統」です。
ローマン・ゴティエの時計はどれも高いレベルの手仕上げによって他にはない独自の存在となっています。ムーブメントについては、小さな歯車の製造から全体の組み立てや調整に至るまでの全ての工程、自社ですべて行っています。




芸術を愛する二人が同じ価値観によって結びついて
アニタ・ポルシェとローマン・ゴティエが互いのノウハウを結びつけ、さらに現代の優れたビジョンを持つアーティストたちを直接支援するための作品を作ろうとしたことは、決して偶然の産物ではありません。二人ともそれぞれのフィールドにおいて、自分の自主性に基づく自由な創造性を残したいと思っています。そして伝統的な職人技術を守りながら、それらを現代の世界で進化させて融合していこうとしています。




TIMEFORART
TimeForArtとは、世界有数の時計メーカーによる優れたタイムピースのオークションです。収益の100%がスイス・インスティチュートによる展示会や、公開プログラム、教育やコミュニティ参加型ワークションなどを通して(すべて無償)、現在、最も先見性のあるアーティストたちを直接支援し、彼らの活動を可能にしています。
TimeForArtのオークションは2年に一度開催され、年間を通じて時計業界とビジュアルアートの世界との交流の場を提供しています。2022年12月にフィリップス・ニューヨーク・オークションの専属企画として紹介される予定です。


【技術仕様】
アニタ・ポルシェによるグランフーエナメルダイヤル付コンティニュアム プラチナエディション
ユニークピース

[特徴]
オフセンターの時針、分針
7時位置のスモールセコンド
プラチナ製ケース
18Kホワイトゴールド製ダイヤル、ムーブメントブリッジ、メインプレート
自社製ムーブメント/ストップセコンド機構
スポーティラバーストラップ

[ダイヤルと針]
18K製ホワイトゴールド製ダイヤル/グランフーエナメルで装飾されたミニアチュール画
オフセンターの時針、分針
7時位置のスモールセコンド/5秒毎にレッドのテーパードライン入り
18Kホワイトゴールド製針

[ムーブメントと仕上げ]
自社製手巻ムーブメント
サイズ:32.10mm×5.50mm
60時間パワーリザーブ
24石
部品数:154個
振動数:毎時28,800回/4Hz
部品素材:ホワイトゴールド、スティール、ステンレススティール、真鍮、ジャーマンシルバー(洋銀)
仕上げ:最高級レベルの手作業による装飾


[ケース]
素材:プラチナ
サイズ:41mm×9.55mm、ラグからラグまでのサイズ49.5mm
防水性:50m/5気圧/160フィート
巻上げと時刻セットのためのリューズ(2時位置/グレーラバーリング付)
内側に無反射コーティング加工のサファイアクリスタル(ダイヤル側、ケースバックともに)

[ストラップとバックル]
グレーのラバー製ストラップ
特別開発のプラチナ製ピンバックル(サテン&ポリッシュ仕上げ)



【お問い合わせ】
ローマン・ゴティエ日本総輸入代理店
スイスプライムブランズ株式会社
〒104-0045
東京都中央区築地2-15-19 ミレニアム築地ビル8F
03-6226-4650
www.romaingauthier.jp