モリッツ・グロスマンがハマティック・ヴィンテージ クリームを発表~新たなアニバーサリーモデル

 From : Moritz Grossmann (モリッツ・グロスマン )




モリッツ・グロスマンの新たなアニバーサリーモデル~ハマティック・ヴィンテージ クリームを発表


2008年にグロスマン・ウーレン社CEOクリスティーネ・フッターは卓越した時計職人モリッツ・グロスマンの名を冠した工房を設立しました。創立14周年を迎える2022年11月11日、モリッツ・グロスマンは美しい仕上げと複雑機構を併せ持つハマティック・ヴィンテージ クリームを発表します。



モリッツ・グロスマンが製作した歴史的な懐中時計を思わせるダイヤルはクリームカラーで彩られており、バイオレットのインデックスやロゴはムーブメントの装飾ともリンクしています。自社製キャリバーにセッティングされた平型ネジはダイヤルの色調に調和するカラーへ焼き戻されており、クオリティの高さを示すホールマークとなっています。





才能ある時計職人であったモリッツ・グロスマンはグラスヒュッテにおける時計産業の発展に大きく貢献し、150年以上たった今でも高く評価されています。この偉大な時計職人の名とその信念を受け継いだモリッツ・グロスマンのマニュファクチュールは最上級の腕時計を作り続けています。この度のアニバーサリーモデルも、ダイヤルやケースのデザイン、一本ずつ手作業で仕上げられる針、そしてムーブメントと、モリッツ・グロスマンが誇るクラフトマンシップの象徴です。




クラシカルなデザイン
クラシカルな印象を纏うハマティック・ヴィンテージ クリームはモリッツ・グロスマン自身が19世紀に製作した懐中時計にインスパイアされており、ダイヤルに記される細身のローマンインデックスや1875年に製作したモデルでも用いられたクラシカルなグロスマンロゴなど、歴史的なモデルに忠実なデザインを採用しました。ソリッドシルバー製のダイヤルを彩るやわらかなクリームカラーが古典的な時計の魅力を高めます。



モリッツ・グロスマンへのさらなるオマージュとして、懐中時計に用いられていた繊細な洋梨型の自社製針を採用しました。針を自社工房で手作りするのは今日のウォッチメイキングにおいてはとても珍しいことです。完璧に仕上げられた針は一本ずつ職人の手で鮮やかなバイオレットへ焼き戻されており、インデックスやロゴの色彩と調和しより一層美しく見せます。ムーブメントにセッティングされる平型ネジもダイヤルの色調に合わせたカラーへ焼き戻されており、手作業で精緻な仕上げを施した美しいパーツを飾ります。




古典的な振り子式自動巻きキャリバー106.0
ハマティック・ヴィンテージ クリームに搭載されるキャリバー106.0は、一般的に用いられる回転式ローターではなくハンマーフレームを用いた振り子式自動巻き上げ機構を搭載しています。腕の動きに合わせハンマーフレームが揺れ、効率的にゼンマイを巻き上げます。常に嚙み合う2つのラチェットホイールを採用することで、左右両方向へ瞬時に切り替え可能な巻き上げ機構を実現しました。中央が大きく開いたハンマーフレームを用いることで、ムーブメントを覆い隠すことなく、魅力的な仕上げを施したパーツの美しさを隅々まで堪能することができます。


世界限定25本
ハマティック・ヴィンテージ クリームは世界限定25本のリミテッドモデルです。18Kホワイトゴールドケースに合わせブラックアリゲーターストラップを採用しました。





【仕様】
ハマティック・ヴィンテージ クリーム
Ref. MG-003404
[特徴]
グロスマン製テンプ/段差式テンプ受け、グロスマン製精密調整ネジによる緩急調整装置/表面処理をしない洋銀のプレートおよび支柱構造・テンプ受けのハンドエングレービング/幅広く水平なグラスヒュッテ・ストライプ模様、/平型ネジ留め式の盛り上がったゴールドシャトン/ストップセコンド機能/ハンマー振り子式自動巻き機構/両方向ラチェット歯車/アンクル爪によるフリーホイール/レバー式手巻き機構
予定販売価格 ¥7,370,000(税込)
限定数 世界限定25本

ムーブメント :自社製キャリバー106.0、自動巻き、5姿勢調整
部品数 :312個
石数 :38石(うち3石はネジ留め式ゴールドシャトンに使用)
脱進機 :アンクル脱進機
調速機 :質量ネジ4本および調節ネジ2本を装着した耐震軸受式グロスマン製テンプ、ニヴァロックス1ヒゲゼンマイ
テンプ直径: 10.0 mm
振動数: 21,600振動/時
パワーリザーブ :完全巻き上げ状態から約72時間
機能 :時、分、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド
操作 :リュウズ18K ゴールド(時計の巻き上げおよび時刻設定用)

ケース :18Kホワイトゴールド
ケースサイズ :直径: 41.0 mm 厚さ: 11.35mm
ムーブメントサイズ :直径: 36.4mm 厚さ: 5.15mm
ケース :スリーピース、18Kゴールド
ダイヤル :シルバー無垢、クリーム、ラッカー仕上げ
針 :手仕上げ、バイオレットに焼き戻されたスチール
風防 :片面反射防止加工をしたサファイアクリスタル
ストラップ :手縫い、アリゲーターストラップ、バックル18Kゴールド



【お問い合せ】
モリッツ・グロスマン・ジャパン株式会社
東京都文京区小石川4-15-9
Tel: 03-5615‐8185/Fax: 03-5615‐8186




[モリッツ・グロスマン]
モリッツ・グロスマンは1826年にドレスデンに生まれ、偉大なドイツ人時計職人たちにおいて先駆者とみなされます。若く才能に恵まれた時計職人であったグロスマンは、友人のアドルフ・ランゲの説得により1854年に自身の工房をグラスヒュッテに設立しました。評価の高い時計企業を運営する一方で、グロスマンは政治的・社会的な活動に努め、1878年にはドイツ時計学校を設立します。1885年にモリッツ・グロスマンは突然亡くなり、彼の死とともに時計マニュファクチュールも解体されました。
このモリッツ・グロスマンの伝統的な時計作りが2008年に復活しました。時計師クリスティーネ・フッターが、かつてグラスヒュッテの時計ブランドであった「モリッツ・グロスマン」に出会い、その商標を取得し、構想を練り、素晴らしく繊細な腕時計とともに残された120年前のグロスマンの遺産を受け継いだのです。そして、個人の時計愛好家からの支援によって2008年11月11日にグロスマン・ウーレン社がグラスヒュッテに設立されました。今日のグロスマンの時計師は、歴史的な部分を単に模倣するのではなく、新たな伝統を作り上げています。モリッツ・グロスマンは、革新と卓越した技能を基に、伝統的であると同時に最新の仕上げ技術と高品質の素材を使い、時計作りにおける「新しい時代の原点」を創り出します。
www.grossmann-uhren.com