A.ランゲ&ゾーネ新作発表~ランゲ1・タイムゾーン プラチナ製ケースモデル

 From : A.LANGE & SÖHNE (A.ランゲ&ゾーネ )



「ランゲ1・タイムゾーン」にプラチナ製ケースモデルが登場

上海、ドバイ、グラスヒュッテ・・・ランゲ1・タイムゾーンなら、文字通り世界中があなたの手首に。この時計はひと目で、ホームタイムと第二時間帯の時刻を読み取ることができます。さらなる高機能性の証として、リング状のデイ・ナイト表示と第二時間帯のサマータイムマーカーが搭載されています。 今年、A.ランゲ&ゾーネは、この直感的に二つの時刻を読み取ることができるGMT機能搭載モデルに、ロディウムカラーダイヤルを備えたプラチナ950製ケースモデルを発表します。洗練された技術に、モノクロカラーが生み出すタイムレスなエレガンスが加わり、ドイツ・ザクセン州のマニュファクチュールウォッチメーカー、A.ランゲ&ゾーネが常に独自の手法で限界を押し広げていくという哲学を表現しています。



二つのタイムゾーンを同時に表示する機能は、精密時計製作において最も有用な付加機能のひとつであり、グローバルに活躍する時計愛好家から高い評価を受けています。A.ランゲ&ゾーネは2005年に初代ランゲ1・タイムゾーンを、ホームタイムに加えて、24の時間帯に対応する都市を選ぶことができる複雑機構をメゾンならではの独特なダイヤルデザインで発表しました。
2020年に発表された第2世代では、このコスモポリタンなモデルに、サマータイムを直感的に表示する自社製キャリバーL141.1を新たに搭載し、その機能を拡張しました。そして今回このコレクションに、プラチナ950製の新しいケースとロジウムカラーの文字盤を備えた、シンプルでクラシックなモデルが登場しました。


洗練されたタイムゾーン機構をクリアなデザインで
3年前に発表されたランゲ1・タイムゾーンの第二世代モデルでは、メゾンの革新的な強さと創造性が、再び最も美しい形で発揮されました。今回も、洗練された機構、タイムレスなデザイン、そして優れた視認性の融合を目指しました。24都市リングはダイヤル外周に配置されているため、ランゲ1のアイコニックなオフセンターダイヤルの調和が損なわれることはありません。ホームタイム、セカンドタイムゾーン、アウトサイズデイト、パワーリザーブ表示は全て、常にひと目で確認することができます。



大きいダイヤルではホームタイムを、また小さいダイヤルでは第二時間帯の時刻を表示します。8時位置にあるボタンを押すと、24都市リングが西から東へ回転し、次の時間帯に切り替わります。それと同時に、小さい方のダイヤルの時針が1時間進み、ゴールドの三角インデックスが指す時間帯の代表都市の時刻を示します。
より実用的な表示機能として追加されたサマータイムマーカーでは、三角インデックスの中のカラーにより、該当のタイムゾーンでサマータイムを採用しているかが分かります。サマータイムを採用している場合は、三角インデックスに赤いマーカーが表れます。一方、その地域が1年を通じて標準時であるという場合には、窓は淡色のままです。



ランゲ1・タイムゾーンには、ホームタイム、第二時間帯ともに、色で示されるデイ・ナイト表示が搭載されています。時針と連動したリング状のデイ・ナイト表示は、各時刻ダイヤルの中央に配され、表示時刻が午前と午後のどちらかがわかります。デイ・ナイト表示の青い半円弧部分は夜間(午後6時~午前6時)を、そして反対側の部分が昼間(午前6時~午後6時)を示します。


独自の同期メカニズム
ランゲ1・タイムゾーンのもう一つの特別な機能は、考え抜いて設計された使いやすい同期メカニズムです。これにより、小さなサブダイヤルのタイムゾーンを大きなサブダイヤルへ送ることができ、ホームタイムなど、新たにメインとなる時刻を設定することができます。リューズを第二ポジションまで引き出すと、2つのタイムゾーンを同期して調整することができます。しかし、第二時間帯を設定するボタンを長押しすると、タイムゾーンの時針はその位置で停止します。これにより、新たに設定したメイン時刻をタイムゾーンとは別に設定することができます。最後に、メインタイムと連動しているアウトサイズデイトの修正が必要な場合もあります。これは、10時位置にあるプッシュボタンで行うことができます。

「ランゲ1・タイムゾーンは、革新的な進歩や設計を通して、伝統に挑戦し高級時計製作における新分野を切り開くという、A.ランゲ&ゾーネの哲学を表現するシンボルです」と、A.ランゲ&ゾーネ CEOのヴィルヘルム・シュミットは語ります。「これが、一から物事を開発し、ユニークな機能や比類なきデザインを持つ独自の時計を製造する唯一の方法です。進歩と伝統は、完璧への追及に成功するならば、共存できるのです」


自社製キャリバーL141.1
ランゲ1・タイムゾーンに搭載される自社製キャリバーL141.1は、香箱1個にして72時間のパワーリザーブを実現します。ムーブメントにはさらに、1時間に21,600回振動する自社製フリースプラング式ヒゲゼンマイやチラネジテンプなど、メゾンならではのディテールが盛り込まれています。


キャリバーL141.1


サファイアクリスタルのシースルーバックからは、素材の特性を生かした洋銀製4分の3プレート、ビス留め式ゴールドシャトン、ブルースクリュー、精巧なスワンネック型精度調整装置、手彫りのテンプ受け、中間車の受けなど、ランゲならではの品質の証しを見ることができます。二度組方式で仕上げられたムーブメントの随所に施された手彫りの仕上げ装飾が、A.ランゲ&ゾーネが誇る最高品質基準を物語ります。




L141.13つのバリエーション
この新作ランゲ1・タイムゾーンは既存モデル同様、ケース径41.9mm、厚さは10.9mmです。ホワイトゴールドケース&ブラックダイヤル、ピンクゴールドケース&アルジャンテダイヤル、そして新作プラチナ950ケース&ロディウムダイヤルの3モデルをラインナップします。




【仕様】
ランゲ1・タイムゾーン
Ref. 136.025

[ケース]
素材:プラチナ950
ケース寸法:直径41.9 mm/厚さ10.9 mm
風防ガラスおよびシースルーバック:サファイアクリスタル(モース硬度 9)

[ムーブメント]
ランゲ自社製キャリバーL141.1、手巻き
・ランゲ最高品質基準準拠
・手作業による組立ておよび装飾
・五姿勢調整済み
・素材の特性を生かした洋銀製の地板および受け
・ハンドエングレービング入りテンプ受けおよび中間車の受け
・自社製の最高品質ヒゲゼンマイ
ムーブメント寸法:直径34.1 mm/厚さ6.7 mm
ムーブメント部品数:448
石数:38
ビス留め式ゴールドシャトン:3
脱進機:アンクル脱進機
調速機:耐震機構付きチラネジテンプ、スワンネック形バネと側面にある調整用ビスにより微調整可能なビートエラー修正機構
振動数:21,600振動/時
パワーリザーブ:完全巻上げ状態で72時間

[機能]
ホームタイム表示およびタイムゾーン表示それぞれに専用デイ・ナイト表示、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド、第二時間帯設定用24都市リング、サマータイム対応、ホームタイム対応アウトサイズデイト表示、パワーリザーブ表示 AUF/AB
操作系:ゼンマイ巻上げおよび時刻調整用リューズ、日付調整ボタンおよびタイムゾーン切替えボタン

[ダイヤル]
素材:シルバー無垢、ロディウム
針とインデックス:ロディウム仕上げのゴールド

ベルト:手縫いのレザーベルト、ブラック
バックル:プラチナ950製ピンバックル
価格:要問合せ



【お問い合わせ】
A.ランゲ&ゾーネ
TEL.0120-23-1845




[A.ランゲ&ゾーネ]
ドレスデン出身の時計師フェルディナント・アドルフ・ランゲは、1845年に時計工房を設立し、ザクセン高級時計産業の礎を築きました。彼が製作した価値の高い懐中時計の数々は、今でも世界中のコレクターたちの垂涎の的となっています。第二次世界大戦後、A.ランゲ&ゾーネは東ドイツ政府により国有化され事実上消滅、一時はその名が人々の記憶から消え去ってしまうかと思われました。しかし1990年、フェルディナント・アドルフ・ランゲの曾孫ウォルター・ランゲがブランドを復活させます。現在では、ゴールドまたはプラチナのケースを使った腕時計を中心に、毎年数千本のみ製作しています。A.ランゲ&ゾーネの時計には必ず、自主開発され、手作業で入念な装飾と組み立てを行ったムーブメントが搭載されています。1990年以降に開発された自社製キャリバーは71個を数え、A.ランゲ&ゾーネは世界でも最高峰の地位を確立しました。その代表作には、一般モデルとして初めてアウトサイズデイトを搭載しブランドを象徴するモデルとなったランゲ1や、瞬転数字式時刻表示を搭載したツァイトヴェルクがあります。まれに見る複雑機構を搭載するツァイトヴェルク・ミニッツリピーター、ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン、トリプルスプリットは、受け継がれてきた時計作りの技をさらに高めようとするA.ランゲ&ゾーネの真摯な姿勢を体現した時計です。2019年には軽快さとエレガンスが共存するオデュッセウスを発表し、A.ランゲ&ゾーネの歴史に新たな章を開きました。