オーデマ ピゲがチタンと バルクメタリックガラス(BMG)を採用した「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン」を発表

 From : AUDEMARS PIGUET (オーデマ ピゲ )

オーデマ ピゲがチタンと バルクメタリックガラス(BMG)を採用した ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン を発表

スイスのオートオルロジュリー マニュファクチュール オーデマ ピゲは、2つのハイテク素材を組み合わせたロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シンの新モデルを発表します。2021年のオンリーウォッチに出品した ユニークピースに続くこの新しい39 mmモデルはケースとブレスレットに、今回初めてコレクションに登場するチタンと希少なメタリックガラス(BMG、バルクメタリックガラス)を使っています。オーデマ ピゲが共同開発したこの新しい最先端素材はパラジウムをベースとしており(これも今回初)、光沢があり傷がつきにくいものです。この新たなタイムピースは2022年に登場した新“ジャンボ”リファレンス16202に搭載された新キャリバー7121を備えており、深いバーガンディカラーのダイヤルが魅惑的なデザインです。

新しいロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シンモデルは、バルクメタリックガラスをコレクションで初めて採用しました。ベゼル、ケースバック、ブレスレットのリンクに使われています。チタンケースと組み合わせたバルクメタリックガラスは光を捉えて美しく反射し、さらにダイヤルのスモークバーガンディカラーがこれを引き立てます。 ©オーデマ ピゲ提供


「2021年に発表されたオンリーウォッチ向け ユニークピースに続き、この新しいロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シンモデルは、希少なバルクメタリックガラスをコレクションに導入するきっかけとなりました。時計業界に初めて登場したこの素材は、マニュファクチュールが創立以来続けてきた革新的素材研究の成果でもあります」ルカス・ラッジ(オーデマ ピゲ、研究開発ディレクター)


軽量で堅牢な合金
今回マニュファクチュールは初めて精密電子工学、ゴルフなどで使われているバルクメタリックガラス(BMG)をチタンと組み合わせました。1960年代に発見されたこの合金は、ガラスの無定形性と堅牢性、急速冷却ができるなどの特徴を備えています。メタリックガラスは数百種類ありますが、オーデマ ピゲは独自のパラジウムベースのメタリックガラスを共同開発しました。摩耗と酸化に強く、美しい輝きがある素材です。時計製造の分野でコレクションにパラジウムベースのメタリックガラスが登場したのは初めてのことです。
今回の企画では独自の製造工程が開発されました。素材を溶解して型に流し込み(ベゼルとケースバックの場合)、プレ形状を出します。急速に冷却して、堅牢性と弾力性を含む優れた特徴を維持します。型から出した後、ピースを最終形状に加工します。このプロセスでは急速な冷却を行うため、部品のサイズや厚みはあまり大きいものであってはならず、一度に製造できる数量は限られます。
ベゼル、ケースバックフレーム、ブレスレットのリンクに使われるこのバルクメタリックガラスはミラーポリッシュで仕上げ、傷のつきにくい表面が際立っています。素材自体の輝きに加えミラーポリッシュすることで、チタンケースとブレスレットリンクとの力強いコントラストが強調されます。ポリッシュとサテンを組み合わせた仕上げはマニュファクチュールのタイムピースの象徴的なデザインです。BMGはパラジウムを50%以上含有しており、ケースバックには“Pd500”の刻印が刻まれています。


深い色調のダイヤル
この新しいロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン モデルのスモークバーガンディカラーのダイヤルはサンバースト仕上げ。ケースとブレスレットのハイテク素材のメタリックなトーンと鮮やかなコントラストを生むバーガンディカラー。ウォッチ全体が神秘的な雰囲気に包まれています。ダイヤルには蓄光処理を施した18Kピンクゴールドのアワーマーカーと針、6時位置にポリッシュのアプライドAPモノグラムロゴ。ダークバーガンディをバックにしたピンクトーンのデイト表示は、タイムピースのデザインバランスを引き立てます。




キャリバー7121: 新たな時代へ
この新しいロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン モデルはキャリバー7121を搭載。これは1972年から“ジャンボ”モデルに搭載されていたキャリバー2121に代わり2022年に投入されたものです。ユニークピース、ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シン オンリーウォッチはキャリバー2121を搭載した最後のタイムピースでした。2022年に投入されたキャリバー7121により、このリファレンスの新しい世代がスタートしました。厚さ3.2 mmのキャリバー7121は、ウォッチのデザインも厚みも変えずにアイコンの8.1 mm のケースに搭載させるため、オーデマ ピゲのエンジニアと時計師たちが開発し製造したものです。さらにリューズにはデイト スピード修正がついていました。

開発に5年を要したキャリバー7121は、新たな構造とより大きなバレルにより前のキャリバーよりエネルギーが増大しました。これによりメカニズムはより長時間にわたり高い精度を維持することができるようになりました。ボールベアリングに組み付けたセントラルローターは、二つのリバーサー[※]により双方向巻き上げが可能です。テンプには厚みの中に埋められたウェイトを備え、摩擦によりムーブメントが遅れることを防いでいます。キャリバー7121は特許取得のデイト表示メカニズムを備え、薄い上にエネルギー効率が向上しています。
オートオルロジュリーの伝統を継承するキャリバー7121には、コート・ド・ジュネーブ、サーキュラーサテン、スネイル、サーキュラーグレイン、ポリッシュ面取りなどの高級な手仕上げ装飾が施されており、サファイアケースバックから見ることができます。ダイヤルのアワーマーカーとAPロゴの色に合わせたコレクション特製の22Kピンクゴールドのローターも見えます。



この新しいロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラ シンモデルは、コレクションの特徴的デザインと最先端素材を組み合わせています。常に革新を求め、オートオルロジュリーの境界をさらに推し進めるマニュファクチュールの姿勢をよく表しています。

[※]自動巻きムーブメントではリバーサーがローターの双方向回転の動きを単一方向の動きに転換させ、ヒゲゼンマイを巻き上げます。



“Seek Beyond.”
⟪時計の先へ。想像の先へ。⟫





【仕様】
ロイヤル オーク"ジャンボ"エクストラ シン
16202XT.OO.1240XT.01
機能:時、分、デイト。

[ケース]
サテンとポリッシュ仕上げのチタンケース、ミラーポリッシュ仕上げのバルクメタリックガラス(BMG)のベゼルとケースバック縁、ポリッシュとサテンのBMGケースバックフレーム、反射防止加工サファイアガラスとケースバック、5気圧防水。
ケース径:39 mm
ケース厚:8.1 mm

[ダイヤル]
スモークバーガンディ カラーのダイヤルにサンバースト仕上げ、蓄光処理を施した18Kピンクゴールドのロイヤル オーク アワーマーカーと針。

[ブレスレット]
サテンとポリッシュ仕上げのチタンブレスレット、ポリッシュのバルクメタリックガラスのリンク、チタンのAPフォールディングバックル。

[ムーブメント仕様]
自動巻きキャリバー 7121
外径 :29.6 mm(12 ¾リーニュ)
厚さ :3.2 mm
石数 :33
部品数 :268
パワーリザーブ :約55時間
振動数 :4Hz (28,800振動/時)

キャリバー7121のケースバック側 © オーデマ ピゲ提供

価格:要問い合わせ
発売日:2023年10月以降順次入荷予定




※すでに再三アナウンスされていますように、「ロイヤル オーク」は熟練の職人による仕上げの美しさが特徴的で、多くの工程を経ることで完成まで長時間を要し、年間の製造本数も限られていますため、引き続き入手困難な状況が続いております。新作におきましても、充分な供給が難しいことが予想されますことをどうかご理解いただいた上で、ご興味をお持ちの方は、お近くのオーデマ ピゲ ブティックにお問い合わせください。



【お問い合わせ】
オーデマ ピゲ ジャパン
03-6830-0000



[オーデマ ピゲ]
オーデマ ピゲは、今なお創業者一族(オーデマ家、ピゲ家)によって経営される最も歴史あるラグジュアリーウォッチブランドです。1875年以来ル・ブラッシュを拠点に、型破りなトレンドを生み出そうと新たなスキルや技術の開発、そして職人技の向上を続ける才能ある職人たちを、何世代にもわたり育んできました。スイス・ジュラ山脈に抱かれたジュウ渓谷で、マニュファクチュールが受け継いできた職人技と先進的なスピリットが込められた、デザインや技術の粋を極めた数々の厳選されたマスターピースが制作されています。実現可能な境界を押し進め、創造的な世界の間に橋を架けるオーデマ ピゲは常に新たな地平に向かって進み、その精神にインスパイアされたコミュニティを作り出してきました。Seek Beyond(時計の先へ。想像の先へ。)
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