モリッツ・グロスマンが伝統的なダイヤル装飾技法を用いたテフヌート シルバーフリクションを発表

 From : Moritz Grossmann (モリッツ・グロスマン )




モリッツ・グロスマンが伝統的なダイヤル装飾技法を用いたテフヌート シルバーフリクションを発表


モリッツ・グロスマンは伝統的な職人技である銀摩擦メッキをダイヤルに施したテフヌート シルバーフリクションを発表します。
新しいテフヌート シルバーフリクションはエレガントな魅力に満ちた美しいデザインです。上品な印象を纏うクラシカルでシンプルなテフヌートには手作業で仕上げられたパーツが組み合わされており、時計のダイヤルと針、そして裏側のムーブメントにもグロスマンのクオリティの高さと徹底的な仕上げを見ることができます。




テフヌートのスタンダードコレクションに新たに加わるテフヌート シルバーフリクションは控えめなデザインながらも特有の質感を持ち、その特別なダイヤルにはモリッツ・グロスマン独自の哲学が現れています。




シルバーフリクションコーティングダイヤル
ダイヤルに施されるシルバーフリクションコーティングは、グロスマンが時計師として活躍した19世紀より受け継がれている伝統的な技法です。



手作業による銀摩擦メッキ加工がビロードのようなマットな質感を与えます。このダイヤルは伝統技術を受け継ぐ職人の手によりモリッツ・グロスマンのマニュファクチュールで仕上げられています。



銀のパウダー、塩、クリーム状の酒石、水を混ぜた特別なペーストを小さなブラシに取りダイヤルに何度も擦り付けた後、表面を研磨し仕上げます。



熟練したスキルと高い集中力、そして経験を必要とする伝統技法を習得しているのは現代ではわずかな職人のみです。光と陰影のコントラストが特別な表情をもたらし、新しいテフヌートの魅力を高めます。




ダイヤルのコントラストと繊細な仕上げ
シルバーコーティング仕上げの前にダイヤルのアラビアインデックス、歴史的な「M. GROSSMANN」のロゴ、分・秒針の目盛りに手彫りのエングレービングが施され、そこに黒いラッカーを充填します。エングレービングが施された部分にのみラッカーが行き渡るよう余分な塗料は取り除かれます。



銀のパウダーはラッカーには付かないため、刻印部分はシルバーフリクション コーティングされることなくブラックラッカーが残り、輝くようなシルバーとコントラストを成します。



丸みを帯びたやわらかなフォルムと細長く伸びる先端へのラインが美しい、ブラウンバイオレットに焼き戻された針は手作業で仕上げられており、曲線を描くエレガントなアラビアインデックスと調和します。




手元にフィットする39mmのケース
テフヌート シルバーフリクションは手元にフィットする39mmケースを採用しました。優美な印象を湛えるローズゴールド、またはシーンを問わず合わせやすいステンレススチールケースからお選びいただけます。クラシカルでスリムなケースのシルエットが印象的です。スムーズにゼンマイを巻き上げることができる刻みを備えたリュウズに細身のラグを持つフラットなデザインのテフヌートは腕馴染みも良く上品な印象を与えます。



ケースカラーに合わせ、ローズゴールドモデルにはブラウン、そしてステンレススチールモデルにはブラックアリゲーターストラップを合わせています。




キャリバー102.1
テフヌート シルバーフリクションには自社製キャリバー102.1が搭載されています。直径26mm、高さ4mmの小径キャリバーはグロスマン製ムーブメントの典型的な構造を備えており、3/5プレートと古典的な支柱構造、グロスマン製精密調整ネジによる緩急調整装置、また盛り上がったゴールドシャトンを見ることができます。



ケースバック側から見ることのできるムーブメントのプレートには幅広のリブ模様が施され、そこに手彫りされる文字を美しく際立てます。手彫りで花模様を刻印したテンプ受けやガンギ車受けなどパーツ一つ一つの仕上げを楽しむことができます。ジャーマンシルバーの色合いに合わせたホワイトサファイアの受け石はゴールド製のシャトンにセットされブラウンバイオレットのネジで留められています。








【仕様】
テフヌート シルバーフリクション

Ref. MG-003516
ケース :18Kローズゴールド
ダイヤル :シルバーフリクションコーティング
針 :手仕上げ、ブラウンバイオレットに焼き戻されたスチール
販売予定価格 :638万円(税込)※価格は予価となります。



Ref. MG-003517
ケース :ステンレススチール
ダイヤル :シルバーフリクションコーティング
針 :手仕上げ、ブラウンバイオレットに焼き戻されたスチール
販売予定価格 :440万円(税込)※価格は予価となります。



ムーブメント :自社製キャリバー102.1(手巻き、5姿勢調整)
部品数 :188個
石数 :22石(うち3石はネジ留め式ゴールドシャトンに使用)
脱進機 :アンクル脱進機
調速機 :質量ネジ4本および調節ネジ2本を装着した耐震軸受式グロスマン製テンプ
・ニヴァロックスヒゲゼンマイ
テンプ 直径: 10.0 mm
振動数: 21,600振動/時
パワーリザーブ :完全巻き上げ状態から約48時間
機能 :時、分、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド
操作 :リュウズ18K ゴールド or ステンレススチール(時計の巻き上げおよび時刻設定用)
ケースサイズ :直径: 39.0 mm 厚さ: 8.5mm
ムーブメントサイズ 直径: 26.0mm 厚さ: 4.0mm
ケース :スリーピース、18Kゴールド or ステンレススチール
ダイヤル :シルバーフリクションコーティング
針 :手仕上げ、ブラウンバイオレットに焼き戻されたスチール
風防 :片面反射防止加工をしたサファイアクリスタル
ストラップ :手縫いアリゲーターストラップ、ピンバックル18Kゴールド or ステンレススチール
特徴 :
・グロスマン製テンプ/段差式テンプ受け、グロスマン製精密調整ネジによる緩急調整装置
・表面処理をしない洋銀のプレートおよび支柱構造
・テンプ受けのハンドエングレービング
・幅広く水平なグラスヒュッテ・ストライプ模様
・平型ネジ留め式の盛り上がったゴールドシャトン
・時刻設定時にテンワを止めるストップセコンド機能



【お問い合せ】
モリッツ・グロスマン・ジャパン株式会社
東京都文京区小石川4-15-9
Tel: 03-5615‐8185/Fax: 03-5615‐8186




[モリッツ・グロスマン]
モリッツ・グロスマンは1826年にドレスデンに生まれ、偉大なドイツ人時計職人たちにおいて先駆者とみなされます。若く才能に恵まれた時計職人であったグロスマンは、友人のアドルフ・ランゲの説得により1854年に自身の工房をグラスヒュッテに設立しました。評価の高い時計企業を運営する一方で、グロスマンは政治的・社会的な活動に努め、1878年にはドイツ時計学校を設立します。1885年にモリッツ・グロスマンは突然亡くなり、彼の死とともに時計マニュファクチュールも解体されました。
このモリッツ・グロスマンの伝統的な時計作りが2008年に復活しました。時計師クリスティーネ・フッターが、かつてグラスヒュッテの時計ブランドであった「モリッツ・グロスマン」に出会い、その商標を取得し、構想を練り、素晴らしく繊細な腕時計とともに残された120年前のグロスマンの遺産を受け継いだのです。そして、個人の時計愛好家からの支援によって2008年11月11日にグロスマン・ウーレン社がグラスヒュッテに設立されました。今日のグロスマンの時計師は、歴史的な部分を単に模倣するのではなく、新たな伝統を作り上げています。モリッツ・グロスマンは、革新と卓越した技能を基に、伝統的であると同時に最新の仕上げ技術と高品質の素材を使い、時計作りにおける「新しい時代の原点」を創り出します。
www.grossmann-uhren.com