カール F. ブヘラのマンタトラストがエクアドルへ~海洋団体初の合同遠征をサポート

 From : CARL F. BUCHERER (カール F・ブヘラ )



マンタトラスト、エクアドルへ向かう~カール F. ブヘラが、海洋団体初の合同遠征をサポート


海洋保護の継続的な取り組みの一環として、カール F. ブヘラはマンタトラストが実施したマンタ調査エクアドル遠征に全額出資しました。このプロジェクトは、マンタプロジェクト・エクアドルや他の地域の関連団体と協力した初の合同遠征で、イギリスに拠点を置く調査・支援団体マンタトラストにとって新たな段階となりました。


 

カール F. ブヘラ(CFB)は 2013 年から、マンタトラストと長期的なパートナーシップを結んでいることから調査遠征に出資し、パトラビ スキューバテック ヴェルデの販売を通じて資金面でも継続的なサポートを行っています。この取り組みは、マンタとその脆弱な生息環境の保護と理解を中心とする多くの研究に貢献してきました。最大種で体盤幅 20 フィート( 6 メートル以上)にもなるマンタは、国際自然保護連合のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。



マンタトラストはイギリスに拠点を置く団体で、世界中からマンタの研究者が集まっています。メキシコ、ペルー、エクアドル、アゾレス諸島、モルディブなど、世界各地の多くの独立した研究者や団体と共に中核となるチームを構成し、共同研究、保全、教育を主な目的としています。今年のエクアドル遠征は、全地域レベルでのデータ共有と共同研究での協力を目標とした、熱帯東太平洋マンタネットワーク・ワークショップを開催する好機となりました。このプロジェクトは、調査方法を統一し団体間の取り組みを効率化する、またとない機会を提供しました。




新しい協力体制の時代
今回は、マンタトラストにとって初のエクアドル遠征でした。メキシコ、コスタリカ、ペルー、エクアドル、アメリカ、イギリスから集まった16 人の研究者チームがプエルト・ロペスの沿岸の漁村に集い、地元の援助とマンタプロジェクト・エクアドルの知見を得ることになりました。エクアドルの太平洋沿岸の海域には、世界最大のマンタ(オニイトマキエイ/ Mobula birostris )の群れが生息しています。南極から流れ込んだ冷たいフンボルト海流が深海から栄養になる餌を吸い上げて、マンタを引き寄せます。無人島のプラタ島沖には海底から隆起した岩や珊瑚の岩礁が多く、さまざまな海洋生物が生息しています。



マンタプロジェクト・エクアドルが過去に行った調査のおかげで、マンタの「クリーニングステーション」がいくつか確認されており、ここでは岩礁から小さな魚が出てきてマンタの口やエラから寄生虫を取り除いてくれます。マンタトラストのチームは、このクリーニングステーションを中心に活動を展開しました。


海水温上昇が調査を妨害
2023 年は特に強力なエルニーニョの年であることが証明されており、遠征隊は気候変動で悪化した、例年より暖かい海流がもたらす重大な問題に直面しました。エルニーニョ現象とは、太平洋の貿易風が弱まることで暖かい海水面が東へ流れ、冷たいフンボルト海流の上昇が抑制されます。これにより、マンタの栄養となる餌が深海に閉じ込められてしまいます。最初の2週間、200 時間のダイビング中に記録された水温は最高で平年より10℃も高く、マンタトラストチームはマンタを見ることができませんでした。それでも、他の多くの目標を達成することができました。貴重なデータ、地域に関する知識を持ち帰り、カリスマ性を持ちながら絶滅の危機に瀕するマンタを保護するという決意を新たにしました。



難題に挑む
困難な状況にもかかわらず、マンタトラストのダイバーたちは沖合に音響受信機、温度センサー、「アイズ・オン・ザ・リーフ(岩礁の目)」という水中タイムラプスカメラシステムを設置することができました。また、別のマンタ2 種から組織サンプルを採取することにも成功しました。マンタトラストの中心チームがエクアドルを発った後、残った研究者たちが多数のマンタを確認して、4つの音響タグを配備し、革新的な非接触型水中超音波スキャナーを使って妊娠中のメスの超音波スキャンを2 件行いました。プラタ島周辺の海水が冷え始めれば、マンタの目撃も増えていくでしょう。しかし今回の調査中に直面した課題は、急速に進行する地球温暖化に対する海洋保全の喫緊性をまさに浮き彫りにするものでした。




教育と協力を助成
特定地域、地方、そして国レベルでの認知向上と政策や行動を推進するには、教育が重要な要素であるとして、チームメンバーはマチャリラ国立公園のパークレンジャー、従業員、園長を対象にワークショップを開催しました。チームは、マンタが直面する脅威などプラタ島での調査から得た研究結果を伝え、バーチャルリアリティーのセッションを行い、参加者にマンタと一緒の仮想ダイビングを通して、マンタの美しさを体験してもらいました。



エクアドルの海岸は、マンタの研究と保護活動において非常に重要な地域です。そのため、マンタトラストにとってこの地で調査を行うことは、今後の活動への前例を作る意味で重要でした。調査方法、結果、成功事例を共有すること。地元のパークレンジャーへの啓蒙活動の支援。そしてマンタ研究者を地域共同体に招集したことは、東太平洋のこの地域に対する強いコミットメントを示すものです。また、これはCFB とマンタトラストとの長期的コラボレーションの表れでもあります。




特別な遠征を記念する、特別な時計
2023 年のマンタ調査エクアドル遠征に敬意を表し、CFB は特別なダイバーズウォッチ、パトラビ スキューバテック ヴェルデを製作しました。水中探検のために設計されたタイムピースは、50 気圧(500m)防水を誇り、ねじ込み式リューズ、自動ヘリウムエスケープバルブ、逆回転防止ベゼル、再生PET 製テキスタイルをはめ込んだラバーストラップが特徴で、専門的な研究者にもアマチュアダイバーにも同じように理想的な時計です。



その名が示す通り、時計の文字盤、ベゼル、ストラップは、エクアドル沖の栄養豊富な太平洋を連想させるグリーンの色調で、ラッカー仕上げの文字盤は緻密なウェーブ模様入りです。また、ケースバックには雄大なマンタが描かれています 。カール F. ブヘラは、この時計の販売からその収益をマンタトラストに寄付しています。






【仕様】
パトラビ スキューバテック ヴェルデ
リファレンス: 00.10632.23.93.01

ムーブメント: 、CFB 1950.1 キャリバー(自動巻き・COSC認定クロノメーター)
ムーブメントサイズ:直径26.2mm/厚さ4.6mm
石数:25石
パワーリザーブ:38時間
機能: 日付、時、分、秒
ケース: ステンレススティール、ステンレススティール/セラミック製ベゼル
・自動ヘリウムエスケープバルブ
・ねじ込み式リューズ
・両面無反射コーティングサファイアクリスタル
・50気圧(500m)防水
・直径44.6mm/厚さ13.45mm
文字盤: ウェーブ模様入りのグリーンのラッカー仕上げ文字盤
・スーパールミノヴァ®を塗布したロジウムメッキのインデックス
・針: スーパールミノヴァ®を塗布したロジウムメッキの針
ストラップ: 再生PET製のテキスタイルをはめ込んだグリーンのラバーストラップ
・ステンレススティール製ダイバーズフォールディングクラスプ
価格 1,144,000円(税込)



【お問い合わせ】
SwissPrimeBrands株式会社
電話: 81 (0)3 6226 4650



[カール F. ブヘラ]
カール F. ブヘラは1888年の創業以来、卓越性、革新性、情熱の代名詞となってきました。このスイスの会社は創業者のパイオニア精神とホームタウンであるルツェルンのコスモポリタン的な気質を特徴とし、世界中でその存在を認められるグローバルブランドとして成長しました。カール F. ブヘラが製造する時計はすべてスイス国内の自社工場で開発され、職人の手によって組み立てられています。コレクションの中にはすべて自社で設計・製造されたCFB自社製ムーブメントによって駆動する時計も多くあります。こうして技術の革新に取り組んだカール F. ブヘラは、ペリフェラル技術のマーケットリーダーです。ペリフェラル式自動巻きシステムの特許だけでなく、外周で支えるトゥールビヨンキャリッジとミニッツリピーターレギュレーターで、「フローティングトゥールビヨン」 の特許も取得しています。
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