H. モーザー 「ストリームライナー・トゥールビヨン スケルトン」~ 本日開幕のWatches and Wonders Geneva 2024にて公開

 From : H. Moser & Cie. (H. モーザー)



ストリームライナー・トゥールビヨン スケルトン~透明感と対称性の融合

デザインと機械のいずれについても比類のない体験を実現するために設計されたストリームライナー・トゥールビヨン スケルトンは、見事なミニマリズムの美学と完璧な対称性を併せ持ちます。このモデルの最も顕著な特徴として、その透明感の高さが挙げられます。H. モーザーは、ミニマリズムの哲学に忠実に無駄なものをすべて削ぎ落とし、作品の本質を引き出して、機構の純粋な美しさを際立たせました。この特別なフルスケルトン モデルの心臓部には、ダブルヘアスプリングを備えたミニッツ フライング トゥールビヨンが搭載されており、無重力状態で浮かんでいるように見えます。大胆なスタイルで見る人を惹きつけるストリームライナー・トゥールビヨン スケルトンは、まさに独創性を体現するモデルと言えます。直径 40 mm のストリームライナーのケースに収められた、洗練されたエレガンスと壮麗な美しさを兼ね備えた作品です。




2022 年、H. モーザーはパイオニア・シリンドリカル トゥールビヨン スケルトンを発表することで、スケルトン ウォッチ セグメントへの参入を華々しく果たすとともに、スケルトンの美学に対する自身の姿勢を明確にしました。そしてこのたび H. モーザーは、同じ象徴的な要素を採用した 2つ目のスケルトン モデルを発表し、ストリームライナー コレクションのひとつに加えます。可能な限り素材を削ぎ落とすことにより、時計の細部をすべて精巧に浮き彫りにし、それによって洗練された純粋な美しさを実現しました。スケルトン加工によって夜光が際立つ極めて洗練された作品となっており、その透け感により驚くほどの奥行きが感じられ、通常は人目につかない時計の機構の美しさを余すところなく堪能することができます。同じく透かし彫りの香箱の中にはゼンマイが見え、正しく巻き上げられていることをいつでも確認できます。また、同じように透かし細工が施されたローターも眺めることができます。左右対称に関しても特別な注意が払われており、それによって完璧なバランスのプロポーションが実現しています。ミニマリストな仕上げが現代的な印象をもたらし、精密な面取りと描線によってアンスラサイトのメインプレートとブリッジの美しさが際立っています。



12 気圧防水 40.0 mm ステンレススチール製のクッション型ケースを備えたストリームライナー・トゥールビヨン スケルトンは、ラグのないケースと完全に一体化したステンレススチール製ブレスレットを始めとしたデザインにより、極めて人間工学に忠実なモデルとなっています。ミドルケース部分はくぼみ、側面にはサテン仕上げ、ケース表面にはポリッシュ仕上げとブラシ仕上げが交互に施されています。トップ部分はわずかにドーム型になったサファイアガラスで覆われ、ボトム部分も同じようにシースルー ケースバックです。一体型ステンレススチール製ブレスレットの曲線は、そのまま手首のラインに沿うように優雅なアーチを描いています。非常に複雑な構造のこのブレスレットは、有機的形態に基づく極めて滑らかなラインを備えます。ゴールドプレート仕上げのインデックスを指し示す、2つのパートに分かれた立体的な時針と分針には、スーパルミノヴァ® を混合した革新的なセラミックベースの素材であるグロボライト® のインサートが配されています。



6 時位置に配置され、この類稀なウォッチに動力を供給するミニッツ フライング トゥールビヨンは、中空に浮かんでいるかのように時を刻みます。創意の極致ともいえる HMC 814 自動巻きスケルトン ムーブメントは、H. モーザー社の系列会社であるプレシジョン・エンジニアリング社で設計・製造されたダブルヘアスプリングを備えています。このヘアスプリングのペアにより、拡張時の各ゼンマイの重心の動きが補正、摩耗が軽減され、精度と等時性が大幅に向上し、継続的な完成度が実現されます。



ストリームライナー・トゥールビヨン スケルトンは、フォルムと機能の調和を愛する、要求が高く先見の明を持つ時計愛好家のために設計されています。まさに、疑う余地のない H. モーザースタイルの高級時計です。







【技術仕様】
ストリームライナー・トゥールビヨン スケルトン ダブルヘアスプリング

リファレンス 6814-1200
スケルトンダイアル、一体型ステンレスス、チール製ブレスレット、
予定価格:14,135,000円(税込)
今夏日本入荷予定

[ケース]
ステンレススチール製、わずかにドーム型になったサファイアガラス
直径:40.0 mm
サファイアガラスを除いた厚さ:10.3 mm
サファイアガラスを含む厚さ:12.1 mm
・シースルー ケースバック
・「M」で装飾されたねじ込み式リュウズ
・12 気圧防水

[ダイアル]
フルスケルトン
・5N ゴールドプレート仕上げを施したファセット加工のインデックス
・5N ゴールドプレート仕上げを施したグロボライト® インサート付きの時針および分針

[ムーブメント]
HMC 814(フルスケルトン・自動巻き)
直径:32.0 mm(141/4 リーニュ)/厚さ:5.5 mm
振動数:21,600 振動/時
・三次元構造の自社製キャリバー
・28 石
・167 個の部品
・ラチェット式両方向自動巻きシステム
・ゴールド、フルスケルトン ローター
・パワーリザーブ:72 時間
・オリジナルのダブルヘアスプリング
・6 時位置のミニッツ フライング トゥールビヨン、スケルトンブリッジ
・ダイヤモンド面取り
・アンスラサイト仕上げのメインプレートおよびブリッジ

[機能]
時針および分針

[ストラップ/ブレスレット]
一体型ステンレススチール製ブレスレット
モーザーのロゴが刻印された 3 枚のステンレススチール製ブレード付きフォールディング・クラスプ
ハーフリンクあり




[H. MOSER & CIE.(H. モーザー)]
H. モーザーは、ハインリッヒ・モーザーにより1828 年に創設されました。ノイハウゼン アム ラインファルを拠点とするこのブランドは、現在約 90 名の従業員を擁し、これまでに18 個の自社製キャリバーを開発、年間3,000 個以上の時計を製造しています。H.モーザーは、その姉妹会社であるPrecision Engineering AG(PEAG)を通じて、調速機構やヒゲゼンマイなどの部品を製造しており、これらは自社の生産に使用されるほか、パートナー企業にも供給されています。 Precision Engineering AGは、2012年にモーザーウォッチホールディングスに設立された独立企業であり、エスケープメント用の部品製造を専門としています。H. モーザーはモーザー家の人間を名誉会長とし、Heinrich and Henri Moser 基金の代表に迎えるという栄誉に浴しています。ハインリッヒ・モーザーの子孫たちに設立されたMoser基金は、一族の歴史を維持するために機能しており、ハインリッヒ・モーザー家が住まうシャルロッテンフェル城に併設の Moser 博物館に収蔵すべき昔のモデルの収集といった役目も担っています。時計製造に関するノウハウとこの分野での専門技術に裏打ちされたメルブ ホールディング(MELB Holding)は、H. モーザー、オートランス(Hautlence)、アジェノー社(Agenhor SA)の株を保有してります。メルブ ホールディングは、伝説的なジュウ渓谷を拠点とする独立系のファミリーグループです。