ジャガー・ルクルトの技術力と美しさの高貴な融合「レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179」がWGケースで復活

 From : JAEGER-LECOULTRE (ジャガー・ルクルト )




「レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179」~技術力と美しさの高貴な融合、ホワイトゴールドで再解釈


ハイブリス・アーティスティカは、123個の部品を備えたジャイロトゥールビヨン。16秒ごとに 360°回転するインナーケージと、1分ごとに1回転するペリフェラル・キャリッジから成る卓越した時計製造。さらに、レーザーカットで200個のくぼみを作り、1つのタイムピースにつき1人の職人が、マニュファクチュールで3人の職人しか習得していない技術であるラッカー塗装を施した18Kホワイトゴールド製装飾プレートとブリッジ。その革新は、部品46個、重さ約30グラム、0.5mmまで調節可能なダブルホイール機構の18Kホワイトゴールド製 フォールディングバックルにまで及ぶ大作の復活。



レベルソが持つ、芸術表現のためのキャンバスとしての可能性を最大限に追求したジャガー・ルクルトは、2023年にレベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179を発表しました。最高の時計製造技術と、複雑で洗練された芸術的装飾が融合した特別なタイムピースです。
グランメゾンの特徴である多軸トゥールビヨンと最高級の装飾技術を融合させたこの作品は、ハイブリス コレクションの哲学を体現しています。2025年、ジャガー・ルクルトは、18Kホワイトゴールド製のレベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179を世界10本限定で復刻します。

トゥールビヨンの魅力にインスパイアされた独創的で卓越した技術
1931年に制作されたレベルソは、ファッショナブルな「スポーツ・ジェントルマン」の要望を満たすようにデザインされました。1858年から1947年までのイギリス統治時代に、インドでポロ競技に興じていた軍将校らによって、ポロ競技の過酷さに耐えられる時計を制作してほしいという要望が出されました。その答えが、デザイン性と機能性を巧みに組み合わせたレベルソでした。
レベルソは、すぐに多種多様な職業のお洒落好きな人たちに愛用されるようになり、男性用および女性用の新しいバリエーションの登場によって、すぐに当初のスポーツモデルとしての用途を超えるようになりました。そのアイコニックな反転式ケース(歴史的特許CH159982)と特徴的なアールデコ調のラインは決して変わることはなく、レベルソは世界で最も有名な腕時計の1つとなりました。

レベルソは、スタイルと機能が巧みに融合したモデルとして誕生しました。アールデコの美学に根ざしたレベルソはまた、ジャガー・ルクルトの専門技術による機械的革新を体現しています。製造当初からレベルソのキャリバーは長方形のケースの曲線に沿うように設計されており、これはスペースを十分に活用することで、キャリバーの精度を最大限に高めるための画期的なアプローチでした。1931年、レベルソは独特な長方形のケースで、高級時計における革新と評価されました。ケースの形状に合わせたキャリバーを搭載し、衝撃や湿度、経年劣化からキャリバーを保護するために専用のケースリングがセットされていました。

技術的挑戦を乗り越えたマニュファクチュールは、1990年代初頭に再び技術的挑戦に積極的に取り組み、レベルソにハイコンプリケーションを搭載しました。
キャリバー179は、マニュファクチュールを代表する多軸トゥールビヨン(歴史的特許CH694598A5)である、ジャイロトゥールビヨンの4度目の進化形を搭載しています。 それは、レベルソのために特別に開発された卓越した技術です。
調速機構をレベルソの長方形ケースの輪郭に沿った形状で、手首に快適にフィットする薄さのムーブメントと一体化したことは、その技術力の高さをより一層注目に値するものにしています。さらに、キャリバー179は両ダイヤルに異なるタイムゾーンを表示するデュオムーブメント(歴史的特許EP0633514)であるだけでなく、裏ダイヤルには24時間表示の第2時間帯も備えています。



ジャイロトゥールビヨンの構造は非常に複雑で、2つの軸の周りを旋回するその姿は見るものを魅了します。互いに異なる速度で直角に回転する2つの要素、超軽量のチタン製ケージとボールベアリングに取り付けられたペリフェラル・キャリッジを含む123個の部品から構成されています。
内側のトゥールビヨンケージは16秒ごとに360度回転し、ペリフェラル・キャリッジは1分間に1回転します。このペリフェラル・キャリッジは、トゥールビヨンの開口部を囲むリングで示されるスモールセコンド表示としても機能します。さらに詳しく見ていくと、機構の心臓部で鼓動するグレーの半球状ひげゼンマイやジャイロラボのテンプの特徴的なダブルアンクルの形状を確認することができます。どちらも、ジャガー・ルクルトがとどまることなく精度向上および機械効率向上を探求し続けていることを証明するものです。

このような探求の過程で、ジャガー・ルクルトのエンジニアたちは長年に渡っていくつもの異なる形状のひげゼンマイを制作してきました。ジャイロトゥールビヨンの心臓部にある中空の球体に完全に適合するこの半球形は、洗練されたデザイン性だけでなく、高度な効率性も備えています。



ジャイロラボのダブルアンクルの形状は、空気抵抗を減らし、計時の精度をさらに高めるように設計され、トゥールビヨン機構は、従来のブリッジではなく、ボールベアリングのリングで支えられています。その結果、フライング・ジャイロトゥールビヨンは、はっきりと目に見える支えがなく、レベルソの両ダイヤルの間の空間に浮かんでいるように見えます。そしてこの視覚的効果は、トゥールビヨン開口部の真下にある時計を支えるクレイドル(台座)に取り付けられた、ポリッシュ仕上げのブルーラッカーディスクがもたらす反射光によってさらに増幅されています。


マニュファクチュールの職人たちの技術を体現した新しいカラーパレット
レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179のカラーパレットを定着させ、ソリッドホワイトゴールド製ケース、ブリッジ、装飾プレートとの豊かなコントラストを成す光沢仕上げのダークブルーのラッカー仕上げは、表裏両ダイヤルに施されています。
デュオムーブメントを備えたこのレベルソには、2つの異なる個性があります。オリジナルのレベルソのデザインを確固たるものとし、アールデコ調の幾何学模様をさりげなく想起させる表ダイヤルでは、細い線の格子が貴金属ケースの色と調和しています。ホワイトゴールドが持つクールなシルバーの色調は、装飾プレートとブリッジのブルーラッカーとコントラストを成し、表ダイヤルのディープブルーのグラデーションラッカーを引き立てています。



これらの線は、実際にはキャリバープレートの極細の畝模様であり、ラッカーを入れるための窪みを作る際に残ったものです。ラッカーは正確な作業で金属の畝模様の間に手作業で塗布され、豊かな色彩と正確な深さを実現しています。続いて、同じ職人が手作業で表面を磨き上げ、畝模様と完全に同じ高さになるように研磨を行います。

裏ダイヤルでは、スケルトン化された時分リングとそれを支えるブリッジの繊細な網目模様にもブルーラッカー仕上げが施されており、優美なデザインやムーブメント部品の温かみのある色とのコントラスト、そしてマイクロブラスト仕上げのやわらかな質感を際立たせています。さらに、技術と伝統を見事に融合させた裏ダイヤルの装飾は、レーザーによるスケルトン加工に加えて、手作業による面取りやラッカー仕上げが施されており、ジャガー・ルクルトの伝統への深い関わり、そして時計製造の技と科学への革新的なアプローチを常に探求する姿勢を示しています。



レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179には、ジャイロトゥールビヨンのケージの面取りに約14時間、裏ダイヤルの1つのブリッジの形成に8時間の作業を必要とし、ジャガー・ルクルトのクラフツマンシップが最高レベルにあることを証明しています。


タイムレスなアイコンを生み出す、アールデコデザインの完璧な表現
スライド式反転機構を組み込んだ複雑なデザインでありながら、レベルソのケースが持つ直線的なフォルムと調和の取れたプロポーションは、一目でレベルソであることがわかるものです。クレイドルの内側では、ブルーラッカーのディスクから放射状にサンレイ仕上げのパターンが深く彫り込まれています。ケースの上下にあしらわれたゴドロン装飾が引き立てる力強いアールデコ調ラインは、レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179の2つのダイヤルの複雑な装飾を見事に引き立てています。
複雑なジャイロトゥールビヨンを含む382個の部品から構成されるレベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179は、類まれな複雑性を体現しています。しかしながら、全体の厚さはわずか13.63mmを誇り、さらに洗練されたラグが、エレガントでありながら快適な着け心地を実現しています。このような洗練性と装着感の調和の取れたバランスを実現したのは、エンジニアの独創性の証です。

全体を18Kホワイトゴールドで仕上げ、約30グラムの重量を誇るレベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179の調整可能なフォールディングバックルは、技術革新と洗練されたエレガンスの両方を体現しています。丹念に組み立てられた46個の部品で構成されるこの複雑な機構には、0.5mm単位での微調整を可能にするダブルホイールシステムが組み込まれており、完璧なフィット感を保証します。タイムピースが持つ卓越した芸術性を引き立てるデザインのバックルは、ジャガー・ルクルトの精度と快適性へのこだわりを反映し、人間工学に基づいた洗練されたデザインと、貴金属の時代を超越した魅力を兼ね備えています。

レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179は、芸術と機械を心から愛する真の愛好家のために制作されており、マニュファクチュール ジャガー・ルクルトのひとつ屋根の下に集結した180種類もの時計製造技術を気高く表現しています。


[ハイブリス・アーティスティカ]
ハイブリス (ギリシャ語で過剰を意味する)という言葉は、創造性と専門知識の限界を押し広げ、並外れたものを達成する大胆さを体現しています。この精神に基づき、ジャガー・ルクルトは、職人たちの野心に応える、アイデアの研究室を育んできました。この絶え間ない技術革新の追求から、2003年にハイブリス・メカニカコレクションが誕生しました。最も複雑で画期的な複雑機構に特化し、現在までに54の特許を取得しています。このビジョンを拡大した2014年、高級時計製造と芸術的クラフツマンシップの最高峰が出会う場所である国際高級時計展SIHHで、ハイブリス・アーティスティカ コレクションを発表しました。ハイブリス・メカニカの15のキャリバーを採用したハイブリス・アーティスティカは、メティエ・ラール™工房で培われたノウハウを各タイムピースに注ぎ込み、卓越した技術を芸術の域にまで高めています。マニュファクチュールは、その伝統の遺産に忠実に、ギョーシェ装飾、細密画、エナメル技法、エングレービングといった伝統的な技法と、洗練された複雑機構を融合させ、デザイン、機構、芸術性の稀有な錬金術を成し遂げています。ハイブリス・アーティスティカは、ジャガー・ルクルトの絶え間ない技術革新の追求を体現し、タイムピースを真の芸術作品へと変貌させます。



[レベルソ]
1931年、ジャガー・ルクルトは、20世紀のデザインのクラシックとなるタイムピース、レベルソを発表しました。ポロの激しい試合にも耐えられるように作られており、すっきりとしたアールデコ調のラインと特徴的な
反転式ケースを備えたこの時計は、瞬時に識別することができます。誕生から90年間、レベルソはアイデンティティに妥協することなく自らの存在を常に変化させてきました。79種類以上のキャリバーに加え、39件の
特許を取得。何も描かれていないメタルの裏面はクリエイティブな表現のためのキャンバスとなり、エナメル、エングレービング、ジェムストーンなどで装飾が施されました。今年、90周年を迎えたレベルソは、変わることなく、その誕生にインスピレーションを与えた現代の精神を象徴し続けています。



【技術仕様】
レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179
リファレンス:Q39434E1
価格:要問合せ
10本限定モデル

ケース:18Kホワイトゴールド
・サイズ:51.1×31mm、厚さ 13.63mm
キャリバー:ジャガー・ルクルト製手巻キャリバー179
・両ダイヤルに時、分。
・裏ダイヤルに24時間表示の第2時間帯
・表および裏ダイヤルから読み取れるジャイロトゥールビヨン
・パワーリザーブ:40時間
・防水性:30m
ダイヤル:
・表ダイヤル:ブルーラッカー
・裏ダイヤル:スケルトン、ブルーラッカー仕上げ
ストラップ:ブルーのアリゲーターレザー



【お問い合せ】
ジャガー・ルクルト コンタクトセンター
TEL:0120-79-1833
営業時間:平日の月曜から金曜 11:00~19:00


[ジャガー・ルクルト] ~ウォッチメーカーの中のウォッチメーカー™
1833年以来、ジャガー・ルクルトは、革新性と創造性への抑えきれない渇望に導かれ、故郷ジュウ渓谷の平穏な自然環境からインスピレーションを得て、複雑機構への熟練した技術とその精度で際立った存在となっています。ウォッチメーカーの中のウォッチメーカー™として知られるマニュファクチュールは、1,400を超えるキャリバーの制作と430以上の特許を通して、その絶え間ない革新の精神を表現してきました。ジャガー・ルクルトの時計職人たちは、190年以上にわたる蓄積された専門知識を駆使して、最先端の精密なメカニズムの設計、製造、仕上げ、装飾を行い、何世紀にもわたるノウハウと情熱を融合させ、過去と未来をつないでいます。時代を超え、常に時と共にあります。180種類もの専門技術がひとつ屋根の下に集結したマニュファクチュールは、その技巧に、デザインの美しさと独特で控え目な洗練とを組み合わせ、高級時計に息吹を吹き込んでいます。
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