PATEK PHILIPPE フォールディングバックルの素晴らしさ

 By : Kamine

 

こちらは、2001年以前のオールドタイプのパテック フィリップのフォールディングバックルです。

円柱形の突起が(写真右側)その形状。
左は腕まわりの調整用の突起です。

 

現行のものとほとんどデザイン変更はありませんが、プレート全体の厚みや剛性感が、以前のものは少し薄く感じます。

外観の形状は全く変わっていませんが、実は丸穴部分の凸凹が大きく変わっています。
写真は突起部分と重ねた状態。この時、穴と突起はすこしずれた状態です。 

カラトラバマークの手前からマークに向って斜めに押し出すように力を入れるとプレートがしなって穴にはまりこむ形で留まります

大変原始的な脱着のように思いますが長年に亘り、長期使用しても留めが緩まなく軽快な音でパチンと留まる、パテック フィリップ特有の優れた金具でした。

そこで、それまでの留め金具に対し、2001年以降の現在のものは切れ目が数か所入ったドーナツ状のリングがネジ留めされています。
ちなみに、ドーナツ状のリングは「あがき」が有り、押し方に差があっても余裕でしっかりと対応します。

丹念に冷間鍛造で作り込まれた丸穴側のプレートも厚みが有りいかにも剛性が有るように見えます。
突起が入り込むホールの部分も徹底的に鏡面に磨き込まれています。

プレートを合わせると突起がぴったりと穴と重なり、少し縮んだ状態でパチンとホールにはまり込みます。

留め方の注意点は、
①現状はカラトラバマークを真下に押すと完璧に留まります。
②以前のものはカラトラバマークの中心を押してもバックルは閉まらず、斜めにすべり込ませるようにして押し込みます。

 
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