ピアジェ 名作薄型ムーブメントをメインとする「THE 9P SOCIETY」イベントを開催~ウォッチメイキングの歴史を紐解く

 By : a-ls

ある日、ピアジェからこんな素敵なデザインのインビテーションカードが届いた。



日時と場所以外の詳細は記されてはいない。
だが、イベント名の「THE 9P SOCIETY」から、なにやら"薄型の進化"を垣間見れる予感がして、会場となった南麻布のプライベートレジデンスへと赴く。

撮影規制もあったので画像が断片的にしかなく、イベントの全貌を完全にお伝えするのは難しいのだが、メインの展示場には、あのインビテーションのオリジンとなったに違いないオブジェに、印象的に飾られた数多くの時計があった。



時計のギアを組み合わせたオブジェが星雲図のようなひとつの"島"を構成し、そこに大きく輝く恒星のごとき存在感を持って時計がアレンジされている。
通常ケースに入った時計という、型にはまった見せ方になりがちな時計展示イベントにあって、こういう洗練された感性はピアジェならではのものだと感心する。


●会場ではこのようなオブジェにしつらえた展示が、時計のタイプごとに3つほどアレンジされいていた。

そしてそこには、普段ほぼ目にすることのできないような、ハイエンド・モデルが数多く展示されていた。
たとえば。。。。

ケースバックを地板とすることでかつてない薄さを実現した「アルティプラノ アルティメート マニュアル」、



伝統的な時計作りの特徴を逆転させ、受けとマイクロローターを文字盤側に配置し、ムーブメントを駆動させる全ての要素の美しさを鑑賞・堪能することが出来る「ピアジェ エンペラドール クッション トゥールビヨン」、




オート・オルロジュリーの伝統を忠実に継承した「ピアジェ エンペラドール クッション ミニッツリピーター」、



トゥールビヨンキャリッジ付きゴールド製の分針が圧倒的な存在感を放つ「ピアジェ ポロ トゥールビヨン ルラティフ」、



などなどなど、機構的にも工芸的に最高峰の域に達したタイムピースが、まさに"綺羅星"のごとく展示されていた。

そして続いて、このメインホールを抜けると、次に待っていたのは、ピアジェのウォッチメイキングのヒストリカルピースを展示したコーナーだった!

発表年代順に並べられたピアジェの歴史的名品と年表

●すべてスイスから特別に取り寄せた貴重なアーカイブピース


ピアジェにはもちろん超一級のジュエリー・ブランドとしてのイメージが強いが、実はクォーツショック後、劣勢となった高級機械式時計を支え続けたブランドのひとつがピアジェなのである。

それ以前から、ダリのアートとコラボレイトしたコイン・ウォッチ作品など、人気作を発表していたピアジェは、スイス時計へのニーズが低下する70年代以降も、その宝飾デザイン性と工芸的な技術力をフル活用した作品を次々ヒットさせ、高級機械式時計といえば「ピアジェ」という時代を現出させたのだ。あのアンディ・ウォーホルもピアジェを愛用していたことは有名で、日本でもバブル期もしくはそのちょっと前の富裕層のお宅には、かならずと言っていいほどピアジェ銘の時計があったものなのである。

以下、展示されていたヒストリカルピースからの抜粋。
●有名なコイン・ウォッチ(下)も、薄型キャリバー「9P」の発明があってこその作品。


●カラフルな薄型モデルもすでに前世紀から発表されていた。


●独創的で近未来的なデザインが高く評価されていた。


●1974年製作のインゴット型ポケットウォッチ。ケースは本物の金で裏返して蓋をスライドさせると時計が。超薄型「9P」内蔵ならではの仕組み。


そして最後に、ウォッチメイキングの中枢ともいえる工房コーナーで、ピアジェの誇るムーブメントの薄さの秘密に迫る。。。はずだったのが、しかしながら新型コロナウイルの感染拡大の影響から、ピアジェ属するリシュモン・グループのお達しで、欧州から極東方面への出張が全面禁止とされ、予定されていたスイスからのウォッチメイカーが足止めとなってしまったという。
そこで、和の心ともいえる茶道具とのコラボレイションという、ピアジェならでは趣向での展示となったのだが、これが意外と"味"のあるものだった。



今回のイベントの注目点は、これが宝飾抜きで、時計に特化したものであったことだ。
時計オンリーのイベントに相応しい注目に値する発表!!!
・・・しかしご存知のように、昨今の予期せぬ世界状況によって、時計業界全体が様々な面でのスケジュール調整を余儀なくされている現状なので、現段階ではそれはまだ想像していただくことしかできないのだが、しかしマジな話、今年のピアジェにはかなり驚かされるに違いない!!



以下、このイベントに関するピアジェの公式リリースを添付しておく。



ピアジェ、ウォッチメイキングの歴史と未来を紐解くイベント「THE 9P SOCIETY」 を開催

スイスのウォッチ&ジュエリーメゾン、ピアジェは「THE 9P SOCIETY」と題したウォッチイベントを、港区南麻布のプライベートレジデンス(游庵)で開催しました。
ピアジェが創業以来培ってきたウォッチメイキングの歴史を紐解く同イベントでは、1957年に発表しセンセーションを起こした薄さわずか2mmの薄型キャリバー「9P」とそれに続く「12P」を搭載したアーカイブピースを始め、その後継となるムーブメントを搭載した現行のモデルが多数揃い、ウォッチムーブメントのパーツを模したディスプレイ台に展示され世界観を演出しました。
薄型時計のスペシャリストとして革新的なムーブメントを次々と誕生させ、夢を現実に変えてきたメゾンの軌跡をたどる貴重な一日となりました。

一日の最後をしめくくる「THE 9P SOCIETY」ディナーイベントには、ピアジェが創業以来掲げてきた信条である “常に求められる以上に良いものをつくる” という価値観を持つ仲間たち、そしてその価値観を共有する錚々たる顔ぶれが終結。
俳優で映画監督の奥田瑛二さん、喜多流能楽師の塩津圭介さん、建築家の石上純也さん、現代美術作家の大巻伸嗣さん、アート・ディレクターのローラン・グナシアさん、モデルの国木田彩良さん、福士リナさん、DJでミュージシャンのマドモアゼル・ユリアさんなど、各方面の第一線で活躍する方々が一堂に会し、イヴ・ピアジェが1960年代に提唱し、創業以来ピアジェが培ってきたウォッチメイキングの歴史や複雑時計の数々を楽しむ華やかな夜となりました。


奥田瑛二さん


国木田彩良さん


福士リナさん


マドモアゼル・ユリアさん


塩津圭介さん


ローラン・グナシアさん


大巻伸嗣さん


石上純也さん
        

左から、福士リナさん、 リシュモン ジャパン ピアジェ ブランド CEO アレクシ・ペロトン、 マドモアゼル・ユリアさん


左から、奥田瑛二さん、国木田彩良さん
(C)Piaget 2020


【ピアジェ オフィシャルサイト】

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