ジャケ・ドロー 2020年新作 ケース径41mmになった「グラン・セコンド カンティエーム」実機レポート
By : CC Fanすでに発表されているジャケ・ドローの2020年新作、グラン・セコンド カンティエーム。
今まで43mmと39mmで展開されていたケースを新設計したケース径41mmが登場、レッドゴールドケース4モデル、ステンレススティールケース5の9バリエーションが一気に発表されました。
今回、バーガンディエナメルを除く8バリエーションを一気に拝見する機会がありましたので、レポートします。
左から、アントラサイトエナメル、ダークブルーエナメル、アイボリーエナメル。
ジャケ・ドローのアイコニックなデザイン、8の字を象ったグラン・セコンド(大きな秒針)に、セコンドと同軸のポインターデイトを配したデザインです。
高温焼成エナメルとデイトのインデックス部分の磨き上げられた金属部分が好コントラストです。
ケース径41mmになり、ムーブメントとケースのバランスがより向上したように感じました。
自動巻きローターがグラン・セコンド スケルトンで使われているような大きく抜いたデザインに変更され、よりムーブメントの詳細を遮ることなく堪能することができます。
アントラサイトエナメルの”艶”は伝わりますでしょうか。
エナメルとは思えないほどの平面度がありながら、表面の艶は間違いなくエナメル。
ポインターデイトも控えめでグラン・セコンドにうまく溶け合っています。
光の当たり方次第では別の表情を見せます。
41mmはユニセックスなサイズで、男女両方に使いやすいサイズではないでしょうか。
ダークブルーエナメルはうまく取れなかったのでリストショットのみで。
ほとんど黒のように見えるエナメルの中で、わずかに青さを感じます。
定番のアイボリーエナメル。
金属リングとエナメルの光り方のコントラストが映えます。
スウォッチ グループのエナメルのさきがけであるジャケ・ドロー、現在でも独自の生産体制をとっており、エナメルはスウォッチ グループ社内生産しているそうです。
特にグラン・セコンドは余白が多いデザインで、その部分でエナメルのクオリティがもろに見えてしまうため、より難易度が高いと言えそうです。
アイボリーだけではなく、カラーエナメルも使いこなすジャケ・ドローの技術はますます進化しているようです。
ステンレススティールケースに金属文字盤の5バリエーション。
左からサンドブラスト仕上げしたチタニウムグレー、サンドブラスト仕上げしたシルバー、マットブラック、アントラサイトサンレイサテンブラッシュ、シルバーです。
名前の通り、サンドブラストは細かい粒子を当てて梨地に仕上げ、サンレイサテンブラッシュは金属ブラシによってサテン仕上げになっています。
シルバーはよりトラディショナルなローマンインデックス、それ以外はモダンなスポーティーさのバーインデックスです。
今回拝見した中で一番好印象だった、サンドブラスト仕上げしたチタニウムグレー、梨地のチタンっぽいグレーとブルーカラーのコントラストが写真で見るよりも鮮やかで、光の当たり方で面白い見え方になります。
これは是非実機を見ていただきたい。
独特のデザインで「我が道」を行くジャケ・ドロー、今回41mm化でより広い層に訴求するようになりましたが、言葉や理論より感覚で惹かれたら…と言う性質の作品だと思います。
【お問い合わせ】
ジャケ・ドロー ブティック銀座 03-6254-7288
WEBSITE:www.jaquet-droz.com
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