IWCの「タイム・ウェル・シェアード」、コロナ禍の中で時間を最大限活用し、互いにつながり合い続けることで、人々を楽しませ、サポートし、勇気づける試みに日本のオリジナルプログラムも参加

 By : KITAMURA(a-ls)




ファンおよびそのシェアを世界中に持っている時計ブランドにとって、2020年の世界的なコロナ禍は、国籍も年代も性別も超え、それこそブランドに関わる世界中のあらゆる人々と共有しなければならない問題を提示している。

いくつかのブランドでは、医療機関や関連する国際的機関などへの寄付を声明したり、個別なリモートイベントを企画するなど、それぞれの活動を行っているが、そんな中、いち早く、そうした対応を組織化して、ブランドやアンバサダーやパートナーが一丸となって、コロナ禍に取り組む姿勢を鮮明しているブランドがある。
それがIWCの「タイム・ウェル・シェアード」だ。

まず、ブランドの資料からこの取り組みをみてみよう。



【タイム・ウェル・シェアードについて】



世界が健康危機に直面する中、世界各国のIWC ファミリーがともに立ち上がり、「 タイム・ウェル・シェアード 」をスタートさせました。これは、 IWC の社員 、 ブランドアンバサダー、そしてパートナーがデジタルチャネルを通して、時間、知識、経験、情熱を分かち合おうとする取り組みです。その目的は、時間を最大限活用し、互いにつながり合い、関わり合い続けることで、人々を楽しませ、サポートし、勇気づけることにあります。

こうした先が見えない状況の中、世界各国のIWCファ ミリーのメンバーが団結し、「TIME WELL SHARED」という 名の取り組みを立ち上げました。
すべてのコンテンツには任意の寄付ボタンが付いていますが、まずIWC が寄付を行います。そして IWC は、集まった寄付金でセーブ・ザ・チルドレンをサポートしていきます。
セーブ・ザ・チルドレンは、ウイルスの被害に見舞われた国々の子どもたちや家族を守るプログラムを強化し、国民健康制度の支援を増大し、子供たちの心理社会的サポートの方法に対する親や介護者の意識啓発を行っています。

「タイム・ウェル・シェアード 」のもう一つの重要な柱となるのが 、 Good Tutors Finder のウェブサイトを通じて学童とその親を支援する 個人ボランティアプログラムです 。
従業員が自身の空き時間に、個人的かつ自発的なものとしてオンラインで学童に基礎教科のサポート個人指導を行うことが奨励されています。
Good Tutors Finder のウェブサイト http://goodtutorsfinder.ch/iwc

タイム・ウェル・シェアード(time well shared )の取り組みについての詳細情報は、iwc family unites for time well shared jp/ からご覧いただけます。https://press.iwc.com/global

 IWCは、 現在の世界的な危機の中で人々を勇気づける 「タイム・ウェル・シェアード」構想の一環として、さまざまな活動を世界各国でおこなっています。
(以上、IWC資料より引用)



うん、なかなか素敵な取り組みではないだろうか。

現在まで、このタイム・ウェル・シェアード(TIME WELL SHARED)のために世界各国のIWCファミリーが集結しているが、我が日本からも、下記の2本のプログラムが決定している。

■アルピニスト 野口 健 親子共演 トレーニング動画(7月24日スポーツの日に配信開始)
■パティシエ 鎧塚 俊彦氏 美味しい簡単スフレのレシピ動画(8月中旬予定)


●野口親子

アルピニストの野口健氏と長女の絵子さんが親子で参加した野口親子のケースは、長女の絵子さんがいたニュージーランドがロックダウンの措置をとり日本に帰国できない状況にあるため、リモートによる競演という、まさにコロナ禍による不自由を背景としてのものだが、ユーモラスな親子のコミュニケーションと、自宅でできるトレーニングを紹介してくれている。



日本全国で、それぞれの立場でそれぞれの大変な思いをされています。少しでも明るく、健康的に過ごす一助になればうれしいです。(健氏)」



長いロックダウンで、日本に戻れないですが、気持ちだけでも前向きになれるように、日々トレーニングをしています。山に登れるようになったら、登れる幸せを存分に満喫したいと思います。(絵子さん)」



また、IWCの本社があるスイスのシャフハウゼンで修行された、パティシエの鎧塚俊彦さんは、自宅で簡単にできる本格スイーツ「スフレ」レシピの動画を8月に公開予定だ。



鎧塚さんからのコメント。
皆さんがご自宅で、スイーツを作っていらっしゃると聞いて、簡単で、材料がそろうもの。そこでこのスフレを紹介したいと思いました。夢中に作ることでストレス解消、甘いものを食べて、小さな幸福感を味わっていただけたらいいなと思います。」



鎧塚さんといえば、

奥様の川島なお美さんが亡くなられたときに自身のSNSに書かれていたことを思い出す。

毎年工夫を凝らして女房が仕掛けてきたバースデーサプライズ。
出張中のマレーシアまで内緒できた事もありました。
深夜に帰宅すると落合シェフや菰ちゃんらがベランダに隠れていた事もありました。
今年も亡くなる前日までサプライズパーティーを企画してくれていました。
50歳の記念に友人50人で祝いたいと・・
...
最後の最期まで女房はサプライズを仕掛けてくれました。
たくさんの仲間に囲まれながら
女房最期のプレゼントは私が大好きなIWCの腕時計でした。
裏にはTo Toshi from Naomiの刻印が・・



まさに生粋のIWCパートナーである鎧塚さん、こうした方々の協力で、この「タイム・ウェル・シェアード」構想は成り立っているのだ。

もちろん、世界各国でもそれぞれの活動が行なわれており、たとえば、各国のブランドアンバサダーが「星の王子様」の小説のさまざまな部分の抜粋を朗読するというものもある。


●IWCオフィシャルページより

たしかに、『星の王子さま』でサンテグジュペリが取り上げているテーマや感情はこの困難な時期を乗り越えるためのシンパシーに通じるところがあると思う。
(註:IWC は長年にわたり アントワーヌ・ド・サンテグジュペリの子孫との親交を温め、2009年にこのフランスの有名なパイロット・作家の人道主義者としての価値を世に残すアントワーヌ・ド・サンテグジュペリ・ユース財団のパートナーとなっています)

このように、ブランドとしてそして同じものを趣味とする個人としての積極的なメッセージをシェアしながら、一緒にこの厳しい時期を乗り越えるためのコミュニティを構築していく試みは、すごく人間らしくて希望が感じられる。
「タイム・ウェル・シェアード」が、大きく強い流れとなっていくことを期待したい。




【参考】
アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ・ユース財団について
フランス財団の支援の下に運営されているアントワーヌ・ド・サンテグジュペリ・ユース財団 www.fasej.org は、 この有名なフ
ランス人作家・パイロットの親族と、彼を文学、科学、航空宇宙分野において信奉する人々により創設されました。当財団は サンテグジュペリ の 遺業を称え、その普遍的な人道的価値を伝え、平和と団結 、自己成長への挑戦、環境への先駆的な取り組み のメッセージを フランス国内外における地域社会の最も若い人々に 広めることで、 その仕事を引き継いでいます。
当財団は、作家であり飛行士である彼が我々に対し、仲間である人類への尊敬、文化的多様性、団結、友愛、約束および個人の責任に基づく社会を築くように希望を与えてくれた時の精神に忠実に従います。 識字率を向上することを目的とする当財団の教育、文化面での慈善的な取り組みは 、青少年の日常生活を向上させ、よりよい未来に向けてのスキルを習得する手助けとなるように進められています。


IWCシャフハウゼン
1868年、米国の時計技師であり、起業家でもあったフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズはボストンからスイスへ渡り、シャ
フハウゼンに「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」を設立しました。彼が描いた夢は、先進的なアメリカの製造方法とスイスの時計技師たちが持つ優れた職人技を組み合わせ、その時代の最高の懐中時計を作ることでした。そして彼はIWC の独創的なエ ンジニアリング手法の基 礎を築き上げ、スイスの地で機械式時計の集中生産を確立しました。
IWCシャフハウゼンは 150 年にわたる歴史の中で、正確 かつ頑丈で、顧客にとって使いやすいクロノグラフやカレンダーなどの機能を組み合わせた時計を生み出すことで高い名声を得てきました。また IWC は、チタンやセ ラミックなどの素材の先駆者であり、チタンアルミやセラタニウム ® などの先進的な素材を用いたテクニカルウォッチケースの製造もおこなっています。華美な装飾よりも「形態は機能に従う」という原則を優先するスイス時計メーカーとして、時代を超越した製品への思いは、まさに人生を旅するオーナーたちの夢と志を体現しています。
IWCは、責任を持って素材を調達し、環境への影響を最 小限に抑える措置を講じながら、何世代にもわたり受け継がれる持続可能な時計を生み出しています。また、すべての従業員に快適な職場環境を提供し、誇りをもって未来を担う時計職人とエンジニアたちへのトレーニングを実施しています。さらに、 IWC は子供たちと青少年への支援に向けて世界的に活動している組織とも提携しています。


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