DAIZOH MAKIHARA(牧原大造・AHCI準会員)が、新作『花鳥風月』を発表!

 By : KITAMURA(a-ls)



DAIZOH MAKIHARA(牧原大造・AHCI準会員)、新作『花鳥風月』を発表!


日本の伝統美をそのウォッチメイキングに傾注した作品「菊繋ぎ紋 桜」を発表し、 
(参考→ https://watch-media-online.com/blogs/2256/
昨年の3月24日に、独立時計師アカデミー、AHCI(Académie Horlogère Des Créateurs Indépendants)メンバーから準会員に推挙された牧原大造(DAIZOH MAKIHARA)氏が、待望の新作を発表した!

作品タイトルは『花鳥風月』。

『花鳥風月』とは、日本人の感性に脈々と流れる美意識の中の、特に"自然の風景"を表す際に用いられる四文字で、人々がこれに感じ入るとき、そこには"風流"という感覚が生じる。



文字盤は、前作でも好評だった日本伝統工芸の江戸切子製で、おしどりのメジロと桜が描かれているが、切子から透けて見られる時計機構の全体で"花鳥風月”を表現する大作である。

資料によれば、10時位置の花が24時間で、2時位置の花が12時間で、それぞれの花弁が瞬間的に閉じるというオートマタ機構を採用。



また、6時位置には122年に1日の誤差というムーンフェイズの月が浮かび、



ムーブメント地板には古来からの伝統紋様である麻の葉紋が彫金されている。



まだ実機を拝見していないので、迂闊なことは言えないが、前例のない域にまで達した明治期の日本工芸作家たち、七宝焼の”ふたりナミカワ”並河靖之・濤川惣助、金工の正阿弥勝義・加納夏雄・海野勝眠、漆工・蒔絵の柴田是真・白山松哉・赤塚自得、自在置物の高瀬好山、真葛焼の宮川香山などが心血を注いだ超絶な宇宙に、どこか通づる物を感じる。


【仕様】
DAIZOH MAKIHARA 『花鳥風月』

ケース:ステンレススチールケース
文字盤:江戸切子仕様「目白と桜」
針:手作業による青焼き、ブルースチール針
ベルトおよび尾錠:クロコダイルベルト、SS尾錠


ムーブメント:手巻き(Cal.DM 02)
 ・花弁自動開閉機構=24時間(10時位置)・12時間(2時位置)かけて開閉
 ・パーペチュアルムーンフェイズ(122年に1日の誤差)
 ・ハンドエングレービングによる麻の葉模様 (表裏共)
石数:25石
振動数:18,000振動/時
直径:42mm
防水:日常生活防水 



【問い合わせ】
www.daizohmakihara.jp