モリッツ・グロスマンが「GMTギョーシェ グリーン」と「GMTギョーシェ オレンジ」を発表~各8本のみの新たな世界限定モデル
From : Moritz Grossmann (モリッツ・グロスマン )モリッツ・グロスマンが新たな世界限定モデル~「GMTギョーシェ グリーン」と「GMTギョーシェ オレンジ」を発表
モリッツ・グロスマンは伝統的なギョーシェダイヤルにカラーコーティングを施した世界限定モデル、「GMTギョーシェ グリーン」と「GMTギョーシェ オレンジ」を発表します。新しいリミテッドモデルのダイヤルカラーは世界を巡る旅の中で目にする景色の彩りをイメージしています。牧草地や海といった広大な自然を思わせるグリーンと、太陽がもたらす安らぎをイメージさせるオレンジがギョーシェダイヤルの美しさを引き立てます。クラシックで機能的なデザインを用いたGMT機構により、一目でローカルタイムとホームタイムの2つの時刻を読み取ることができます。
機能的なセカンドタイムゾーン表示
時計の外周には24時間表示が印字されており、視認性の高いアロー型の針がセカンドタイムゾーンの時刻を指し示します。10時位置に設けたもう一つのリュウズを操作し、外周に沿って動くアロー型の針を進み・戻り両方向へ瞬時に調整することができます。

セカンドタイムゾーン時刻調整時にはダイヤル中央に表示されるローカルタイムの輪列は切り離され、その操作の影響を受けません。ローカルタイムの輪列の動きは複雑な機構を通じて外周の24時間表示針へ伝わり、それによりセカンドタイムも連動して進みます。

魅力的なダイヤルカラー
ダイヤルに施された精巧なギョーシェ彫りを華やかなカラーコーティングが彩ります。伝統的なギョーシェマシンを用いて繊細な曲線が織りなす幾何学模様をダイヤルに刻みます。刻印される線の深さと間隔を一定に保つには集中力と正確な目測が必要となり、高度な技術が要求されます。ギョーシェ彫りの均整の取れた完璧な仕上げを実現できるのは古典的なプロセスを持つ伝統技法しかありません。繊細な刻印模様はダイヤモンドを用いて研磨されダイヤルに魅力的な光沢をもたらします。

ギョーシェ彫りが施されたダイヤルの表面にはカラーコーティングが施され、グリーンとオレンジの色彩がそれぞれ光の当たる角度に応じて水面に反射する光のように輝きます。

手仕上げされた針も全体のバランスを整え、さらに洗練されたものへと仕上げています。ランセット型の自社製針はグリーンダイヤル用にブルーに焼き戻されており、オレンジダイヤルには丁寧にポリッシュ仕上げを施した針をセッティングしています。


自社製キャリバー100.8
GMTには自社製キャリバー100.8が搭載されています。ケースバック側からは3分の2プレートを備えた支柱構造、平型ネジ留め式の盛り上がったゴールドシャトン、グロスマン製精密調整ネジを備えた緩急針など、モリッツ・グロスマンの特徴的なムーブメントを見ることができます。

キャリバー100.8では、セカンドタイムゾーン表示機構はダイヤル側に取り付けられています。ローカルタイムの時針が取り付けられた筒車と接する中間車を通して、セカンドタイムゾーン表示の外周リングに輪列の動きが伝わりダイヤルの外周にセッティングされたアロー型の針を進めます。10時位置にあるもう一つのリュウズ操作により、いつでもセカンドタイムゾーンの調整が可能です。アロー型の針はラチェット機構の歯車により精密に制御されており、外周に記された時刻を正確に読み取ることが出来ます。

世界限定各8本のリミテッドモデル
GMTギョーシェ グリーンとGMTギョーシェ オレンジはそれぞれ各8本の世界限定モデルです。どちらのモデルにもブラックアリゲーターストラップを合わせています。

【仕様】
GMTギョーシェ グリーン
GMT Guilloche green
Ref. MG-003892
価格 :予価¥10,450,000 (税込)
限定数:世界限定8本
ダイヤル:シルバー製、ギョーシェ彫りを施したグリーン
・針:ブルーに焼き戻したスチール

GMTギョーシェ オレンジ
GMT Guilloche orange
Ref. MG-003890
価格:予価¥10,450,000 (税込)
限定数:世界限定8本
ダイヤル:シルバー製、ギョーシェ彫りを施したオレンジ
・針:スチール製、ポリッシュ仕上げ

[共通]
ケース:ステンレススチール/スリーピース
・ケースサイズ:直径41.0 mm/厚さ11.85 mm
・風防:片面反射防止加工をしたサファイアクリスタル
ムーブメント:自社製キャリバー100.8(手巻き)
・5姿勢調整
・部品数:253個
・石数:26石(うち3個はネジ留め式ゴールドシャトンに使用)
・脱進機 アンクル脱進機
・調速機 質量ネジ4本および調節ネジ2本を装着した耐震軸受式グロスマン製テンプ
・ニヴァロックス1ヒゲゼンマイ(ブレゲタイプ80番、ゲルステンベルガー案に基づく)を下側に設置
・テンプ 直径14.2mm
・テンプ振動数: 18,000振動/時
・パワーリザーブ:完全巻き上げ状態から約42時間
・機能:時、分、ストップセコンド機能搭載スモールセコンド、GMT機能
・グロスマン製プッシャー付き手巻き機構
・ムーブメントサイズ:直径36.4 mm/厚さ5.55 mm
操作:リュウズ2個 ステンレススチール(巻き上げ・時刻調整用/セカンドタイム設定用)
・プッシャーステンレススチール(時計リスタート用)
ダイヤル:シルバー無垢、ギョーシェ彫りを施したダイヤル
・針 手仕上げ、ブルーに焼き戻したスチールまたはポリッシュ仕上げスチール
ストラップ:手縫い、アリゲーターストラップ、ステンレススチール製ピンバックル

[特徴]グロスマン製テンプ/針合わせファンクション解除・時計リスタート用プッシャー/24時間表示のセカンドタイムゾーン(外周回転式インジゲーター)/10時位置の個別リュウズによる前後調整可能なセカンドタイム機能/小型化したグラスヒュッテ式コハゼ装置(改良型戻し機能付き)/段差式テンプ受け、グロスマン製精密調整ネジによる緩急調整装置/表面処理をしない洋銀製3分の2プレートおよび支柱構造、3分の2プレート・テンプ受け・ガンギ車受けのハンドエングレービング/幅広のグラスヒュッテ・ストライプ模様、角穴車の3段サンバースト模様/平型ネジ留め式の盛り上がったゴールドシャトン/個別に取り外し可能なクラッチ式巻き上げ機構/針合わせ用ストップセコンド機能
【お問い合わせ】
モリッツ・グロスマン・ジャパン株式会社
東京都文京区小石川4-15-9
Tel: 03-5615‐8185
Fax: 03-5615‐8186
[モリッツ・グロスマン]
モリッツ・グロスマンは1826年にドレスデンに生まれ、偉大なドイツ人時計職人たちにおいて先駆者とみなされます。若く才能に恵まれた時計職人であったグロスマンは、友人のアドルフ・ランゲの説得により1854年に自身の工房をグラスヒュッテに設立しました。評価の高い時計企業を運営する一方で、グロスマンは政治的・社会的な活動に努め、1878年にはドイツ時計学校を設立します。1885年にモリッツ・グロスマンは突然亡くなり、彼の死とともに時計マニュファクチュールも解体されました。
このモリッツ・グロスマンの伝統的な時計作りが2008年に復活しました。時計師クリスティーネ・フッターが、かつてグラスヒュッテの時計ブランドであった「モリッツ・グロスマン」に出会い、その商標を取得し、構想を練り、素晴らしく繊細な腕時計とともに残された120年前のグロスマンの遺産を受け継いだのです。そして、個人の時計愛好家からの支援によって2008年11月11日にグロスマン・ウーレン社がグラスヒュッテに設立されました。今日のグロスマンの時計師は、歴史的な部分を単に模倣するのではなく、新たな伝統を作り上げています。モリッツ・グロスマンは、革新と卓越した技能を基に、伝統的であると同時に最新の仕上げ技術と高品質の素材を使い、時計作りにおける「新しい時代の原点」を創り出します。
www.grossmann-uhren.com
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